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船橋幼稚園

2020年10月30日 22:19

船橋幼稚園も先生方がパーテーションを設置してくれたので対局をすることにした。7路での純碁である。純碁は何より終局がはっきりしている。「眼」が二つあればとられないことを理解させれば幼稚園児でもどちらが勝ったかがわかる。盤上に残っている白石黒石どちらが多いいかは石を縦に並べると視覚的にわかる。どちらがいくつ多いか、計算のできる園児は何人もいる。二桁の繰り下がりの計算ができる園児もいる。無論幼稚園では足し算引き算の計算は教えていないので家庭で教えているのであろう。園児のシュウヘイ君は10月から山下塾に入った。別建てで9路で対局をしてみた。

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なぜ争う?

2020年10月29日 22:37

薬円台小囲碁クラブ第2回目の指導をした。前回は新型コロナ禍の影響で開始時間変更の連絡が抜け落ちたらしく純碁ルールを説明して残り15分しか時間がなかった。クラブの時間は50分あるので本式ルールで教えることに変更し「地の多いほうが勝ち、地の大きさを争います」、と説明した。対局開始と言った時に一人の生徒が手を上げ「なぜ争わなくてはいけないのですか」、とドキッとする質問が来た。人と争うことに疑念を持つ子がいるとわかり「これゲームですからと」と答えたが、人と争うことに対しての答えになっていなかった。囲碁クラブは小4から小6ゆえ流石に理解が速く9路盤で20数名の生徒が終局まで打てており地の計算時に少し助言するだけでよかった。ドキッとした質問をした子には次回11月には争うことの意味を説明したいと思っている。

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若松幼稚園「純碁」指導

2020年10月28日 22:54

若松幼稚園では囲碁を正課としている。ここでは「致知」11月号の記事に掲載されている教育者森信三先生提唱の立腰教育を取り入れている。身体を正し腰骨を立てることにより自立した子供に育つという教えである。幼稚園の先生は折に触れて園児に「腰骨を立てて」、と声をかけている。その声で園児はもとより囲碁講師も思わず腰骨を立てる。すると気持ちが落ち着いてくる。新型コロナウイルス災厄で今日が2回目の指導である。7路盤での純碁指導とした。以前入門指導した先生に前に出てもらい模範対局をした。7路盤純碁の対局では盤面が狭いので目算がしやすく、勝ち負けの差が1目差になるようにすると園児は盛り上がる。純碁ルール・純碁公式サイト・純碁対局サイトの案内を園児に持たせ、家でも純碁で遊んでね、と託した。

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囲碁は殴り合いだ

2020年10月26日 23:28

今日の日本経済新聞に掲載されている「囲碁は殴り合いだ」という井山裕太さんの記事を読んで我が意を得た思いである。日ごろ自分は柔らかい表現で「囲碁は知的格闘技」と言っている。手ひどいパンチを食らっても簡単に倒れず最後まで機会をうかがう、相手との間合いを計ったり一瞬のすきを窺う、何十手も先を読みガードを固め殴り込む、相手を挑発して罠に誘う、人間対人間の対局は心理戦になる、相手がひるんだら踏み込む、逆にじっと我慢する、盤を挟んで向き合うと微妙な表情に揺れを感じるなどの言葉の一つ一つがその通り!と胃の腑に落ちる。これほど端的に表現した棋士を知らない。さて囲碁の指導をしている子供の保護者に「囲碁は殴り合い」とは、やはり言いにくい。知的格闘技に変わる言葉を探さなければいけない。

井山さん

リアル山下塾

2020年10月24日 22:53

2月末から新型コロナウイルス禍によりネット山下塾で凌いでいたが、ようやく8か月ぶりの山下塾再開である。移らない、移さないを徹底するための感染予防策16か条のルールを塾生、保護者と共有し、改めて参加を受け付けた。ネット山下塾を開催していた間に入試等で数人が退塾し、穴を埋めるように数名が入塾したから16名のスタートである。まずは体温を測定し手指を消毒し1分間の黙想をしてから対局を始める。ネット山下塾に熱心に参加した塾生は棋力が増しているので新たな点数を決めて開始した。ネットでは伝わってこない勝った喜び、負けた悔しさが一人一人子供らしく出ている。今日が初めての幼稚園児、小1の塾生も3時間後には前からの仲間のように溶け合っている。リアルならではの手応えを感じた。

