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人生の最後に買いたいものは囲碁

2023年05月27日 22:24

アリババのジャック・マーのあとのCEOダニエル・チャンの話しを読んだ。「人生の最後に買いたいものは囲碁」と述べている。囲碁は相手の考えによって局面が次々と変わっていく競技である。次代が変る中で勝ち続けるために、次の手をどうすべきか、それは人に関しても会社経営に関しても通じるところがある。囲碁は非常に奥深いもの、と語っている。これまで経営者に囲碁を勧めるときに時に信長、秀吉、家康は囲碁を嗜んでいたと話してきたがこれからはアリババのダニエル・チャンの言葉を紹介する方が説得力があると思うのである。一手ごとに局面が変わりその都度最善と思う手を考えるのは経営者にストンと落ちると感じたのである。

指導碁

2023年05月21日 23:32

指導碁は対面とオンラインで月に数十局打っている。指導と言うよりも相手がどんな手を打つか楽しみにしている感じの方が強い。初対面の人は別だが相手の棋力は正確に掴んでいるのでこちらの手に対してどんな手が来るかも大体想像がつく。指導碁で一番うれしいのはその子の棋力では思いも及ばぬ好手が打たれたときである。S君はまだ碁を覚えて一年に満たない小学1年生である。来月千葉県の子供囲碁大会に初めて参加するので互先の碁の練習をしている。46手までも立派な碁だが47手で飛び上がった。まだ初段にも届かない子が46に対してノータイムで打ってきたのである。この碁の結果は200目、黒が負けるのだが47には喜ばせてもらった。激賞したのでS君はこの日で2目は強くなったのではなかろうか。


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第78期本因坊戦

2023年05月20日 22:19

今一番打てている棋士は一力遼棋聖と思っている。さらにその一力を迎える井山本因坊は今期の防衛は難しいと思っている。つい4日前の両者の対戦で一力が井山の大石を取って勝っている。自分の読みに自身も持っていると感じる。大石を取りに行くと色々な味があり読み切るのは大変でせめて地合いを有利にしようと考えるのだが本気で取りに行くのは余ほど自分の読みに自信がなければ取りに行かない。第78期第1局で110手から本気で取りに行って井山の大石を取ってしまった。YOUTUBEで観ていたら解説の趙治勲が108手の段階で8割の確率で大石は死ぬと予測したのは大した眼力である。自分としては「能代から本因坊文裕を応援する会」の会員であるから井山本因坊の11連覇を願っている。

この局面で予測
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国際交流

2023年05月19日 22:11

船橋市国際交流協会の総会に出席した。53団体、個人会員553名の大所帯で、今年の決算収入は一千万円を超えるとあった。総会は大きな会場だが出席者は20数名と寂しい。議事は事前の質問だけを受ける形をとっているのでスムーズに進行する。出席したのは今年は西安市から囲碁団が来船の予定なので今年の事業に囲碁交流が認められるかを見てみようと思ったからである。
今年度の文化交流事業費として150万円組まれているので助成の可能性はあろう。冒頭の船橋市長祝辞でウクライナから100人が船橋市に来ていることと、外国人が19700名いて人口比3%との話があった。登録している外国人のほぼ倍は住んでいるとの通説があるので20人に一人は外国人と思っていたらよさそうである。かなりの国際交流がなされていると認識したのである。

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フリースクール

2023年05月18日 22:57

毎年この時期に東京のフリースクール中学校に囲碁入門を指導する。今年は学校宛に参加生徒40枚分の9路紙碁盤セットを日本棋院から送ってもらうよう手配しておいた。ここ数年は一年に一回だけなので囲碁に触れてもらうには王メイエンさんの「純碁」を教え囲碁体験してもらい最後に本式ルールは「こうです」と締めてきた。囲碁入門のアプリとして「囲碁であそぼ」が良く出来ているので今年は最初から本式ルールを教え、それで対局してもらった。地元のサポート役岩佐さんによると生徒の何人かは入門講座のあとしばらくは囲碁の時間に通うがだんだんしぼんでしまうと言っている。
これまでより夢中で打っている生徒を見て今年は長く続くかもしれないと感じた。「囲碁であそぼ」とINGO(ingo-web)を紹介しておいた。

