2022年11月28日 22:15
INGO(ingo-web)の管理者宛のメールにS君の息子から亡くなったので会員を削除して、とあった。Sとは日本棋院の院生の時からの棋友である。Sは一歳年下で棋力も少し下なので最初から棋友と言うより弟弟子のつもりであった。6年経って慶應義塾大学囲碁部に入部してきたときには「オー」という感じで迎えた。囲碁部員は勝負事が好きな連中が多いゆえか我を通そうととして揉めることがよくあるが、Sはそんなことはなかった。卒業後は院生時の同期の集まり「光童会」での付き合いが長かった。弟弟子の気分を引いていてかずっと兄貴分としての付き合いであった。「出て来いよ」と誘えば付き合ってくれたSの姿をもう見られない寂しさは深い。息子さんにはお悔やみの手紙を書き、旅立ったSには律儀な君のDNAは見事次代にバトンタッチできてるよ、と伝えた。 合掌


最新コメント