fc2ブログ

薬円台小囲碁クラブ

2023年02月15日 22:20

野田佳彦元首相は長らく指導に行っている薬円台小の卒業生である、というのもたまたまにしても嬉しいことである。今日は年間6回の囲碁クラブ最終日である。今年の24名のクラブ員はこれまで指導した年度の中で一番囲碁の理解が進んでいる。これまでは最後の2回で全員のリーグ戦を行ってきた。今年は4年生から6年生の全員でのリーグ戦を4回戦打たせることにした。欠席者がいるので40局対局できた。不慣れで勝敗がつけられなくてジャンケンで決めることになると思っていたが何と全局コミ6目半の勝負がついた。今年の担任の先生はパソコンが得手でスイス方式の組み方を最初に説明したら子供たちの組み合わせを全てやってもらえたのもスムーズにできた要因である。表彰も1位から3位までと飛び賞として5位10位15位20位とパソコンですんなりできたのである。

ペア碁

2023年02月13日 22:23

恵比寿ガーデンプレイスに久々来た。併設のジュニアペア碁には山下塾のヒロキ親子ペアが参加している。大盤解説前にはかなりの客がつめていて趙治勲、吉原由香里の解説は大うけであった。昔から連碁はあったが、ペアを組んで囲碁を打つというのは画期的で、この日本発祥のペア碁はいまや世界に広がっている。ペアと言うからには男女の組み合わせが普通だが他にも色々な組み合わせが可能である。ペア碁では相手の手を考えるだけでなくペアを組んだ味方の手の意味を考える必要がある。その分一局の手を考える幅が広がっている。自分と組んだパートナーの棋力、棋風を考えて自分の手を選ぶのは楽しいのでペア碁は得意である。ペア碁ではその局面の最善手を選ぶのではなく自分の打った手、相手が打ち返してくる手に自分のパートナーがどんな手を打つか推察して打つのである。そこが面白いところだが、それにはパートナーを早く理解することが肝要である。

アイウイル同窓会

2023年02月12日 23:13

32年続いているアイウイル経営者養成研修の同窓会に出席した。2年に一回行われていたが、コロナ禍で3年ぶりの開催である。この研修に全国から集まっている研修生はこれまでに400名余になるであろう。自分は「囲碁と経営」を担当して13年になる。会場はグランドプリンスホテル新高輪天平の間で100名の参加である。研修の成果で卒業生は姿勢を正して大声で発表することが身に付いているから、各期の代表が壇上で近況報告や社長就任の弁やらを腹からの声で述べている。聞いていてすこぶる気持ちが良い。新型コロナ流行以来、囲碁指導の最後にさせていた大声を出しての論語の素読は控えてきたが、再開せよ、と気づかせてもくれたのである。

P2120257.jpg

子供囲碁大会会場予約

2023年02月09日 22:10

千葉県の子供の囲碁大会を開催するのに一番の難点は会場確保である。大会を開催するには公共的な会場を予約しなければならない。これらの施設は申し込みの団体が重なった場合は抽選で決める。だが抽選日から募集をしたのでは大会開催は間に合わない。だから事前予約をしたいのである。これまでの実績から一つの会場で年に一回は可能性があるが二回は殆ど認められない。八千代市総合生涯学習プラザからNPO法人囲碁文化継承の会に施設利用団体登録の案内が来た。これまでの八千代市での活動が認められたのである。八千代市には公共施設で囲碁大会開催に向いているところが幾つかある。このたび利用団体登録を申し込み仮登録が出来た。学習プラザに行って手続きすれば本登録が完了である。こども囲碁大会会場確保の一助になるであろう。

支援募金

2023年02月07日 22:07

母校慶應義塾高等学校から野球部甲子園出場支援募金の通知が来た。塾高が95回記念全国選抜高等学校野球大会に出場するのは5年ぶり10回目である。開会式は3月18日である。この日は塾高棋道部が神奈川県高等学校囲碁大会で優勝して第17回全国高等学校囲碁選抜大会に出場する日でもある。野球部の主将は「日本一」、棋道部主将は「全国優勝」と目標を宣言している。野球と囲碁で母校が選抜大会に出場するなど滅多にあることではない。喜び勇んで郵便局に向かったのである。本来はどちらも大阪なので両方の応援に行きたい気持ちである。ところがこれまた千葉県地域交流囲碁大会を同じ19日に開催するのでネットとテレビでの応援である。

