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二眼の生き

2011年06月16日 02:10

 年に一回「なのはな会」に指導に行く。千葉県の女性囲碁会である。女性ばかりだと華やかでお花畑のようです、と会場に入る。現会長から布石の問題3題宿題として出され、解説するよう棋譜が送られている。布石の問題は正解がないと言える。プロですら布石の一着には頭を使う。正解のない世界でアマが解説するのはおこがましいと感じている。やむなく昨日LG杯で井山さんが李鎬昌さんに負けた碁を並べた。あとは10面打ちである。いつも女性との多面打ちでは解説しながら打っている。酷い手の時はもう一度考えてもらって打ち直す。無論わざと負け、ではなく無理やり負かしには行かない。ここは男性との多面打ちと違うところである。今日一人1目差の碁ができた。相手の女性が白の地の11目を9目と錯覚している。「アラ1目勝ちだわ!」と喜んでいる。「ここ11目ですけど」とは言いにくい。この方景品で提供した棋書を抽選で当てた。運のいい日だったようだ。一通り終わると、甘党なのをご存知の幹事さんが大福を用意してくれている。舌鼓を打っていると前会長が愚痴を聞いて、と話しかけてきた。健康が自慢だったが、片方の眼が見えなくなった。加齢による病変なので治らない、と言われているという。セカンドオピニオンとして後輩の眼科医を紹介した。
Tさん曰く、碁では眼が一つでは生きられませんものね。
 何ともユーモアのある人である。



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