40年前の棋譜

2017年05月16日 22:06

棋友土屋さんから、「面白いものが手に入ったので添付するが、ざっと見てどなたの碁か、おわかりになりますか」、と棋譜が届いた。一度並べたら見たことがある、と感じた。二度並べて「デジャヴュ(既視感)っぽいですね。昔右下の定石が好きで打っていた記憶があります」と感想を送った。「約40年前、昭和52年の第1回東西対抗戦の2回戦、山下さんと金沢敏成さん(金沢盛栄・東栄兄弟のお父三)との一局です」、と種明かしをしてくれた。そう明かされて棋譜を改めて並べてみると、対局中の気持ちが思い出される。あの頃は妙に自信があり、県代表クラスでも名前を知られていない人には負けない、と思っていて、最後には勝てると思って打っていた。40年前のことが昨日のことのように脳裏に浮かんでくる。囲碁は一局打てば百年の知己を得る、とも言うが、昔の人はよく言ったものだ。
棋譜

第41回全国高校囲碁選手権千葉県大会

2017年05月14日 22:42

第41回全国高校囲碁選手権千葉県大会に応援に行っ
た。山下塾生OBが4人、OGが1人出場している。いつもの会場、千葉県教育会館5階は生徒、付添の先生、応援父兄で溢れている。参加人数は25校110名である。今年特に目立ったのは18級の参加者が全体の3割以上を占めていることである。新しく囲碁を始めた生徒たちである。結果は男女ともに山下塾OB、OGの佐々木海君と宮城千穂君が優勝した。この千穂君という子は孫である。どんなジャンルでも大会で全勝優勝するのは並大抵なことではなく、抜けて努力した結果の表れである。男子は佐々木君のほか塾生OB井口達哉君が5位、遠入身延君が6位である。5位の井口君は今夏宮城県で開催される全国高校総合文化祭に出場出来る。加えて塾生ではないが時々指導している生徒の活躍もあり、応援に出向いた甲斐があった。8月の全国大会に出場する男子の佐々木、財前両君と千穂の特訓をして優勝を目指してもらおう。
千高囲碁

Master秘術72

2017年05月13日 22:54

慶大囲碁部後輩の鈴木達夫さんから「Master秘術72」の坂井藤一さんが翻訳した文章が届いたのが4月15日である。AI囲碁に興味を持っている自分にとっては何よりの読み物であった。だが自分だけ面白がっているだけでは勿体ないので、その日のうちに一般の囲碁ファンに向けてもっと読みやすく面白いものにしてほしい、と土屋弘明さんに頼んだ。WEB上で公表できるように作られたのが4月25日である。土屋さんから「囲棋天地」范廷鈺九段と坂井さん二人の認諾を頂ければWEB上でオープンにできると申し出があった。かねて知己のある孔礼文さんにメールでお願いしたら、運のよいことに孔さんは中国に居て翌日両者の認諾を得、普及に役立ててほしい、とメールを頂いた。こんなにトントン拍子に進んだことは珍しい。記念して関係者鈴木、坂井、土屋、氣賀、山下五人で集まった。談論風発、新しい仲間の誕生である。因みに「Master秘術 72」はWEB上にオープンして既に8000人が読んでいる。

お知らせ

2017年05月10日 23:37

昨日、この欄で山下塾生OBで県代表になったのは中川道君が最初、と書いたが、Tさんから2009年に塾生OBの兼坂修平君が千葉県アマ名人になっている、と知らせてくれた。そう言えば全国大会で2回勝ち、ベスト16に入っている。山下塾出身者で初めてのことなので中川君の激励会をしようとOBOG諸君に触れを出す直前だったので、助かった。先月末の「Masterの秘術72」でも岡崎正博氏から現情報の誤りのご指摘を頂き、土屋さんの「Masterの秘術72」が正確な文章と記録になった。ネット上でよく炎上、と聞くが善意の方からの指摘で正確になることも多々あると知りネット上の書き手の片割れとして安心感が持てた。今日INGOで対局しているKさんが大昔の「棋道」(日本棋院発行の囲碁雑誌)に菊池康郎さんが優勝したとき、東京都代表で山下功の名前が出ている、と知らせてくれた。千葉県に引っ越す前に一度東京都代表になったことが記憶にある。記事のコピーを送ってもらうように頼んだ。
石

県代表

2017年05月08日 22:41

山下塾OB.・OGで大西研也さん、牛栄子さんがプロ棋士になったが、アマチュアの囲碁大会で県代表になった塾出身者はいなかった。今年の千葉県アマ名人戦で山下塾生一人とOB二人が予選を通過して県大会に進んでいた。その一人、中川道君が優勝した。脳科学者の父と言われるサンチャゴ・ラモン・カハールは「教師の最も純粋な栄光は自分に続く弟子を育てることではなく、自分を越える賢人を育てることにある」と述べている。この言を引っ張り出さなくても、まさに塾長冥利に尽きる優勝である。中川君以外にも自分を越えそうなOB・OGが何人かいる。喜ばせてもらうことが多くなりそうである。
道

