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囲碁学科廃止

2022年12月30日 22:10

世界で唯一の大学での囲碁学科が無くなるというニュースが入った。週刊碁で韓国情報の二週連続の記事から大学本部で廃止の情報が出ていたので難しいと思ってはいたが決定したとのことである。囲碁人口で言えば韓国は中国に次いで2位だが人口比のファン数で言えば断然1位である。なのに囲碁人口が減ったのが理由で廃止となった。プロ棋士NO.1も韓国棋士である。韓国囲碁界が囲碁学科廃止でどんな影響が生じるか気がかりである。

AIの手

2022年12月27日 22:26

棋聖戦Sリーグの井山裕太と許家元の第3譜の観戦記に面白い記載があった。42手目にAIの最適手が紹介されている。局後に許に聞くと「ああ…それは打てないですね」と答えたとある。これまでの人間の感覚では浮かばない手である。確かにAIで調べてみると一番点数が高い手になっている。人間が打ちそうな手は2番手、3番手になっている。もしAIの示す手が最適であるとすると人間の感覚がまだ追いついていないのかもしれない。AIの登場6年前の世界トップ棋士の評価点は今のほうが1割くらい上である。人間の棋力はこれからも強くなるのかと期待したくなった一手である。

この42は人間には打てない。
AI.jpg今のほうが1割くらい上である。人間に棋力はこからも強くなるのかと

来年の囲碁指導スケジュール

2022年12月23日 23:09

年末になるとそこここで今年お世話になったお礼と来年もよろしくと挨拶が交わされる。NPO法人囲碁文化継承の会にも来年度の囲碁指導の契約の書面が届く。公益財団法人船橋市文化スポーツ公社とは初心者入門囲碁講座講師派遣の基本契約をこの時期にする。毎年夏に募集する定員20名3日間の講座だが、いつも一回は他の予定とダブってしまう。次年度からNPO法人の会員Mさんに引き継ごうと思い会場のセンター長に申し出た。Mさんの経歴と囲碁指導経験を説明して快く了解してもらえた。NPO法人囲碁文化継承の会で囲碁講座を年間に幾つか受けているがそれらのバトンタッチをしていかなくては思っている。最初のバトンタッチは上手く継承できたようでほっとしている。

知事賞の重み

2022年12月21日 22:55

熊谷知事に願い出て3年ぶりに開催する第8回千葉県地域交流囲碁大会に知事賞が新しく生まれた。賞状が出来たと連絡を受けたので県庁の文化振興課に出向いた。はじめてゆえ何の用意もしていかなかったら担当の女性事務員が賞状を手にして「何も持っていないのですか」と困惑顔である。班長が出てきて男性の事務員と二人で使用済みの段ボールをカッターで切って賞状を保護し、テープで止めそれを大きな紙袋に入れてくれた。公務員に余計な世話をかけて恐縮至極である。「知事賞」とは気安いものでなく大切に扱いなさいとも教えられたのである。大会当日に参加者に知事賞の意義をきちんと説明しなければと思ったのである。

韓国囲碁高等学校

2022年12月20日 22:41

韓国には公立の囲碁高等学校がある。ソウルから車で3時間くらいかかるチョンナムにあり男女共学で全寮制である。生徒数105名で卒業すると韓国棋院五段と言うから日本でいう八段くらいである。慶應義塾大学と延世大学の囲碁交流で日本の段は韓国より3子甘いと受け止めている。この高校を卒業すると明知大学、プロ棋士、囲碁師範、囲碁ジャーナリストに進むようである。日韓高校囲碁交流は1月10日と決まっていたが今年はこの日がプロ試験の決勝の日と分かった。ほぼ毎年囲碁高等学校の生徒が決勝に残るので日程の変更が決まった。トップの学生はプロ棋士と同じくらいの棋力と思う。日韓高校交流ではトップだけは互先にして後はハンデ戦が良いと考えている。この高校には英語、中国語、日本語の教科がある。今回オンラインとは言え囲碁交流ができると3年は続くであろう。3年続くと若者同士で何か新しいつながりが生まれるのでは期待している。