パーテーションをしての対局
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高校囲碁

2020年10月23日 21:21

新型コロナウイルス禍で千葉県の高校囲碁大会は5月に予定されていた個人戦団体戦ともに中止になった。ある筋から秋季大会が11月に予定されていて申込みの締め切りが今日まで、と情報が入った。塾生OB末原君は全国クラスの選手なので出場できないと大きなチャンスを失うことになる。末原君の高校はまだ千葉県高校囲碁連盟に加入していない。校長名で連盟に参加しないと大会には参加できない。滑り込みで今日学校に申し出て運よく学校の加盟が認められ大会に参加できることになった。県大会から関東大会、全国大会につながる。末原君も実戦不足であろう。個人戦まで2週間あるので調子はあげられるはずである。色々な人の縁で急遽参加できることになった幸運を生かしてほしい。

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木更津囲碁クラブ閉店

2020年10月22日 23:12

千葉県の中西部にある商業中心都市木更津で山根さんは長く碁会所を経営してきた。毎年開催される千葉県地域交流囲碁大会と子供の大会ではいつも何人もつれて参加していた。山根さんらしい工夫を凝らしての碁会所はちょっと風変わりなところがあった。千葉県少年少女囲碁連盟が県内の子供囲碁の拠点に訪問して囲碁交流をしていた時期がある。木更津は商業都市らしくトップクラスのアマ棋客は真剣(お金を賭ける)での対局が主である。石の形が悪くても力碁で常に逆転を狙っている棋風の人ばかりであった。山根さんから拠点のビルの建て替えにより碁会所を閉じると知らせがあった。独特な囲碁の拠点が消えるのは寂しい限りである。

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神明幼稚園

2020年10月19日 22:36

神明幼稚園囲碁指導は2月以来である。この幼稚園では新型コロナウイルス感染予防によく配慮している。園児はみな子供用のフェイスシールドを着用しており、碁石は、赤外線で殺菌消毒し碁盤の表面はアルコール消毒している。また教室内をオゾン消毒しているそうである。講師としてもマスクの上にフェイスシールドを準備していった。2月から約7か月間の指導が抜けているので3回で本物の囲碁を指導するには工夫が必要である。まずは「囲碁は易しくて面白そうだ」と園児に思わせなければいけない。アタリの問題12問をプリントしてみな「ぜんもんせいかい」と解答できた紙を持って帰ってもらうことにした。終わったら2月で中断している「保護者囲碁の会」の二人の幹事さんが待っていて、3月に渡すはずだったという感謝の品を手渡された。立ちっ放しで30人30分4クラスはかなりの運動量であったが、保護者の心遣いに疲れが吹っ飛んだ思いである。

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持ち点数

2020年10月18日 22:31

オンラインとリアルでの対局では強いほど差がない。棋力の弱いほど差が出る。2月から10月までの塾生の点数は2月から見直さなければならない。また毎回オンラインに参加している子とたまに参加する子との進歩の度合いも違っている。山下塾では点数制にしているがプロ棋士に何子置くかを基準にして決めている。昨年ジュニア本因坊戦で優勝した末原蓮君はプロ棋士に2子のハンデである。従って塾生が自分の点数からプロ棋士に何子置くのかは対局カードのハンデ表を見ればすぐに換算できる。オンラインの塾生対戦表の勝ち負けを拾い出し新点数を決めた。プロ棋士に9子のハンデの塾生が6人いる。みな同じように強くなるか、誰かが抜けてくるかもしれない。

今朝の富士山
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山下塾再開

2020年10月17日 22:03

新型コロナ禍のなかで人の集まる場を確保することは難しい。山下塾再開に向けて塾生の保護者に感染予防対策についての知恵を募ったところ貴重な提案が集まった。かなり細かいところまで決めたので15項目になった。準備として非接触体温計と2種類のパーテーションを準備した。日本棋院で使っている盤ボール製のパーテーションは子供向きに寸法を合わせカットした。公民館でやっているように来場者の記録も必要である。先ずは移らない移さないの気持ちを塾生に身に付けさせることが囲碁以前に必要なことである。

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