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豊かな時間

2022年06月28日 22:44

先月我が家にいらしたKさん夫妻から今度は我が家へどうぞ、と招かれた。日身さんにも是非に、と。せっかくだからと棋友二人が加わることになり小碁会の雰囲気になったので日見さんは遠慮することとした。駅まで迎えに来てもらい自宅までの道筋で成田の様子を知ることになった。成田と言えば新勝寺の参道しか知らなかったがイオン、スポーツジム、有名なレストランが揃っているのを観て、若い人が移住していると感じた。住まいは300坪の敷地に築50年の邸宅である。さて小碁会のあとはK夫人の手料理、愛蔵のシャンパン、ワインを堪能しただけでなく夫人によるシューベルト、ショパンのピアノ演奏を聴かせてもらった。心許した棋友との対局、心のこもったもてなしと歓談は実に豊かな時間であった。帰り際にKさんから「棋書では何を読めば?」と聞かれた。からだは不自由になったものの経済学者Kさんの最近の囲碁の流れを知りたい意欲に嬉しくなった。AI棋書は数十冊出ているが本よりYUOTUBEで「OKAO研究所」を観るのが良いと答え、「OKAO研究所」の内容についてのメールのやり取りを提案しておいた。

料理に使われたLAUDEMIO
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囲碁の評価

2022年06月24日 22:36

S学院小の玄関に入ると何と前校長と現校長先生が出迎えてくれて及川君が千葉県代表として文科大臣杯小中学生囲碁大会全国大会に出場することになったお礼を言われた。「のんびり屋の子が」とのお話に、大会数週間前の彼の気合の入れ方を話し、目標を達成できて良い体験をしてくれたと思う、と返した。現校長は福岡航太朗三段が学んだ名門小学校で教鞭をとられていたので囲碁については理解が深いとは言え、教育の場で囲碁を評価されるのは何よりの勲章である。

薬円台小

2022年06月22日 21:20

薬園台小囲碁クラブ二回目の指導である。前回の指導でにこれまでと違う意気込みを感じていたので思い切って13路盤での本式ルールを説明した。ルールの説明と9路盤を一回やっただけだから、初めての13路盤ではどんなことになるか心配ではあった。22名の生徒のうち昨年も囲碁部員だった生徒は3人位なのだが案ずるより産むが易しとか、何と11組のうち半分くらい地を数える終局まで打てている。小学生高学年以上では順序を踏んで入門させるのではなく大雑把な説明をして打たせ、終局の地を数える時にちょっと手助けする方が早く面白がると改めて発見した。この囲碁クラブは夏休み後にはリーグ戦を打たせても大丈夫である。

薬円台高校の農産物販売店
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読みが合う

2022年06月20日 22:20

ほしの会の定例会が復帰して毎月集まることになった。会場の人形町囲碁クラブは月曜日は団体が多いらしくかなり席が埋まっている。碁会所の閉鎖のニュースが多いなかでこうして混んでいる碁会所は座っているだけでも楽しい気分である。ほしの会のメンバーは囲碁部時代選手クラスなので持ち時間80分でよく読んで打つ。時間切れ負けがあるくらい皆熱心に考える。一番近い手合いが3子逆コミである。上手が少し苦しいハンデなので一手一手工夫を凝らす。打っていて相手の着手がこちらの読みの中で一番いやな手を打ち返されると気分が良い。お互いの読みが合っているからである。今日の入村との隅の変化は互いに最善手の連続で読みがぴったり合っている。まさに「手談」を交わしたのである。年寄りにラッシュは見合わないので12時半から集合して2局打つことにしているが、熱が入って5時には電車に乗れない。ラッシュの車内で隅の変化が頭に浮かぶのである。

個人戦県代表

2022年06月19日 21:10

山下塾に強い塾生が揃ったので今年の文部科学大臣杯全国小中学生囲碁大会には団体戦、個人戦に9人位出場するかと目論んでいた。ところが団体戦が中止に決まり個人戦に望みを託した。東京都、神奈川県と続いて期待していた塾生が県大会で抜けなかったので残る千葉県の個人戦に期待していた。小、中で3人期待していたが結果は小学生で及川賢二君が抜けただけであった。及川君は塾通いの傍ら期するところがあったのかここ2週間は毎日オンライン山下塾に通ってきていた。つまらないミスでボキと折れるところがあったがしぶとさが増してきていた。県代表になったことがきっかけでぐんと伸びることがある。全国大会まで毎日打ちたい気持ちになっている。全国大会までの約2か月でどう変貌するか楽しみではある。

