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虎丸さん

2021年08月29日 22:41

最近タイトル戦の対局はYOUTUBEで通しで流してくれるのはありがたい。二日制のタイトル戦でも同様である。無論付きっ切りで解説者がいるわけでない。何回か小一時間解説者と聞き手が現れるその時間以外は対局者と局面を移している。解説者はAIでの解説と控え室でのプロ棋士の検討を交えながら解説する。時間を持て余しての局面の解説ではなく雑談的な話になることもある。芝野虎丸さんはタイトル奪取直後に勝利者としての感想を小さいな声でぼそぼそと話すのがいささか不満であった。タイトル者らしく魅力のある話をしてほしいと思っていた。その虎丸さんが第46期名人戦の解説に初めて登場した。対局者の局後の話し方とは別人のごとく言葉は明瞭、着手に虎丸さんらしい解説をしている。これぞ井山、一力さんと日本の囲碁界を引っ張っていく棋士の姿と感銘し、見直した。虎丸さんのこれからの発信力に期待大である。

個人戦千葉県代表全国大会準優勝

2021年08月28日 23:33

第42回文部科学大臣杯個人戦で中学生の千葉県代表選手の田浩人君が準優勝した。同じく小学生埼玉県代表で準優勝した小林高誠君と共に三村智保教室の生徒である。早速三村さんに「おめでとう」のメールを送ったら優勝もあると思っていたのでちょっと残念、と返事が返ってきた。千葉県代表が優勝したのは第3回の三村智保さんと第36回の池田陽輝君である。小中学生ともに棋力のレベルは高い。小学生でプロ棋士に2子の子は何人もいて3子では優勝候補にあがらないそうである。それより新型コロナの影響があるにしても小学生の地方予選に参加したのは1284人で中学生は604人である。中国西安市の棋友李鋼毅囲碁教室の生徒が5000人と桁違いなのは何としたことであろう。

分散登園

2021年08月27日 22:58

新型コロナ感染が周りに近づいてきたようである。友人が市内の感染状況を知らせてきてくれる。一駅先の学習塾で100人のクラスターが発生したと聞いた直後、車でよく通る道筋の回転すしで店員8人が感染したと知らせてきた。マスコミでは子供の感染が増え保育所でのクラスターも報じられている。夏休みが開け9月から幼稚園囲碁指導の予定が三つあるが分散登園などで2か所の予定が中止になった。ワクチン2回は6月で済んでいるが油断は禁物で、不織布マスクは欠かせないようである。

スコール
スコール

AO入試

2021年08月26日 22:28

1990年に慶應義塾大学で始めたAO(アドミッションオフィス)入試は国立大学で86校、私立大学で82校と増え今やAO入試専門の塾さえある。AO入試でなく総合型選抜と名を変えている。AO入試の推薦者を山下塾と交流がある高等学校の生徒に頼まれた。まずは数回あったぐらいで人柄を掴むのは無理なので、その子の打った棋譜を調べた。「囲碁は人なり」というくらいだからおおよその人柄がつかめた。AO入試の始まったころは原稿用紙に万年筆で記入していたが今は大学から直接メールが来てそれに記入して送り返せば済んでしまう。内容は多岐にわたり志願者をどれくらいの期間又どんな立場で知ったか、知的能力、思考力、創造力、指導力、自立性、協調性、学力及び人柄を評価する。そして志望学部にふさわしい人柄の総合的な判断とその理由を記入する。推薦文が合格に寄与するのは100分の1くらいだろうがそれでも真剣に取り組んだ。本人の志望理由の内容からすると第一次試験には合格しそうである。第二次には面接がある。この子は話声が小さい、二次に進んだら大声を出す特訓をしようかと考えている。

棋友

2021年08月25日 22:12

INGOではいつも30人から50人位と対局している。新型コロナ禍でINGOの良さを知った山水さんと打ちだしたが向先の手合いで何局も続けて負けている。自分の都合の良い時間に一手打てるのがINGOの特色だがそれをよくとらえていて、実に良く手を読んでいる。普段はあまり大石を取られることはないのだが、この人には大石を取られることが多い。古い棋友の中務さんはINGOの良さを一番理解している人である。この二人を結び付けたらネットを通じた良い棋友になると思った。二人に話したら打ってみようとなった。早速始めてもらったが立派な打ちっぷりである。佳き碁縁を結ばせてもらったかもしれない。

