fc2ブログ

仲邑菫二段

2022年08月18日 22:07

「何か持っている」、終局後そんな声が聞こえてきた。ライブで観戦していた中国女子乙級リーグ戦の黒番仲邑菫二段ー白番金多瑛四段の一戦である。この局は日本ルールと中国ルールで勝ち負け結果が違った珍しい碁である。日本ルールでは黒の1目半負けだが中国ルールでは半目勝ちとなったのである。日本ルールは地+ハマ(取った石)、中国ルールは地+生存している石の多寡で勝負が決まる。日本ルールでは価値の無いダメが中国ルールでは1目の価値がある、ところから生じたのである。ライブで観ているとAIの評価で金四段の勝率が97.2%とあり、仲邑二段も負けを覚悟している雰囲気であった。ところが下図の黒の手を見た途端、スワリナオシ(気合を入れ)ている。おそらくチャンスととらえたのであろう。日本ルールでは何の問題のない手が金四段の敗着になったのである。この結果仲邑二段個人の成績は5勝2敗となり、チームは乙級リーグから甲級リーグに昇級したのである。仲邑二段は「何かを持っている」棋士と実感したのである。
IMG_1997.jpg


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)


    最新記事