リモートワーク

2022年06月17日 21:20

リモートワークが定着して自宅が仕事場になりそれが普通の仕事の進め方になっているらしい。そんな仕事の進め方とはどんなことなのか想像もつかない。もっとも山下塾を対面からオンライン中心にしたのもその流れの一面ととらえれば想像できなくもない。アイウイルの囲碁研修の入門講座をしていてそのフォローとしてINGO(ingo-web)ZOOMを取り入れて6年になる。今期32期の研修生ともINGOで打っているが「セキ」「五目中手」の局面が出てきてコメントで説明しようとしたら難しい。棋譜監視ソフトを使うことを思いついてPC師匠土屋さんに指導を受けた。32期の研修生に呼びかけたら一番集まりやすい時間帯に8人が参加してくれた。セキ、五目中手を説明したが皆がしっかり理解していないのがZOOMでの表情を見ていると分かる。山下塾生相手にZOOMネット対局サンサンで説明するのとは大違いで手応えを感じない。幹事から2か月ごとにZOOMでの指導をと反応が来た。ZOOM指導の腕を上げなくてはいけない。

11連覇

2022年06月16日 22:07

井山裕太さんが本因坊位11連覇を果たした日に本因坊文裕を能代で応援する会の総会報告が届いた。総会が第4局の前日に開催されたので「11連覇達成を能代から応援」と挨拶文にある。今期の本因坊戦第1局は囲碁史に残る、と表現されている名局で続く3局ともに「囲碁って殴り合いなんですよね、ボクシングみたいな。対局姿は静かだからそんなふうには見えないでしょうけど」と以前日経紙で井山さんが語っていた通りの戦いを棋譜で表している。9連覇を果たした高川格先生の平明流とは真逆な棋風である。井山さんは簡明か難解かの局面では必ず難解を選んで打つ。局面を難解にしたほうが自身の勝機は高いと信じていると感じる。碁盤をリングに見立てて戦うような勝負への貪欲さ、手ひどいパンチを食らっても簡単には倒れず最後まで機会をうかがう姿勢を貫いている。今は幸いタイトル戦はYOUTUBEで観られるが、盤上に棋譜を並べてこそ最高の感動が得られる。棋譜を並べる楽しみが暫らく続く。

今年2回目のポカ

2022年06月15日 21:37

今年2回目のポカである。11時半に出かける予定になっているが小一時間余裕があったのでマッサージチェアーで本を読んでいたところに青木さんから「お忙しい?」と控えめな電話である。途端にマッサージ椅子から10センチくらい飛び上がった。今日は先月から再開したスクエア囲碁の会の指導日であった。4月末に5月と6月の予定を約束してある。5月は覚えていたのだが今日のは全く頭から抜けているのである。実は今日のは今年2回目のポカである。認知症は御免をこうむりたいので予定は忘れないように意識してひと月の予定表のほか1週間の予定を書いた電子メモを机に置いてある。それがどちらにも記入されていない。予定が決まったらすぐに記入する癖を付けなけらばいけない。なまじ記憶には自信があると過信してはいけない。そんな年齢になったと肝に銘じなければいけない。

全国高等学校囲碁選手権

2022年06月15日 20:45

5月末に山下塾生OB末原君が千葉県で優勝して全国高校囲碁選手権出場を決めた。今月に入りOB岡田君が茨城県大会で準優勝して全国大会に出場すると報告があった。今日は塾生OBではないが慶應義塾高校棋道部の後輩高橋君が神奈川県大会に出場する。対面で一局、オンラインで一局打ったので碁盤に向かう気持ちは感じ取れている。高橋君は優勝候補だが勝負事には何が起こるかわからない。朝、どんな言葉で激励しようか、考えた。「どんな難局でも最後は自分が勝つ気持ちで」とメールした。夕方優勝の連絡が来た。8月3日からの全国大会には三君の応援に行かなければ、と今から気が高まっている。

文部科学大臣杯小中学校囲碁団体戦

2022年06月11日 21:33

毎週土曜日開催していた山下塾であるが、コロナ禍が落ち着くまでオンライン山下塾を週3回と月一回の従来の対面山下塾にすることにして今日は2回目の対面である。山下塾からは文部科学大臣杯小中学校囲碁団体戦に東京都、千葉県代表として5人は全国大会に出られると思い、対面山下塾で都県大会向けに持ち時間も大会と同じにして対局し代表選に備えていた。全国大会が3年連続で中止と決まったと知らせが入り誠に残念でならない。全国大会への道はないが、代わりに千葉県少年少女囲碁連盟では7月に千葉県独自で団体戦を開催し優勝校を決める予定である。小中学校の囲碁部員にとって県大会出場は何よりのモチベーションの向上となるからである。日本棋院主催文部科学大臣杯全国小中学校囲碁団体戦が3年連続中止の状況の中、子供囲碁組織がある都道府県の幾つが小中学校囲碁団体戦を催すであろうか。


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