中務黒ー山水白70手まで
棋聖戦

茶華道センター囲碁入門講座

2021年08月24日 21:54

7、8年まえになるだろうか、土屋さんと初心者から高段者までの詰碁、手筋、布石などの問題を約3000題程作った。その問題集からA4に12問で5枚くらいやってもらうと相当正確な棋力の判定ができる。棋力に応じた問題を出すと囲碁に興味を持ってもらえる。これが指導の要諦である。毎年催される茶華道センターの囲碁入門講座は8月1日募集と期間が短かったこととコロナ感染拡大状況から参加者は男性2名女性1名の3名であった。問題を出してみると3人はほぼ同じくらいとわかった。同じだとやりやすい。初日9路盤、2日目13路盤、3日目19路盤と順調に進んだ。最近は年配者でもインターネットを使いこなしている。INGOを紹介したら直ぐに加入した。講座終了後はINGOでの指導をすることになった。

茶華道

S学院小サマースクール囲碁

2021年08月23日 22:34

S学院小のサマースクール囲碁指導が終わった。今年は1年生63名、2年生40名、3年生37名、4年生31名、5年生5名の176名を5組に分けて2コマを5日間指導した。ほとんど囲碁は初めての生徒だが数人初段近い生徒もいる。9路盤、13路盤、19路盤とそれぞれの棋力と学年を考えて指導内容を変えた。今回は何組か対局中の棋譜を写真に撮って生徒に渡した。9路盤で初めて打ったとは思えないような出来栄えの棋譜は記念と。お祖父さんが囲碁を打つという生徒にはこの打ち振りならお祖父さんがびっくりするから見せたあげなさい、と渡した。一組2回で終わりなのだが「次はいつなの?」と聞いてくる生徒が何人もいた。初めての囲碁は簡単で面白かったと思ってもらえたようでよかった。

お祖父ちゃんに報告の碁
報告

友情と絆

2021年08月21日 22:57

船橋市茶華道センター和室を使わせてもらい今日は3回目の山下塾である。普段は机に板盤を置いて椅子に座って対局するのが当たり前の情景だが、和室で座布団に座って対局するのに慣れて真剣に打っている。今週全国高等学校囲碁大会に参加した蓮君に山下塾の後輩を見にきてほしい、と頼んだところ即座に来てくれることになった。山下塾MLに流したら小学生から中学生のあいだ一緒に通ってきていた恵二郎君と爽太朗君もごうりゅうすることになった。高校生3人が揃って後輩に指導碁を打ってくれて一段落したところで3人が談笑している。1年以上会っていないはずだが当時と何ら変わらぬ雰囲気である。これからも3人は折に触れ会うに違いない。囲碁を通じて得た友情と絆は一生の宝である。3人の様子をながめながら山下塾を続けてきて良かったとしみじみ思わせてもらった。

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全国高等学校囲碁大会

2021年08月19日 23:41

昨年は新型コロナウイルス災厄で文部科学大臣杯全国囲碁大会が中止された。小中学校の全国大会団体戦は今年も連続で中止となったので高校はどうかと案じていたが都道府県高校囲碁連盟に賛否を問うた結果、過半数が開催賛成だったことから団体戦、個人戦ともに開催されることになった。囲碁に限らず貴重な成果発表の機会となる部活動の大会は出来る限り開催してほしいとの文科省の意向も後押しになったのであろう。どの分野であれ3年間のうち2年連続で中止になると生徒のモチベーションは大きく低下する。直前のキャンセルはあったものの開催には男子校で82校、女子で62校がエントリーしている。個人戦に山下塾OBの末原蓮君が出場した。ベスト8に今一歩であった。上位入賞の力はあると期待していたが残念である。言うまでもなく今の高校生の棋力レベルは相当高いので優勝するのは大変である。

S学院小サマースクール囲碁

2021年08月18日 23:36

S学院小学校サマースクールに囲碁が採用されたのは2019年からである。昨年は65名の参加であったが今年は何と1年生から6年生合わせて176名と2.7倍に増えた。日本棋院では学校への指導に必要な9路紙碁盤をスポンサーの大塚製薬のカロリーメイト付きでで送ってくれた。今年からカロリーメイトのプレゼントは無くなり送料は着払いに変わった。紙碁盤は買えば150円するのでありがたい。16日から始めて生徒一人2回の囲碁講座をこなすには10コマ5日間が必要である。1年生が一番多く二クラスに分けられている。当然低学年と高学年とでは話す内容は変えなけらばいけない。高学年にはAIの囲碁に与える影響も説明できる。低学年ほど個人差が大きい。早い生徒は2日目で9路から13路盤で打てるようになる。4年生から6年生は2年前に囲碁講座を受けた生徒もいるので19路で打てる生徒もいる。1人で大変と思われる向きもあるが、なに、慣れているからどうということはない。

初めて9路盤で打った1年生の碁
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