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AI和歌

2022年09月25日 22:27

何年かぶりに旧友からメールを受け取った。旧友と言っても息子ほどの年齢差がある。船橋市が中国西安市と囲碁交流を始めたのは1988年である。その折に学生として参加したのが金中君である。中国には進級するのに飛び級があると知ったのは彼が20歳で大学を卒業したと聞いたときである。いろいろな伝手を使い東京外国語大学に入学し博士課程まで卒業した。日本文学の和歌がテーマだと聞いている。今の肩書は西安交通大学外国語学院日本語科教授である。メールには「日中両国語で歌う日本名歌シリーズ」、主に日本の唱歌を中国語に訳してプロ歌手が日本語と中国語で歌っている映像が添付されていた。ここ3年来AI和歌に取り組んでいてその進捗状況を広報するのが主たる目的である。25日午後2時にZOOMで研究成果を観てほしいとのことである。あいにくその時間は出先であったが、イヤホーンで先ずは「日本名歌シリーズ」を楽しませてもらった。

第12回船橋本因坊戦

2022年09月25日 22:02

ふなばし囲碁協会で3年ぶりに第12回船橋名人戦、本因坊戦を薬円台公民館講堂で開催した。名人戦は事情があり参加者が少なかったので本因坊戦だけの開催である。本因坊戦は参加者22名を2クラスに分けての4回戦である。今大会から大会の成績をプロジェクターを使い大きなスクリーンで表示した。薬園台公民館囲碁サークルのクスノキ氏がスイス方式のソフトおよびプロジェクターを使った作業に長けていたお陰で実現したことである。老若男女22名のうち山下塾からは小3のリクト君が参加した。リクト君は四段で出て優勝すると思っていたが3勝1敗で準優勝であった。リクトくんの今日の対局を観て、攻めっ気の強い打ち方をこれまで好きに打たせてきたが本式の攻め方を教える時期に来たと感じた。さて来月の倉敷吉備真備杯こども棋聖戦までにどう身に付くかである。

碁会所難民

2022年09月24日 23:07

ほしの会は月に1度集まり囲碁のリーグ戦を打っている。メンバーは東京1,埼玉1、千葉2、神奈川2と散らばっているので皆の都合の良い碁会所を会場にしている。新橋が長かったが鎌倉のメンバーの体調に合わせて横浜にしたこともあった。このところ人形町の碁会所に落ち着いていた。十数面と小ぶりながら碁会所らしくない美味しいお茶が出て、頃合いを計って飴を出してくれる。早大の囲碁部OBのキヨタさんが席亭だからこその、碁打ちの気持ちにより添った、落ち着いて打てる碁会所である。それが何と11月で閉店と言う。お得意客の団体が戻らないゆえらしい。年配者が囲碁から離れた生活に慣れて囲碁を打ちに出かける気持ちに戻れないのである。改めて新しい碁会所を探すとなると、例会会場は手合い時計を3台使うことが条件になる。横浜、町田と足を延ばさなければ仲間と囲碁を楽しめない時代である。

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扇興杯優勝祝賀会

2022年09月19日 21:39

山下塾OGの牛栄子四段が扇興杯に優勝したのでOBOGに呼びかけて交詢社で祝賀会を催した。何年かぶりに顔を観るメンバーには肩をたたいてしまう。牛さんにはこれからファンの会もできるであろうが今日のこの会は喜怒哀楽を共有する仲間の会である、と話した。加えてタイトルを取ったことで日中囲碁界の懸け橋になる場が増えることを喜んでいる、と伝えた。祝賀会では皆にコメントをもらったので今の生活や仕事の様子を把握できた。それぞれ立派な社会人として成長しているのを感じる。山下塾を続けてきて良かったとしみじみ思わせてもらった。感謝のメールに諸君は自分の誇りである、また逢おう、と書いた。
LINE_ALBUM_2022年9月17日(土)牛さん祝賀会_220918_34

手を読む楽しみ

2022年09月18日 22:35

INGO(ingo-web)は初心者の指導ツールとして使っている。したがって数十人とお相手している。自分の都合の良いときに一手打つシステムなので電車を待つ時間、ちょっとパソコンに向かえる時間を使ってほんの数分で数十人との一手を打っている。そんなINGOの相手のなかに好敵手がいるのである。一人は○○さんである。○○さんは爽友会のメンバーでほかのメンバーとの手合いから言うと私に2子から3子らしい。ところが打ち込まれて向先である。それも向先で大いに負け越しているのである。3連敗したら互先でとお願いし、これは何とか勝利してまた向先に戻るのである。いつも面白い変化となる。夜中に局面が頭に浮かび頭の中で手を読みだすと寝付けなくなる。稀に起き出してパソコンに向かうことがある。一度INGOで負けて悔しいので対面でじっくり打ちましょう、と言ったら「スタミナが持たないからINGOがいいのです」と言われた。なるほどアマチュアがじっくり読むことを楽しむにはINGOは最適である。