女流棋聖戦

2023年02月06日 22:58

夕方コナミスポーツで時々顔を合わせると挨拶する人から「中学生がタイトルを獲ったらしいですね」と声をかけられた。碁の話などしたことがない人から言われてびっくりした。新聞のNHKニュースの予告に仲邑菫の名前が載っているくらいだから女流棋聖戦の3番勝負の第3局は関心が高かったのであろう。上野愛咲美女流棋聖は昨年は54勝と全プロ棋士の中でトップの勝ち星を挙げている。女流だけの棋戦を加えた勝ち星を割り引いても今やトップ棋士である。仲邑菫挑戦者は第1局を力負けをして「やはり」と思ったが、第2局で驚異的な粘り勝ちをして流れが来たかと思わせた。第3局は読みの勝負となりハンマーパンチと言われる上野棋聖に力勝ちをした。局後のインタビュで「終盤の力が付いた」と感想を述べている。このタイトル獲得で大いに自信をつけたであろう。藤澤、上野の女流二強に肩を並べたのは間違いない。新しいヒロイン誕生は囲碁界にとりとても明るいニュースである。

Aが勝着か?
AI_20230208202637d5b.jpg

復塾

2023年02月06日 22:03

私立の中学校と高等学校の入試がそろそろ終わりである。国立大学は2次試験まで入れると来月末になるようである。今年は塾生と塾生OBの4人が受験生なので塾長としても結果が出るまで落ち着かない。一番早いのは中学校でヨシトが希望校に合格したと報告が来た。半年ほど山下塾を休塾していたのが今日オンライン山下塾に参加してきた。打ってみたところ、ある程度の段になっていると少しくらい囲碁を打たない期間があっても腕は落ちないことがわかった。好敵手のリクトが手ぐすねを引いて待っている。二人が久々の対局に熱中している様子を見て塾長も心が温まったのである。

卒園後の囲碁

2023年02月02日 22:57

S幼稚園での1年間6回の「囲碁の時間」最終回に本式ルールを教える。ここは園長と担任以外の先生が一緒にやるので園児たちは戸惑わずに打っている。ややこしい盤面では先生から声が掛かるので説明して進める。卒園式の予行演習というわけではないが一人一人に修了証を渡す。名前を呼ばれた園児は前に出てきて「ありがとうございます」と一礼する。コロナ前にはこの園で母親のための囲碁教室と在園児、卒園児を含めた囲碁教室を月に1回開いていた。コロナ前は卒園と同時に山下塾に入塾する子がいた。今山下塾の有力メンバーのリクトとユラはここの卒園児である。卒園後も囲碁を続けたい子のために日本棋院の「囲碁であそぼ」アプリと津田沼の土屋教室、そして山下塾のことを話しておきたい。そのパンフを土屋さんに作成してもらおうと考えている。

クローズアップ現代で女流囲碁棋士紹介

2023年01月31日 23:23

NHKのクローズアップ現代に女流棋士が取り上げられることはかなり前から熱心な囲碁ファンには伝わっている。取り上げられたのは女流棋聖戦の上野愛咲美と仲邑菫である。世界に後れを取っている日本囲碁界を若手棋士の登場により盛り上げる取り上げ方である。知っている人が何人も登場している。ゲストの藤澤里菜は若い棋士ばかりでなく95歳の棋士がいると紹介し、杉内壽子さんも登場した。上野はこれから幾度もタイトルを獲得するであろう。NHKに取り上げられたからには今期は仲邑菫のタイトル奪取が囲碁人気を盛り上げると期待している。6日の第3局は見逃せない

花蔵

2023年01月30日 22:13

慶大囲碁部OB「ほしの会」の締めの日である。会場は前回からニュー新橋ビルである。小ぶりな分静かで打ちやすい碁会所である。Nに一手ばったりの見損じ負け、Iには相手が一手ばったりの見損じ勝、単純な見損じが増えるのはちょっと警戒である。「ほしの会」はコロナ禍以来締めの会をしてこなかったがこのビルには飲み屋さんが地下1階から4階まで数多ある。幹事のKが下見をしてきた「花蔵」に入った。ママと女性と二人で20人は無理なくらいの狭い店でコロナをよく凌いだもの、と感じさせる店である。20年続いているこの店の人気ベスト3の料理は食べたら固定客で凌いできたことがよく納得できる味である。皆すっかり気に入ってしまったのである。ほしの会例会はこれまでより間違いなく1時間は帰宅が遅くなりそうである。

