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オンライン作業

2020年03月31日 23:10

テレワークは一気に加速しているようである。40、50代の人と話すとテレビ会議、WEB会議で仕事が進むと言う。テレビ会議とWEB会議の区別もつかないが、、幾つものソフトサイトがあるらしい。とにかく人と会わないで仕事が進む、人と会わないほうが無駄がなく進められると言うのである。営業でもセンスと根性というのはもう古く、インサイドセールスなどという手法が最新らしい。仕事だけではなくオンライン診療、オンライン学習もこれから大いに進むのであろう。折しもこのマンションでもコミニテイハウスは4月一杯使用禁止になった。ということは山下塾は開けないのである。ネット山下塾での開催しか方法は無い。ただ塾生全員がネット山下塾に参加できるわけではない。塾生には手元にある問題集に取り組むように指示を出した。

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訃報

2020年03月30日 23:03

Fさんの訃報が入ってきた。Fさんは慶應義塾大学の名誉教授だった人で囲碁三田会を立ち上げた時に色々な助言と協力を頂いた。囲碁関係の蔵書を慶大図書館に寄贈するについても世話になった。また韓国延世大学との囲碁交流に於いて知る由もない慶大と延世大学の古い縁を教えてもらった。延世大学が初めて学生を留学させるにあたり選んだ大学は慶大だったこと、これは大学人でなければ知らないことである。何より囲碁を愛していて大学関係者囲碁大会では選手としてよくチームを組んだ。学究肌というより激論を交わす学者と感じさせる棋風であった。勝ち負けより戦いの碁になっていればご機嫌であった。囲碁三田会「椎の実会」会長として会を盛り上げてもらった。定例会の後の話題豊富な懇親会は楽しみの一つであった。寂しい、誠に寂しい。

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趙治勲杯子供囲碁大会

2020年03月28日 22:54

5月17日に趙治勲杯子供囲碁大会を開催する予定になっているのでHP「碁に夢中」にアップして募集をしているが、参加申し込みが来ない。役員会でどうするか相談した。この週末は各首都圏知事が外出自粛を要請しているように、新型コロナに立ち向かうには一人一人の自覚が大切である、ということで大会は延期と決まった。延期と中止は大違いで、いったん継続していることを辞めると再開するときにはエネルギーが必要になる。10月頃に開催できれば、との思いを役員みなが共有している。今回会議を持つにも公的な場所は全て使用禁止となっているので、津田沼囲碁クラブを借りた。囲碁クラブも碁盤、碁石、机、椅子の消毒に神経を使っているうえ、対局は一つ置きの碁盤ですることに決めている。碁会所も閉鎖しているところが多い中、津田沼囲碁クラブではこの状況下で出来ることをして頑張っているわけで、立派!

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ネットでつながる・ネットで居場所

2020年03月21日 22:38

首相が小中高等学校の休校を要請したのが2月末である。山下塾の会場を貸してもらっている管理組合も使用の自粛に動いた。だからと言って山下塾を休塾とするのは芸のない話である。新年早々、「ネット囲碁学園」主宰の方志昌さんに山下塾を見てもらった。「ネット囲碁学園」のシステムでは一つの教室には10名となっているのを増やしてもらいたい、と頼んで、30名まで生徒が使えるようになった。「ネット山下塾」を休校の間毎日開くと塾生に知らせた。「ネット囲碁教室」はウインドウズパソコンでしか使えないため参加できない塾生が何人かいた。またネットで打つのは嫌いという塾生も居る。参加可能な10人ほどの塾生が毎朝9時から12時までネット対局をした。カメラと音声がつながっているので親がそばにいる塾生と塾生当人だけで打っているかがよくわかる。多いときで6面の指導碁があったが対面での6面とネット上の6面とでは指導する側の負担は数倍大きい。指導には3人くらいがせいぜいと感じた。指導だけでなく塾生同士の対局にも目を配る。よい手には「いい手」とコメントを送る。参加した塾生にとって「ネットでつながる」、「ネットで居場所がある」経験は、急速に拡がるネット社会を生きるなかで良い経験になったこととと思う。何より塾長にとってのこの三週間は塾生の目を見張るような棋力アップを見せつけててもらった貴重な時間であった。