天将獲得

2022年09月15日 22:15

アイウイルの経営者養成研修の「経営と囲碁」を受け持って14年になる。この研修は18か月で毎日毎月経営問題だけでなく各種の宿題をこなさなければ終了できないので家庭と仕事を持っているとかなりの覚悟が必要である。二か月に一回の一泊研修に遅刻欠席は減点の対象となる。得点により天将、地将、人将と表彰もある。最終日に囲碁でも採点をする。6年前から全員にINGO(ingo-web)に参加を義務付けているから囲碁での成長ぶりは把握できている。最終での多面打ち指導碁で囲碁の本質をつかんだと思える研修生に高得点を与えた。それによって天将に表彰された。囲碁の研修にINGOを取り入れたことから研修生間および先輩研修生間とのコミニケーションツールとしても使われ出し広がっていくのは嬉しいことである。

初心者入塾

2022年09月14日 21:40

山下塾入塾希望の船橋幼稚園児が訪ねてきた。今の山下塾はそこそこ打つ塾生ばかりで全くの初心者が入っても無理ゆえ初心者向きの教室を紹介するのが常である。ところがこの子は2年ほど前まで塾生であった3姉妹弟のいとこである。一緒についてきた姉の方は2年前に船橋幼稚園で囲碁の経験はある。家では打っていないようだが試しに二人で打たせてみたら13路盤で2目差の勝負で形になっている。来週も来たいと言うことなので通うことになるであろう。この二人には妹がいるので、いとこたち同様に3人が通うようになればいとこ同士で碁会が開かれるようになるかもしれない。

ふなばし名人戦

2022年09月13日 22:46

10年前からふなばし囲碁協会では船橋名人戦と本因坊戦を開催している。名人戦はオール互先で本因坊戦は申告した段によるハンデ戦である。本因坊戦は3クラスに分けることがあるほどの人気である。3年ぶりの開催には名人戦の申し込みは1人、本因坊戦は22名である。選挙だと他に立候補者がいないと当選であるが囲碁大会で一人参加でその人が名人とは妙である。ゆえに名人戦は中止としたがもし二人なら打たせることになるだろう。旅行会では最低参加を決めて催行と募集している。コロナ禍で特別とは思うが大会の要項に最低参加者を書いておいた方が良いかもしれない。

S学院小二学期初日

2022年09月12日 22:42

S学院小アフタースクール囲碁の二学期の始まりである。いつもなら学期が替わると学習塾通いやらでやめる生徒が出るのだが今回は無しである。22名のうち半分くらいが新規組なので一学期は19路盤で打てるようにするのに注力してきた。二学期からは全員19路盤でのリーグ戦を打たせることにした。リーダーのヨシト君がA,B二組のリーグ戦の組み合わせを作ってくれる。対戦表と出席者の顔ぶれを見てから組み合わせるのはかなり厄介であり時間もかかる。ヨシト君が11組をさらっとやってくれるので指導の多面打ちができるようになった。囲碁は対面で打ってこそ適切な指導が出来る。今学期は全員に何回かの指導碁が打てる見通しである。

文才の遺伝子

2022年09月08日 22:09

元塾生、と言ってもまだ小学2年生だが、から手紙をもらった。夏休みの体験と今熱中していること、迎えた2学期の学校生活の雑感が書かれている。一を聞いて十を知るような子にとって並みに標準を置く公立学校は面白くないだろう。そこを自分なりに折り合いをつけてやり過ごしている表現が面白い。この歳まで生きていると人との交わりも増え手紙の類はよく届くが、整理魔、捨て魔の日見さんに促されて用件が済むと大概は始末するようにしている。その日見さんが何と、「これは捨てられない、永久保存」、と言った。言葉が弾んでいる、素直である、品がある、何度読んでも飽きない、と感に入っている。こんな楽しい手紙もらえて塾長冥利ね!と付け加えるのも忘れない。いうまでもなく、この子のひいおじいさんは読売新聞の囲碁記者として著名な「覆面子」であり、呉清源先生と共著の「この手ご用心」シリーズは大ヒットした三堀将さんである。文才と言う遺伝子が三代飛んで伝えられたのであろうか。名文家の再来かもしれない。


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