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総会準備

2022年03月30日 22:52

ふなばし囲碁協会総会を2年連続で書面総会にしたので今年は何としても対面での総会にしたいと考えた。趣味の、まして囲碁の会の総会なのでこれまでは揉めることはなく済んできた。2年間協会の活動も殆どなく役員も大幅に変わったので事前にしっかり準備をしなければと役員会を何度か催した。とくに今年は協会発足30周年を迎え記念事業を行う年である。10周年記念20周年記念それぞれ記念大会を催したが今回は会員からアイデアを寄せてもらいを企画するつもりである。会員の一番の悩みは高齢化による会員減である。その悩みを解消する事業が出来ればと期待している。

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春休み特訓

2022年03月22日 23:08

公立小中学校は25日まで登校するらしいが私立は22日から春休みに入った。オンライン山下塾では今日から春休み特訓として午前中ZOOMとネット対局「サンサン」を使用し山下塾を開くこととした。3日間公立に通う塾生は参加できないが塾生が少ない分一人一人に丁寧な指導ができる利点がある。ZOOMとサンサンで塾生が画面を共有すると、ある局面で自分が打ちたい手を各々から聴けたり、実際に碁盤を囲んで感想を言い合うのと同じようにつっ付き合いができることなど、リアルの指導と比べそれほど遜色はない。おそらく棋力が下の塾生ほど春休み特訓で力をつけるにちがいない。コロナ禍で見つけた子供囲碁指導の道である。

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棋士引退

2022年03月21日 21:43

3年前に持ち時間3時間の碁で村上昌英三段が2手目に時間を使い切り秒読みで打ち続け58目負けの碁を打ったニュースを読んだことがある。どんな思いで対局していたのか考えこんだものだ。1960年王座戦2日制の碁で初日に8手までしか打たずに「今日の蛤は重い」と有名な言葉を残した梶原武雄先生とは違うのは想像できる。全国大会に出場する千葉県代表の小中学生の特訓の折に何度か前原の家に来ていた時の映像が今でも瞼の奥にある。千葉県八千代市出身と言うことで千葉県子供囲碁大会には何度も指導にきてもらっていたが、柔らかい雰囲気で子供たちにも人気があった。プロ棋士を引退して先生と呼ばれる立場から離れるのである。まだ30代の若さでどんな花を咲かす心つもりか伺ってみたいと思っている。

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第16回高等学校囲碁選手権

2022年03月20日 22:46

高校生の全国囲碁大会には日本棋院、全国高校囲碁連盟、高校文化連盟全国囲碁専門部等主催の文部科学大臣杯の冠の付いた大会と関西棋院、読売新聞社、全国高校囲碁連盟、高校文化連盟全国囲碁専門部等主催の全国高校選抜囲碁大会の二つの大会がある。選抜大会は甲子園と同じ時期に大阪で開催されるので熱気がある。この大会に山下塾生OBの末原蓮君が関東地区代表として出場し第3位に入賞した。近年は一般のアマチュア本因坊戦に高校生が優勝したこともあるほど高校生の棋力レベルは高いので三位は立派なものである。大会に向けて蓮君がネット対局で努力したのが一番だが、プロ棋士の大西研也四段が塾生後輩のために特訓をしてくれたのも効果があったかと思う。蓮君が学生囲碁界での縁の広がり第一歩を踏み出したことを塾長として喜んでいる。

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父親になる

2022年03月19日 22:51

塾生OBのノブヤ君が細君と子供を連れて来宅した。ノブヤ君には塾生卒業後も慶應義塾幼稚舎、普通部の囲碁指導の手伝いをしてもらっていた。普通部囲碁部の泊りがけ合宿にも一緒に行ってもらったこともある。その後電話では何回か話しているが実際に会うのは10年ぶりくらいになるだろうか。子供は生後6か月の男の子である。寝返りを左右に巧くうち、間もなく這い出す勢いである。赤ん坊生来の笑顔がなんとも可愛らしい。それにもましてノブヤ君の新米父親ぶりがなんともほほえましい。新社会人の最初は下働きで鍛えられたようで地方回りもしたが今は本社でじっくり新しい仕事に取り組んでいるとのことである。いい顔になった。山下塾生が社会人、家庭人として成長の姿を見せてくれるのは塾長にはこの上ない喜びである。