店のお守り
IMG_2426.jpg

小・中学校囲碁団体戦代表戦参加目標

2023年01月29日 23:02

コロナ禍の影響で現在山下塾は対面が月に1回、オンラインは週に3回開いている。伝えたいことがオンラインではなかなか意の通りには行かない。それでもオンラインに熱心に通ってくる塾生には進歩がみられる。3年続けての小・中学校団体戦全国大会の中止で塾生の所属する二つの小学校の有力選手が中学生になるのでチーム編成はできないと思っていた。ところが二つのチームの3番手の選手がこのところ急に棋力を上げてきたのである。まだ初段には手が届かないが4~5級くらいになってきた。今年こそは小・中学校団体戦の全国大会が催されると思うが、山下塾生二つの小学校で代表戦に参加できるチームに育ちそうである。Cちゃん、Rちゃん頑張れ!である。

スポット依田会

2023年01月28日 22:51

依田倶基さんを囲む会を棋友土屋さんが企画した。指導碁と解説会と懇親会と盛沢山である。1時から4面打ちを2回して依田理論の「アキ三角サカレ形理論」の質疑応答を1時間予定している。指導碁は一人4子局が下手があっさり勝利した。長手順になると下手はミスをするので勝てないのだが無理やり負かしに行かないのも一つの指導碁の打ち方である。アキ三角理論は素人にわかりやすい基準で盤面を捉える理論である。居酒屋での懇親会で依田さんの人柄がよく理解できた。トップ棋士特有の雰囲気は無論あるのだが、とてもオープンな話っぷりで親しめる人柄である。特に最近読んだ本がいまの境遇にぴったりで感銘を受けているとの話で参加者はみなその本を読もうという気になっている。出場停止明けの4月からの棋譜にはその本の影響でどんな碁の変貌を遂げているか楽しみである。

一人特訓

2023年01月27日 22:37

S小学校放課後に囲碁に参加している子で他の種目をやってからくるので囲碁の時間は半分しかない。囲碁はルールは簡単だが面白さをわかるまで壁がある。他の子に比べ理解は進んでいない。多分途中でやめるだろうと思っていたら2学期まで続いている。3学期に続ける?と聞くと続けるとのことである。22名いる中で一人の子だけに時間を割くのは難しいので補講を考えたのだが帰宅時間のことを考えるとそれもできない。一年間週に一回囲碁に通ったが囲碁が打てませんとは言わせたくない。そこでその子専用の問題を10分間解かせることにした。やらせてみると存外囲碁がわかっている。意外な手応えを受けたので残り6回で皆のレベルまで引き上げてみようと考えている。

50分で2局

2023年01月26日 22:38

薬円台小学校囲碁クラブには年間8回指導に行く。今年度の24名のクラブ員は例年に比べて理解が速い。5回終わったところであとの3回をスイス方式13路盤での大会とした。初日は1局、二日目に2局、最終日に1局打って表彰とした。4年生から6年生まで一緒にやる授業はないだろうが、大会をやることは学年が違うクラブ全員の名前と顔を覚えるには持って来いである。一局打つと友達になれる体験にもなる。担任の先生がパソコンに強くスイス方式を説明したらすぐに理解して大きなディスプレイに組み合わせを表示してくれるので生徒は名前を呼び合って相手を見つけられる。今日の二日目は転校生が一人いたのでルールの説明をして指導対局をし、3年生が見学に来るなど二局が時間内に終わるか心配であった。判定するときには両者にどちらの「地」が大きいか聞くとまず間違わない。最後のヨセのところで少し手助けすると地の計算もできる。全員50分で二局終局出来た。来月の表彰式をどんなふうに盛り上げるかで囲碁クラブに入って面白かったと受け止めてもらえるであろう。

若松幼稚園

2023年01月24日 22:36

若松幼稚園では年中組の2月に囲碁の指導が始まり、年長組になった4月から翌年の1月まで10回囲碁時間がある。であるから令和22年度の年長児は今日で囲碁は卒業である。ここでは前回から本式ルールを教えている。この地区では卒園児が続けられるようにと「いごっち」という受け皿の囲碁教室がある。最初の頃から父兄が指導者になり、市内の囲碁サークルの助っ人指導者が来て教えている。その延長で地域の若松中学校が千葉県代表校として全国大会に出場したことがある、コロナで予定通りにはできなかったが、何人かはこの「いごっち」で続けてくれるだろう。この地域は船橋市で都市計画が進んでいてスケート場ができ、千葉ジェッツのホームスタジアム、商店街、マンション建設と様変わりしている。若松幼稚園、いごっち、若松小、若松中とつながって囲碁でも様変わりすることを期待している。

