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INGOでの訃報

2022年11月28日 22:15

INGO(ingo-web)の管理者宛のメールにS君の息子から亡くなったので会員を削除して、とあった。Sとは日本棋院の院生の時からの棋友である。Sは一歳年下で棋力も少し下なので最初から棋友と言うより弟弟子のつもりであった。6年経って慶應義塾大学囲碁部に入部してきたときには「オー」という感じで迎えた。囲碁部員は勝負事が好きな連中が多いゆえか我を通そうととして揉めることがよくあるが、Sはそんなことはなかった。卒業後は院生時の同期の集まり「光童会」での付き合いが長かった。弟弟子の気分を引いていてかずっと兄貴分としての付き合いであった。「出て来いよ」と誘えば付き合ってくれたSの姿をもう見られない寂しさは深い。息子さんにはお悔やみの手紙を書き、旅立ったSには律儀な君のDNAは見事次代にバトンタッチできてるよ、と伝えた。 合掌

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INGO

2022年11月22日 22:49

INGO(ingo-web)は2011年に発足し運営している。創立時のメンバーで今も関わっているのは4人である。参加費用無料の囲碁のサイトなので爆発的な発展はないが地道に会員は増えている。コロナ禍で囲碁を楽しむのには持って来い、と自画自賛している。久々4人で集まることとした。特にINGOでの問題はないのでコロナ禍で会えなかったから世間話をしようと集まったのである。もっともこのメンバーでの世間話はやはり囲碁についてである。レジャー白書で囲碁人口が150万人とある。なにゆえにこれほど減ったのかは競技人口の高齢化もあるが一番はインターネットでのゲームの普及であろう、となった。ゲームは自分も参加できるので映画より面白いとのことである。インターネットでのゲームの面白さは全く未経験である。初心者向けのゲームを紹介してもらい入門することとした。第一弾は「ホランゾンゼロドーン」が届いた。さてゲームにのめり込むかは観てのお楽しみと言うところか。

船橋市長杯市民親善囲碁大会と千葉県小中学生囲碁団体戦

2022年11月20日 22:36

船橋市長杯は40回記念大会で山下塾からはAクラスとDクラスに参加した。千葉県小中学生囲碁団体戦には塾生チームと塾生OB・OGチームが参加した。JR津田沼駅を挟んで船橋東部公民館と津田沼囲碁クラブが会場なので両方の応援ができると思っていたら小中学生囲碁団体戦は進行が速く昼過ぎには終わっていて応援できなかった。塾生チームはBクラスで3位、Cクラス塾生OB・OGチームは準優勝であった。山下塾を卒業してもチームを作って出場してくれたのは嬉しいことである。ふなばし囲碁協会会長として市長杯の開会の挨拶に囲碁は認知症にならず元気に長生きできる、と小室囲碁クラブに所属する103歳の碁打ちを紹介した。Aクラスでは山下塾OBチームが見事優勝した。塾生チームは1年生一人と3年生二人で1勝11敗であった。大会では子供が相手でも勝ちにくるので気持ちの上で勝とうとする気持ちを強く持たなければ、と学んだようである。特に小1と小3の塾生は碁盤と碁石の片づけを最後までした。そちらの方では見事優勝である。同駅、同日囲碁大会で山下塾生はそれぞれに活躍してくれたのである。

東京囲碁会館

2022年11月18日 22:10

先月人形町囲碁クラブが閉店して「ほしの会」は碁会所難民となった。そこで今月の例会は新しく新橋の東京囲碁会館で開くことになった。東京囲碁会館は学生時代には一番の碁会所であり、安永一先生の碁会所として憧れの場所であった。安永先生は独特な囲碁理論をお持ちで中国流布石を創始した。若手プロ、アマトップとは先生が白を持って打っていた。新橋を出てすぐの角ビルにあったと思っていたら新しいビルになっていて迷ってしまった。電話で聞くと新橋駅から徒歩0分のニュー新橋ビルの4階に移っていた。安永先生の娘さんが店番をして暫し先生の話に花が咲いた。団体割引なのか1000円以下の席料である。駅前一等地のビルで一日千円で遊べるということは考えられない。東京囲碁ファンのためにも盛況であってほしいと願っているのである。

103歳の碁打ち

2022年11月17日 21:27

ふなばし囲碁協会では会員の囲碁サークルで85歳以上の方を毎年数名長寿者表彰と称してお祝いをしている。記念品をお渡しして会長の私と記念対局をするのである。これまで最高年齢者は96歳であった。30周年記念事業として記念品を届けに各囲碁サークルを訪問したときに小室囲碁サークルで103歳の方がおられると聞き是非表彰させて、と頼んでおいた。その方はこの囲碁サークルに100歳の時に新規入会したとのことである。100歳で新しいグループに入るのはギネスブックですね、と敬意を表した。これまで交詢社で99歳の人と対局したことはあるが100歳を超える人とは初めてである。打ってみると穏やかな碁を打たれる。形勢が悪いと思うと三ー3に打ち込んで生きを計ったり、劫材有利と見て劫を仕掛けたりと碁の内容はしっかりしたものである。対局後若いときの話を伺うと口調が滑らかになる。旧日本軍陸軍の飛行兵で100式司偵機に乗っていたとのことである。頭も足もしっかりされている。これから毎年長寿表彰に来ますと言い、長寿者日本一をぜひ達成してくださいとお願いしてきたのである。「70、80鼻たれ小僧」と言う言葉があるが、そんな気分にならせていただいた。