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若松幼稚園保護者囲碁の会

2023年05月16日 22:58

三幼稚園児に囲碁指導しているが三つの保護者囲碁の会も毎月開いていた。子供が囲碁を習っているので親も囲碁を学ぼうという熱心な人の集まりである。3年前のコロナ以来集まりが出来なくなり会場も使えなくなったので保護者の会も閉会となっっていた。保護者囲碁の会に限らず会というものは3年間集まらないと自然解散が普通の流れである。若松幼稚園保護者囲碁の会の役員から自然解散は望ましくないと思ったのか挨拶を、と言ってきた。自然解散が当たり前でわざわざ挨拶されるのは恐縮する、と言ったが、幼稚園児の指導のあと役員3人が待っていてこれまでの感謝を伝えられた。この保護者の会では園児の指導時に毎回3人が持ち回りで手伝ってくれ、卒園までの1年間で園児全員が前に出て意見を発表できるようにサポートしてくれた。お礼どころかむしろこちらが「これまでありがとう」というのが相応しいと思っている。

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将棋世界

2023年05月15日 22:52

囲碁の週間碁は読んでいるが、雑誌の方は月刊「棋道」が廃刊になって何年になるか定かでないが、それ来読んでいない。将棋世界は時々読む。6月号に名人戦第一局の大川慎太郎の観戦記が載っている。大川記者は音楽の素養が深いようである。モーツアルトの交響曲第36番「リンツ」をとりあげて3日で書き上げた逸話と藤井聡太が50手目107分長考したときの32手先の9五竜をイメージしていたであろうことを重ねて書いている。又モーツアルトが楽曲を作りあげるのは難しいはずだが、聴衆には自然に聴こえる。藤井聡太の将棋も難解な技術を駆使しているのにあっさり勝っているように感じるところは共通しているとある。音楽と将棋を並べての観戦記は個性豊かな将棋界をあらわしているように感じるのである。

将棋名人戦第3局

2023年05月14日 22:27

渡辺名人3勝、藤井挑戦者18勝の対戦成績での名人戦第3局は大阪高槻市芸術文化会館で開催された。解説によると渡辺名人の歴史に残る5九歩の名手により1勝を返し名人1-2となった。将棋連盟アマ四段の素人にはタイトル戦での心境は分かるわけではないが、藤井挑戦者が5九歩を読んでいたかどうかによって第4局からの勝負に関わってくると感じている。自分の読みに無い手で負かされるとあとの戦いに響くと思って言うのである。今回第3局の公開解説会で解説者小森悠太五段と聞き手加藤桃子女流三段が高槻市の子どもなら誰でも踊れる「テケテケはにたんダンス」を舞台上で踊った。リズムに合わせたダンスは高槻市将棋ファンの心を捉えたであろう。将棋連盟には個性豊かな棋士が多いのは周知のことである。藤井聡太効果だけでなくプロ棋士が地域のファン獲得に心がけているのは「お見事」である。

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交詢社:永楽クラブ

2023年05月13日 22:44

交詢社囲碁交友会は大隈重信公ゆかりの永楽倶楽部囲碁クラブと年に二回対抗戦を行っている。今回は第38回である。コロナで3年中止にしたのを加算すると約半世紀続いている囲碁交流である。三段から九段までの15人づつ3回戦対局して勝敗を決めるのである。交詢社名誉名人の身としては3連勝が義務と覚悟しての参加である。今回は一人新しい人との対局がある。これまでの人と受ける感じが違い、いずれかの大学囲碁部出身と直ぐにわかったのである。序盤無理をして形勢を損じて苦戦続きである。紛れを求めて長考し終局してみると342手の手数で結果1目勝ちとなった。対戦相手は残念だったろうに、粘って長考して勝利したことから対局態度を学んだ、と言ってくれる。立派である。自分では闘争心は落ちていないと感じた一局であった。団体戦の結果は15勝30敗と交詢社側が大もてなしの結果となったが、個人としては充実の囲碁日和りであった。

銀座ショップ
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助成金を生かす

2023年05月12日 22:32

2004年に57歳の若さで急逝された日本棋院理事長加藤正夫さんに同行して頂き訪問した企業の会長に千葉の子供囲碁普及について説明した結果、翌年から千葉県少年少女囲碁連盟は助成金を受けられるようになった。爾来年一回の活動報告の実績と計画を報告している。担当責任者に直接会って報告できるのはありがたいことである。毎度心新たに責任を感じるとともに新しい試みができるかを考えるのである。ここ3年はコロナにより活動が抑えられて助成金を十分に生かされていない。それを踏まえて子供の囲碁普及に新しい企画を生み出さなければと強く思うのである。


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