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塾高棋道部

2022年05月31日 22:37

塾高棋道部に全国中学生第3位の高橋大地君が入部したので先日顧問の鈴木先生と3人でZOOMで話した。高橋君が中心になり棋道部を盛り上げようという話になった。早速6月の団体戦、個人戦に向けての部員獲得に動いてくれ団体戦では有段者のチームが出来た。これから囲碁を始めたい部員も集まるということでコロナを挟んで3年ぶりに棋道部コーチとして塾高に行った。69年前に初めてクラスメートに囲碁を教え、大学でリーグ戦選手となった山内君を伴った。初心講座、二面打ちをしていて気が付くと門限の時刻である。対面での指導を重ねたいが当面オンラインでの指導を中心にしたいとINGOとネット囲碁学園での取り組みを提案した。高橋君がとりまとめる部員の広がりに期待感は膨らんでいる。帰宅は9時過ぎたが母校の指導は楽しい。山内君と寄った蕎麦屋のそば湯割りが思わぬ美味であった。

第1回中日囲碁文化祭

2022年05月30日 22:24

虎の門にある中国文化センターは2009年に設立された。今日ここで開催された第一回中日囲碁文化祭に出席した。囲碁は中日文化交流に重要でこの百年間は呉清源をはじめ多くのプロ棋士、中日の囲碁代表団や数多くの民間人の定期的交流があり、国交正常化50周年という節目に「囲碁文化」交流をさらに深めようとこの文化祭が開催されたわけである。参加者は中国日本大使館公使をはじめ福田元首相他議員、日本棋院プロ棋士多数が参加している。錚々たるメンバーでいささか場違いの感じだが自分は牛力力さんの推薦で出席しているのである。中国からは政界、囲碁界の重鎮がビデオで参加している。この挨拶のうち中国囲棋協会主席林建超氏の話に驚嘆した。「中国囲碁人口は6000万人、有段者が1200万人おり幼稚園からの囲碁入門者が毎年300万人いる。全国的な大きな囲碁大会は180ある」とのことだ。白髪三千丈の世界ではあるが人口10倍、を考えても中国での囲碁の評価の高さを思い知らされる。西安市の友人李鋼毅氏の言っている現在の子供囲碁教室5000人を1万人にするとの意気込みは実現可能、と感じさせられた。スケールは違うが、今年も李囲碁教室と山下塾とのオンライン交流を重ねようと思っている。

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非営利活動法人囲碁文化継承の会総会

2022年05月28日 23:02

3年ぶりにNPO法人囲碁文化継承の会の総会を開催した。2006年創立なので満16年活動していることになる。コロナ禍で前2回はZOOMによる開催であった。コロナ禍で幼稚園、小中学校、公共施設での活動が制限されたため指導の総量は半減した。こんな事態が続くと子供の囲碁に対するモチベーションがどんどん低下してしまう、という危機感を強く感じる中で蔓防、緊急事態発令期間の合間を縫って囲碁入門講座を開催してくれた一部公共施設、および私立小学校と公立小学校及びフリースクールの英断には感謝しかない。また非会員の6名が活動をサポートしてくれたのも有り難いことである。加えて企業からの助成金は2社から受贈でき財政的には余裕をもって事業を進められたのも幸運である。発足時の会員は高齢化によりこちらも半減しているので会員の増加がこれからの課題である。

ほしの会

2022年05月27日 22:04

ほしの会は月に一回例会を開いているがコロナの自粛もあって今日は今年2回目の集まりである。新型コロナは風邪と一緒、と言っているY君がいる一方で感染を嫌っているのが混じっているのである。依ってマスク無しと有りの対局となる。会場は人形町囲碁倶楽部だが何と今日はほぼ満席である。コロナ禍で碁会所の苦戦が伝えられるなかで今日のように混んでいるとやはりうれしく感じる。持ち時間1時間20分で2局打つと5時間半くらいかかる。メンバー6人中5人は84歳という年齢を考えると囲碁への情熱は相当に厚いのである。この会の一番の利点はボケが来ているか否かの判定が正確にわかることである。無論年齢による棋力の低下はあるにはあるが、もし急激な棋力低下があればボケを互いに知らせることが出来るのである。今のところは皆健全であると今日も安堵して帰路に就いたのである。

薬円台小囲碁クラブ指導初日

2022年05月26日 18:03

薬園台小囲碁クラブ最初の日である。今年の部員は23名とほぼ例年並みである。指導初日には部長と副部長を選ぶ。今年は6年生が二人と少ないので一人はすぐに決まった。副部長には5年生7人が手を上げた。まず担任の先生がこれだけ多いので誰か下りないか聞いたところ一人が下りた。残り6名でどう決めるか、じゃんけんで決めるか6人が抱負を述べた後選ぶか、二つの提案がされたが後の方に決まった。6人が囲碁クラブをどうしたいか一言語ったあと皆後ろ向きになり先生が順にどの子になってもらいたいか挙手させ一番多い子に決まった。指導側も山下、吉川と新しく西村が加わった。これほど熱意のある囲碁クラブは初めてである。これまでにない熱気のあふれた囲碁部になりそうな予感がする。