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人類未開拓の手

2022年03月17日 22:13

第47期棋聖戦第6局のYOUTUBE解説は鶴山淳志八段と河野臨九段である。打ち盛りのトップ棋士の解説らしく手の解説図が次々と並べられ楽しく観られた。一手の手順の意味を深く考えて解明する姿にプロ意識を感じさせる。第一日目の河野九段のAI囲碁の示す手に「人類が開拓していない、知らない手筋」と表現している手が面白い。まだまだAI囲碁によって人間の感覚では思いつかない手筋がこれからも紹介されると感じる。下の例AとBは始めたばかりの人でしか浮かばない手筋である。人間には上から当てるか下から切る手しか浮かばない。AI囲碁では評価が2位、3位である。AI囲碁登場によりワクワク感を持って新しい手筋を待っているのである。

第46期棋聖戦第6局
60期十段戦第5局

第22回JFE趙治勲杯囲碁大会

2022年03月16日 22:04

第22回JFE趙治勲杯囲碁大会で毎日新聞と千葉日報が取材に来てくれた。毎日新聞は写真入りでかなりのスペースを割いて記事にしてくれている。この時期に大会を開く意義を強調して話したのを受けてくれたようでうれしい。参加者が喜んでくれるのが一番だがマスコミで紹介されると開催者としては認知されたとの思いを抱く。記事では一番下のクラスと名人クラスの優勝者のコメントが載っているのも面白い。名前の載った二人に記事を紹介しておこう。きっといい記念となるに違いない。


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初めての13路盤

2022年03月15日 22:22

アイウイル経営者講座のうち「囲碁と経営」では2日で190分の囲碁入門講座をする。そのあと9回の合宿を経て5級になるのが目標である。その間INGO(ingo-web)での対局を重ねる。囲碁はルールは5つなので入るのは簡単だが実際に対局できるようになるのはかなり難しい。一番大切なのは初めて囲碁に出会い、思ったより簡単なゲームと思うことが肝心である。それにはまずは9路盤で打たせて「地」の概念をいかにわかりやすく伝えるかである。これは一人一人受け止めが違うように説明も一人一人違ってくる。今回32期生のなかで一番の名局が下記である。9路盤で2局打ち、ついで13路盤の最初に打った碁には驚いた。二人には囲碁を打つ人に13路盤で初めて打った碁ですといって見せると皆びっくりするからスマホに残すよう勧めた。この二人はきっと囲碁を生涯の友とするであろう。

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親切心

2022年03月14日 22:11

昨日JFE趙治勲杯少年少女囲碁大会終了後、アイウイルの経営者講座「囲碁と経営」の講師の仕事のために時間をたっぷりとって会場に向かった。一つ駅を間違えて乗り過ごしたと思い改札を出てタクシーを待っていた。タクシー乗り場の目の前はイオンの大型店がありその前の駐車場には車がひっきりなしに出入りしているのにタクシーは一台も来ない。20分くらい待ったところで後ろの一般用駅前駐車スペースに停まっていた車が近づいてきたと思ったら車から下りた若い男性が「日曜日にはタクシーは来ないですよ」と言い、タクシー会社の電話番号が書かれている場所を教えてくれた。2社に電話するもつながらない。やっとつながったら断られた。やむなく研修センターに電話して迎えに来てもらって事なきを得た。あの親切な若者から声を掛けられなかったらどれくらい待っていただろう。大遅刻してどんなに迷惑をかけただろう。人に親切にするとその人の幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されるという説がある。若い人に感謝と同時に幸せあれ、と祈らせてもらった。

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第22回趙治勲杯

2022年03月13日 22:25

第22回趙治勲杯は昨年開催の予定であったが新型コロナ感染状況を見て3月13日開催と決めていた。だが「まん防」適用が延長されて今日まで開催できるかどうか揺れ動いていた。他の囲碁大会での感染予防策、会場のJFE見学センターの換気を万全にするなどの対策をして開催となった。参加者は予定より少ない28名だったが千葉県だけでなく神奈川県、埼玉県からも参加者がいたのは22回と伝統を重ねた証であろう。参加者の棋力が6段から30級と幅が広かったのでクラス分けを多くした。名人戦10名のほかは各クラス4名の組み合わせとなった。その結果3位までの入賞者が多く出て賞品をもらえる子が多くなった。今のコロナ状況でこそ対面での大会で対局することに意義を感じている。参加者の保護者から子供の囲碁へのモチベーションが上がったとの感想を寄せられ実行委員長としての責務を果たした気持ちである。

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