2021年07月24日 22:31
囲碁は友達ができるゲームです。そのためには正しいマナーを身に付けようといつも子供たちに言っている。塾生に塾長から参加を止めたことがある。自分より年下で棋力が下の塾生に手のないところに打って相手の注意をほかに向ける行為をして下手のミスを誘い勝った場面を見たときである。この時は父親に来てもらい来させないで、と言ったところ、父親は自分が毎回の勝ち負けを聞き負けて帰ると責めていたのが原因です、と謝られたので撤回した。山下塾に掲げているのは「囲碁を友として人生を豊かに」、である。友を得るには囲碁に品格が大切である。マッタをしない、横から口出さない、ガッツポーズしないなどの基本的なことは初心のうちに身に付けさせられる。品格は子供が有段者にならなければ伝えるのは難しい。いま塾生の5人がその時期に来ている。品格はオンラインでは難しい。対面でなければ本意は伝えられない。一言でいえば「自分の棋譜を汚さない」ことなのだが、これはプロ棋士なら基本的なことである。だがアマでもその姿勢は必要なことである。囲碁で百年の知己を得るには必須なことと心得ている。
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