2021年09月30日 22:25
メールのやり取りで名人戦第4局の観戦記者は内藤由紀子さんと知っていたので必見である。今回山下敬吾さんが初めての立会人になった。YOUTUBEでの進行係は林漢傑さんである。林さんは趙治勲さんとの組み合わせで解説者の良さを引き出すのが巧いと感じている。山下さんの解説をじっくり聞いたのは初めてであるが声と言い活舌と言い棋士の中では一番聞きやすいと思う。対局のときに正座を崩さないのと同様に内容も真面目に着手の解説をしている。AI囲碁の布石と違い自分の世界を表現するのが囲碁ファンを楽しませることと言っている。聞き手の封じ手(5-六)の予想が劫立てのような手は打つべきではないと厳しく言っている。劫立ての手は相手の応手が決まっているので次の手を一晩時間をかけて考える持ち時間制の手合いではフェアではないと言っているのである。勝負師だから勝ちにこだわるのは仕方ないがフェアでなければいけないとの矜持である。もともと好きな棋士であるが山下敬吾さんを一層好きになったのである。
1日目の封じ手、

1日目の封じ手、

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