2023年01月23日 22:14
昨年で一番心に残っている対局は小室公民館囲碁サークルの会員で103歳の加藤親次さんとの対局である。ふなばし囲碁協会事業として市内公民館囲碁サークルの高齢者を表彰に訪問した時の対局である。これまで90歳代の人との対局は何人かある、100歳超えの方とはなかった。公民館サークルの高齢者表彰記念としていつも2子の手合いで対局する。無理のない着手で進み終局までしっかり打たれた。100歳を超えて囲碁を楽しんでいることに感動し、誇りに思った。以後、何人にこの対局を自慢として話したことだろう。春に誕生日を迎えたらまたの対局を楽しみにしていた。小室囲碁サークル会長から加藤氏の訃報が届いた。苦しむことはなく安らかに逝かれたとある。「大往生」と表現するのはご遺族に失礼な言葉であると承知しているが、大往生に替えて、お見事な旅立ちである。局後に陸軍100式司偵機の話をされているお姿が瞼に浮かぶのである。
コメント
コメントの投稿