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船っ子教室

2022年11月16日 22:14

16年前にNPO法人囲碁文化継承の会を立ち上げた時には幼稚園の囲碁指導と学童への囲碁指導が主な活動であった。学童の場は学校で先生に見せる顔、家庭で親に見せる顔とは違う顔を見せる場と感じている。囲碁をやりたい子だけに教えてもらいたい、との要望に30分間全員で囲碁をやるなら指導に行きます、との姿勢を貫いた。全員が囲碁を知らない子の中で、囲碁をやりたい子おいで、と言っても2、3人で、しかも来たり来なかったりでは囲碁の面白さは伝わらないからである。隣の市では何校もの学童の場で長く続けられたが3年前に全て無くなった。4年前船橋市で学童(船橋市では船っ子)のボランテイア登録をしておいた。あいにくこの3年間はコロナで外部の人は入れなかったので一校も申し出はなかった。改めて登録継続を申し込んだが来年度もコロナ次第であろう。

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井山さんのつけ

2022年11月10日 21:58

鶴田淳志八段の「つるりん式観る碁のすすめ」を時々観る。11月7日は鈴木伸二七段の井山の心に残るツケ四題が載っている。いずれも井山さんでなければ打てないと思われるツケである。そのうちの一つ37期名人リーグの結城聡九段との一局のツケは自分の碁の感覚では「エッ」と声が出る手である。この当時はAI囲碁はなかったので吃驚した棋士は多いと思う。今はAIで調べると一番高い値に一手と表示される。びっくりではなく井山はAIと同じ手を打った、となる。深く読んだ井山さんのこの手は最善手とわかり「エッ」と感動したのがAIで調べると「やっぱり」に変わるのである。感動からするとAIで調べないほうが囲碁の面白さが増すのかもしれない。

井山のツ3

いろいろ遊びクラブに囲碁

2022年11月09日 22:08

去年八千代市の小学校から色々な遊びをやるクラブの20人に囲碁を一回だけ教えてもらいたいと頼まれた。45分の持ち時間内に日本棋院提供の9路紙碁盤で教えるのであるが、紙碁石を台紙から外すだけでも時間が掛かるので、純碁ルールで囲碁体験させた。今年は二回に増えたので本式ルールで18名に教えることにした。二回目の打ち合わせの時に担当の先生が碁石を二組持ってきた。薄いガラス碁石二組に寄贈と紙が貼ってある。近隣の人からの寄贈と思われるがほぼ新品である。白黒360個ある筈でそれを40個づつ9組に分けてもらった。千葉県少年少女囲碁連盟作成の特殊紙加工9路・13路碁盤を持参して次回に使うことにした。これで碁盤石はこの小学校に備わったわけである。存外囲碁が定着するかもしれないと期待している。

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WEB会議

2022年11月08日 21:51

JFEとの打ち合わせWEB会議をMicrosoftTeamsで行った。これまでZOOMでの会議は山下塾オンラインで慣れているがTeamsは2度目である。殆ど同じだがZOOMは自分の顔が参加者と同じ大きさ、Teamsでは自分の顔は右下に小さく映るのである。参加者は皆同じ大きさで話すのと会議に相手だけが大きく映るのはどちらが臨場感があるか悩ましいところである。ネットで調べたら同じようなシステムにWebecがある。Youtubeで何人かの意見を観てみたが大差はないがそれぞれ特徴はある。囲碁のオンラインでどちらかと言うとWebecが向いているかと感じる。導入は易しく子供たちもすぐに慣れるのでZOOMから変えても問題はなさそうである。ZOOMのプロ契約をして何か月か経ったので次回契約更新の時に考え直すこととした。

第40回市長杯市民親善囲碁大会

2022年11月07日 23:22

今年船橋市長杯市民親善囲碁大会は40回を迎える。記念大会にふさわしく市長杯カップを新しく新調してもらった。募集状況はコロナ第7波は収まったが新たに第8波が始まった影響で昨年よりも参加者が少ない。無差別Aクラスの参加がない。Aクラスはハンデなしで一番強い囲碁サークルを決めるので目玉ともいえるクラスである。常連の二つの囲碁クラブにそれぞれ1チームとFT会強豪のいる新高根囲碁サークルに声をかけた。あと1チームは山下塾である。塾生OBの高校生3人に声をかけたところ一人だけOKで、塾生で作ったDクラスチームに同伴する父親に頼んで入ってもらい、残りあと一人となった。皆社会人で急な話では都合は難しいと思いながら高橋君にラインで頼んでみた。結果二つ返事となりAクラスに4チーム参加となった。これで市長杯はAクラス4チーム、Bクラス8チーム、Cクラス6チーム、Dクラス4チームで100名の参加となり何とか形になった。声をかけた人たちが気持ちよく応えてくれて感謝感謝である。


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