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自覚

2021年10月30日 23:11

子供の碁は目につくところに手が行くのが常である。全局を見るとか着手のあとの変化を読むことは無しで打っている。リクトがまさにそれで相手の石が手を離れると同時くらいに石をもって打つ。手は見えるほうだから2、3手打ってまずいと分かると他に目が行くのである。手が見えるのでこれまでは良かったが、これからもっと上を目指すのであれば直ぐに打つ癖を治す時期に来たと思っている。リクトとオウサブロウと3人で話し合った。オウサブロウは中学生らしく「自覚」、ときっぱり言い切る。すぐに石を持つ癖を治すには一手打つと手を膝に置くこと、とよく言われている。リクトと父親にすぐに石を持たないためにはどんな方法が考えられるか宿題とした。囲碁に汲めども汲み尽くせぬ面白さを感じるには、自分の手を読み相手の手を読むことによって培われる。リクトは今、囲碁の面白さをもっともっとつかむ時を迎えている。

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