103歳の棋友

2023年01月23日 22:14

昨年で一番心に残っている対局は小室公民館囲碁サークルの会員で103歳の加藤親次さんとの対局である。ふなばし囲碁協会事業として市内公民館囲碁サークルの高齢者を表彰に訪問した時の対局である。これまで90歳代の人との対局は何人かある、100歳超えの方とはなかった。公民館サークルの高齢者表彰記念としていつも2子の手合いで対局する。無理のない着手で進み終局までしっかり打たれた。100歳を超えて囲碁を楽しんでいることに感動し、誇りに思った。以後、何人にこの対局を自慢として話したことだろう。春に誕生日を迎えたらまたの対局を楽しみにしていた。小室囲碁サークル会長から加藤氏の訃報が届いた。苦しむことはなく安らかに逝かれたとある。「大往生」と表現するのはご遺族に失礼な言葉であると承知しているが、大往生に替えて、お見事な旅立ちである。局後に陸軍100式司偵機の話をされているお姿が瞼に浮かぶのである。

反省会

2023年01月22日 22:01

囲碁の催しが終ると必ず反省会をやる。担当した人ならではの良かった点、改善すべき点が必ずある。そんな意味で日韓親善高校囲碁交流のZOOM会を開いた。全体の評価として両校校長よりこの催しを続けるようにとの好意的な言葉をもらったので全体としては上手くいったと思っていた。ところがネット対局サイトサンサンの使い方を十分理解しておらず、また韓国側にも説明していなかったことが浮上した。日本側の8選手は慶應高校の教室に揃っていたので全体像はつかめていた。一方韓国側は囲碁高校と冲岩囲碁道場の二か所での対局である。対局中はZOOMでの小さな画面を見るだけであとは手をこまねいている状況であった、という。相談の結果、無料で且つグループ作りができるサイトでのWEB対局にすることを決めた。名誉挽回ということで次回は3月、OGSを使い双方が満足する形での開催を申し込んだ。

連碁

2023年01月20日 22:30

囲碁の会で新年初めての集まりの折には祭り気分で連碁をやりましょうと言うことが多い。連碁とは参加者を紅白二組に分けて一局打つのである。一人一手打って人が換わるのから一人二手または三手打ってから換わって打つのである。連碁では助言なし、自分で考えた手を打つ、人の悪手を指摘しないなど大切なマナーである。囲碁教室では50手くらいに切りの良いときにいったん止めてそれまでの手の解説をすることがある。悪手を指摘するのではなく、打った人の棋力から考えて、ずば抜けて良い手を取り上げる。これが参加者の囲碁観を向上させるのに有効である。S学院小の囲碁クラブとアフタースクール囲碁で生徒に連碁を楽しませた。と同時に囲碁ってそんな風に考えるのか、とわかってもらえた気がする。

新春碁会

2023年01月18日 22:03

交詢社では囲碁交友会が一番賑やかである。100名ほどの会員がいる。毎月碁会、季ごとの碁会を催している。5年連続名人になったあと、これ以上獲るのは品がないと思い出場を辞退したところ、交詢社名誉名人の称号を贈られた。以後新年碁会と対外試合にだけ参加している。今日は現名人との一局を含め三局打った。1時から6時まで着手を真剣に読んでの5時間はかなり頭を使う。ボケが来たかは囲碁を打っているとよくわかる。妙に勝てなくなるとボケの始まりのようである。今日の感じでは大丈夫と自負したのである。

気持ちの良い仲間

2023年01月17日 22:46

一年ほど前からふなばし囲碁協会役員メンバーが新しくなり幾つかの大会をこなしてきた中で運営する力が付いていてきた。今年は協会会員の新年会を取りやめて役員だけで新年会を催した。会場は蕎麦屋である。何よりそば湯割りが気に入っている。開店直後で他の客がいない。みな遠慮のない面白い自説が出てくる。これから昆虫食が必須になるとか、英語は独語の方言であるとか、香港で食べた鳩の頭はすごく美味しかった等々、会の運営だけでなく人柄もわかってきて気持ちの良い仲間になったとつくづく感じたのである。


最新記事