囲碁の申し子

2017年05月06日 22:37

昨年放映された囲碁フォーカスを見て、年末恒例のオール早慶戦に来て縁のできた「囲碁の申し子」が山下塾を見学に来た。縁が出来てからINGO(ingo-web)で対局し、TIY問題集を出したりして棋力のほうは掴めている。塾生トップ4人と打たせたが、塾生にはいい刺激になったであろう。5歳余の幼稚園年長児で六段の棋力はある。私とはネット上でこれからも縁がつながっていく。都心に住んでいるので小学生になった時にいい教室に巡り合えるであろう。今は感じるままに打っているが、ここぞ、というところで手が止まるようになると大化けしそうな感じである。
1山下塾

神明幼稚園保護者囲碁の会

2017年05月01日 21:47

今学期初めての神明幼稚園保護者囲碁の会である。ゴールデンウイークながら14名が参加した。年小組の保護者が入って来たのは珍しい。アタリの問題を取り組んでもらうと理解度がわかる。赤ちゃん連れのOさんが意外に一番早かった。10面打ちで指導してみると、この人がしっかりした碁を打つ。今やいろいろな囲碁アプリがあるのでそれで練習していたのであろう。この会ではHさんが抜けて強い。HさんにいいライバルになるからINGO(ingo-web)での対局と問題集への取り組みにOさんを誘うように伝えた。核となる人が何人か出てくると、この囲碁の会も育つであろう。

特訓

2017年04月30日 22:42

千葉県小中学校囲碁団体戦が6月25日に開催される予定である。昨年山下塾生が参加するチームの特訓として学校、町会の会館を使用させてもらい何回指導を行った。今年は山下塾に集まってもらうことにした。幼稚園児から高校生まで20数人が集まった。塾生保護者がチーム編成とリーグ戦の組み合わせ、進行を受け持ってくれた。いつもしている指導対局を今日はしなかったので、チーム力と一人一人の碁を見ることができた。チームとして力をつけるには個人の力を上げることが必要である。個人別に伝えたいことはつかめた。団体戦に続いて個人戦も開催される。全国大会に出場する塾生を出せるように、ここしばらく取り組んでみよう。

Master秘術72

2017年04月29日 23:59

慶大囲碁部後輩の鈴木君から「Master秘術 72」の文章が届いた。中国の囲碁雑誌「囲棋天地」1月15日号の「AlphaGo七十二変」范廷鈺九段の解説文を鈴木君の友人坂井藤一氏が日本語に翻訳した文章である。昨年末から今年年初にかけてAlphaGoが60連勝した棋譜の序盤・中盤・終盤の順に解説してある。これ自体面白く有益なことである。この素材をよりおいしく料理してくれるのは自分の知る限り土屋弘明さんしかいない。思った通りあっという間に料理して食卓にのせてくれた。これを公開するには訳者の坂井氏、なかんずく范手鈺九段に認諾を頂かなくてはならない。日中交流特命棋士に任命されている孔令文七段に范九段、「囲棋天地」に認諾をお願いするメールを送ったところ、たまたま中国におられ了解を取っていただいた。プロ、アマを問わず、「AlphaGo」の理解は、囲碁の無限の広がりを予感させる。
ご参照あれhttp://go-en.com/master72/

フリースクール

2017年04月26日 22:30

フリースクールの囲碁指導をして2年目である。月に1回の指導であるが毎週来てくれるサポーターがいる。目標だった東京都中学校囲碁大会の個人戦に二人出場した。初めて付き添いをした先生は、囲碁大会の参加者の局後感想戦の雰囲気に感銘したらしい。中学生ともなると局後の検討を熱心にやる。これは見慣れた風景である。今まで相手を負かそうと戦っていた二人の局後の検討を、初めて目にした人には不思議、にうつるのであろう。今年の目標は団体戦で出場することである。新入生を勧誘するよう話しておいた。先週一人来たらしい。今日は二人来ている。全く初めての囲碁であるが、さすが中学生ともなると呑み込みが早い。9路盤での初対局は1時間ほどかかったが、終局まで打てた。団体戦は5月末である。この二人を何とか19路盤で打てるようにしなければならない。INGO(ingo-web)に誘ったら早速会員になってくれた。今日からINGOで13路盤を経てひと月で19路盤に進めるか、ここは腕の見せ所である。
初対局とは思えない終局図
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