囲碁の糸

2022年05月25日 22:35

年長組第一回囲碁の時間の時にリョウ君は全くそっぽを向いていたので帰り際に「また来るからこんど囲碁をやろうね」と言っておいた。二回目の時もそっぽで、年長組全部が終わった時には昼休みに入っていたが「囲碁やろう」とあたりだけ教えたら乗ってきて「もう一回」が続いた。相手をしているうちにリョウ君は数字に強いことが分かったので、本式ルールを教えたいと園長に伝えたところ別の日に園長室に個人レッスンの場を設けてくれた。今日はお母さんと一緒に9路盤で何回か打った後13路盤で打つまでになった。気が付くと1時間半が超えている。色々話しているうちにリョウ君は何とコロナ禍前に山下塾に通っていた三姉弟のいとこであることが分かった。全くの偶然であるが囲碁の糸でつながっていると感じる。リョウ君、もしかすると囲碁好きになるかもしれない。

ふなばし囲碁協会30周年記念事業

2022年05月23日 22:51

今年はふなばし囲碁協会が発足して30周年である。10周年はプロ棋士を呼んで記念大会を催した。20周年には船橋名人戦と本因坊戦の棋戦を立ち上げた。30周年にはどんな記念事業をやろうか、ずっと考えており協会役員にも妙案を呼びかけていた。今日の役員会で皆のアイディアをまとめて記念事業の中身を決めた。新型コロナの影響で会員となっている囲碁サークルの活動は目に見えて落ちている。サークルそのものを解散したところも数団体ある。いま協会に求められるのは会員の活動を元に戻すことである。それには各サークルで囲碁大会を開催して会員の交流を呼び戻してもらうのがいい。協会は大会の賞品を配布することで後押しすることにしたわけである。賞品で一番評判の良いのは買い物券で、汎用が広いのはコンビニで使えるカードである。それに最近日本棋院で売り出された仲邑菫さんのクリアファイルを付けることにした。賞品には30周年に向けて積み立てておいた基金を充てる。各団体にそれぞれ10枚づつ配り大会を開催してもらいサークル活動を取り戻してもらおう。抱えていた懸案が解けてすっきりした。

純碁入門

2022年05月21日 10:49

東京のフリースクール中学校で毎年新学期に約2時間の囲碁入門講座の依頼がある。「いろいろ時間」で40名ほどの希望者と先生方が集まる。単発でまずは囲碁を知ってもらうのである。その中で続けたいと思う生徒用には地域の囲碁ボランテイアが月に一回来てくれることになっている。とにかく囲碁を打てたと思ってもらうのには純碁が何より適している。ものの10分も説明すれば、さぁゲームやろう、と始められる。ゲームをしている生徒を見て回っていると純碁ながらゲームに向いている生徒はすぐにわかる。S君とT君に本式ルールで打ってみようと誘い9路盤で2局対局した。中学生ならではの早い理解である。これならとS君と模範碁を打ち純碁ルールから全員に本式ルールを説明した。最後に「東京都中学校囲碁大会に参加しようぜ」とエールを送った。

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スクエア囲碁会

2022年05月18日 22:07

スクエア囲碁クラブではコロナ禍の2年3か月の間開催されたのは2、3回である。会員の年齢が高いので慎重になっているのは会長の見識である。市内の囲碁クラブや同好会の約1割は会場の使用禁止により活動が出来ないことで解散している。今日はこれまでに比べ参加者が少ない。会長に聞いた処はっきり退会すると述べた人はごく少ないようである。一度全会員に今後会に参加するかどうか問い合わせては、と言ってみた。少ない人数でも続けるのであればそれなりのやり方はある。毎年船橋スクエア茶華道センターで開催される8月の囲碁入門講座は既に日程が決まっているので、講座終了後の受講者の受け皿として「スクエア囲碁の会」は是非続けてもらいたいのである。

自爆

2022年05月17日 23:41

何年か前に若松幼稚園の囲碁指導の折、打ってはいけないところを説明していたら園児から「それジバク?」と言われたことがある。幼稚園児が「自爆」を知っているのかと驚いたものである。それ以来打ってはいけないところに打つのは「ジバクでダメと」と説明している。若松幼稚園ではこれまで交点に交互に打って囲めば相手の石が取れることを教えてきたので、今日は打ってはいけないところの説明をした。途端に一人の園児から「ジバクだ」の声が掛かった。三つの幼稚園で囲碁の時間を受け持っているが一つの幼稚園から「ジバク」の言葉が出るというのは偶然であろうが、もしかすると若松幼稚園で行っている「腰骨を立てる」という立腰教育が関係しているのかもしれないと思ったのである。

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