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訃報

2020年03月17日 22:35

野中泰延君の訃報が夫人から届いた。彼は囲碁に関しての思いを共有した友人である。また日本棋院院生を辞める気になった大きな存在でもあった。年下ながら才気煥発で、院生仲間で自分より囲碁の才能があると感じさせたのは彼だけであった。てっきりプロ棋士になると思っていたが東大囲碁部の選手として再会し、また囲碁の縁が深まった。警察病院勤務医の時には健康管理の主治医として世話になった。患者の話を丁寧に聞いてくれる野中医師の評判はよく耳にしていた。また元院生仲間でつくっている「光童会」の集いでは最新医学の話を聞くのが楽しみであった。7年前に胃癌になり余命短いと自覚してからは、あえて和式医学を学び余命を大きく伸ばしたのは流石である。彼と最後に対局したのは2年前の夏、大学関係者囲碁大会の折である。昨夏は参加していなかったので電話して話した声がまだ耳に残っている。闘病の傍ら昨秋まで「一日一生「」の思いで診療を続け、生涯現役を全うした。見事なものである。ただ、寂しい思いは深い。

光


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