ZOOMで二人の通訳

2022年12月18日 22:14

日本と韓国の高校の囲碁交流を、と考えた。韓国側の橋渡しは韓国の息子、と称してくれるK教授である。メールでのやり取りの翻訳はいつものように山下塾生OGの母親Sさんに頼んだ。話が煮詰まってくるとメールでは歯痒いのでZOOMでの打ち合わせとした。ZOOMでの通訳も無論Sさんである。Sさんは前にデパートのファッション売り場にいたくらいなので丁寧で綺麗な日本語を話す。交流の具体的な話が進み選手数、試合形式まで話が進んでいる。今日のZOOMに新しくK教授の教え子で大学院生Aさんが加わった。この人は韓国棋院の院生だったので棋力もある。自分とK教授の話の内容はSさんの通訳で問題はないが、こと囲碁に関しての話になるとAさんにお願いする。ZOOMでの自分とK教授の打ち合わせに通訳が二人、と贅沢な組み合わせでことは思いのほかスムーズに進んでいるのである。

クラブ活動囲碁大会

2022年12月15日 22:01

薬円台小学校囲碁クラブの指導では毎年ラスト2回で囲碁大会を催している。今年のクラブの生徒はいつもより理解が速かった。そこで今月からラスト3回で囲碁大会を開くことにした。ワールドサッカーの試合を例にとり、リーグ戦、トーナメント戦とも違うスイス方式を説明した。運動会などでは同学年での組み合わせになるが囲碁大会は学年に関係なく組み合わせる。13路盤でオール互先コミ6目半と本格的な大会である。今年のクラブ担任の先生はパソコンで23名の対戦表や成績表を作って協力してくれるのでありがたい。教室内の大きなスクリーンに映る表の組み合わせを見て子供たちは対戦相手を見つけて対局が始められる。クラブの活動時間切れになったら判定すると言っておいたが全員時間内に勝敗がつけられた。こどもたちで優勝者を予測するなど盛り上がりを見せている。

ペーパーテスト

2022年12月14日 22:56

薬円台小学校囲碁クラブの指導では毎年ラスト2回で囲碁大会を催している。今年のクラブの生徒はいつもより理解が速かった。そこで今月からラスト3回で囲碁大会を開くことにした。ワールドサッカーの試合を例にとり、リーグ戦、トーナメント戦とも違うスイス方式を説明した。運動会などでは同学年での組み合わせになるが囲碁大会は学年に関係なく組み合わせる。13路盤でオール互先コミ6目半と本格的な大会である。今年のクラブ担任の先生はパソコンで23名の対戦表や成績表を作って協力してくれるのでありがたい。教室内の大きなスクリーンに映る表の組み合わせを見て子供たちは対戦相手を見つけて対局が始められる。クラブの活動時間切れになったら判定すると言っておいたが全員時間内に勝敗がつけられた。こどもたちで優勝者を予測するなど盛り上がりを見せている。

役員会

2022年12月12日 22:37

ふなばし囲碁協会の役員会は月に一回開催している。本年末の会議では開催した行事の問題点を話し合った。来年以降につながることとして二つのことに合意した。一つはこれまで協会の財政は潤沢であったが30周年記念事業で資金を使ったのでこれからは大会ごとに赤字を出さない配慮が必要である。もう一つは囲碁大会において後片付けを参加者全員で行うこと、大会が終わると表彰に関係ない参加者は帰るが後始末をすることを習慣にしてもらうことにした。ワールドサッカーで日本人ファンが会場を清掃しているのが世界から評価されているので大会後のあと片付けも納得されるであろう。会議後は久々役員の対局となった。囲碁を打つことで役員間の結びつきも深まるのである。

年末の見学者

2022年12月11日 21:35

久々山下塾に見学者が来た。幼稚園年長組のリュウタロウ君で石取りゲームから本式ルールを教えたばかりである。両アタリの問題をやらせたらよく考えて12問を全問正解した。13路盤で布石の打ち方を教えて地の計算まで進められた。二桁の引き算を空でできた。こんな子は囲碁に興味を持つと進歩は早い。小1の先輩おねえちゃんに打ってもらうことにした。結構形になっていると思っているうちにあちこちに手を付けられ結局全部の石を取られる。初めての山下塾で手厳しい洗礼を受けたリュウタロウ君は次なる足を踏み出せるかはわからない。

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