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訃報

2020年03月17日 22:35

野中泰延君の訃報が夫人から届いた。彼は囲碁に関しての思いを共有した友人である。また日本棋院院生を辞める気になった大きな存在でもあった。年下ながら才気煥発で、院生仲間で自分より囲碁の才能があると感じさせたのは彼だけであった。てっきりプロ棋士になると思っていたが東大囲碁部の選手として再会し、また囲碁の縁が深まった。警察病院勤務医の時には健康管理の主治医として世話になった。患者の話を丁寧に聞いてくれる野中医師の評判はよく耳にしていた。また元院生仲間でつくっている「光童会」の集いでは最新医学の話を聞くのが楽しみであった。7年前に胃癌になり余命短いと自覚してからは、あえて和式医学を学び余命を大きく伸ばしたのは流石である。彼と最後に対局したのは2年前の夏、大学関係者囲碁大会の折である。昨夏は参加していなかったので電話して話した声がまだ耳に残っている。闘病の傍ら昨秋まで「一日一生「」の思いで診療を続け、生涯現役を全うした。見事なものである。ただ、寂しい思いは深い。

光

棋譜自動作成ソフト

2020年03月15日 22:38

囲碁将棋チャンネルで棋譜自動作成ソフトが完成してプロ囲碁界で年間5000局のうち6割しか残せなかった棋譜を今夏から全局残せるようになった、と毎日新聞の記事に載っていた。このアイデアは5年前に棋友氣賀君が考えていたもので、もう少しでカメラに撮りそれをSGFファイルに保存できる、と聞いていた。当時カメラで真上から映す作業が難しかったことと、手が映ってしまうことがネックでストップしていた。プロ棋士は自分の棋譜をすべて残している人とそうでない人がいるようである。棋譜は棋士が自分の名誉と生活を掛けて創った作品である。囲碁、将棋界ともに棋譜記録係を確保できない苦労があった。それがすべて自動的に残せるというのは棋士にとって朗報であろう。

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ネット山下塾4

2020年03月13日 22:40

ネット山下塾は2週間の小中高等学校休校により家にいるであろう山下塾生に、ネットによる指導碁と塾生同士の対局ができる教室を当初14日まで午前9時から12時まで開催するとしていた。政府から10日間追加してイベント等を自粛するよう発表された。国の自粛延長に対応してネット山下塾も21日まで延長するとメールで知らせた。それを受けてMさんから、毎日3時間パソコンに張り付いて3週連続では体を壊すといけないので、日曜日と祝日は休んでください、と言ってきた。確かに、ネット山下塾の3時間はボーっとデイスプレーを見ているわけでない。ネットの多面打ち指導は実際の碁盤を前にして指導する多面打ちに比べ何倍も気が張る。指導碁が途切れても塾生の碁盤を見ていて、塾生着手に対してコメントを入れたり終わってラインで注意もする。Mさんの心遣いをありがたく受け、日、祝日はネット山下塾を休塾とした。

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贅沢な一日

2020年03月09日 23:04

ネット山下塾のセットは8時半から取り掛かる。12時までは指導碁、塾生同士の組み合わせと手合い割に掛かりきりになり、トイレにも行けない。座りきりで躰が固まったので昼食後ゴルフセットの試し打ちに出かけた。空いていると思いきやシニアだけでなく年齢が下の世代もかなりいていつもより混んでいる。終わってコナミスポーツに出かけた、こちらのジムは常より少なく、まったく自分のペースで一通りの機械をこなせた。ガラス越しにプールを見るとガラガラである。何年振りか、誰にも遠慮せず丸まる一コースを独占して泳いだ。世の中は自粛ムードであるが、まことに贅沢な思いをさせてもらっている。

ネットで打ちながらの食事
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ネット山下塾

2020年03月08日 22:05

小中学校の休校を受けて午前9時から12時まで山下塾ネット囲碁教室をはじめて一週間が過ぎた。ネット囲碁学園のシステムを使わせてもらっているのだが、まだ十分システムの機能を理解してはいない。全員がネット山下塾で対局したわけではないが、参加した塾生と保護者はある程度安心の時間を過ごしたのではないかと思う。テレビやゲームで過ごす3時間に比べ、囲碁で頭を使い続けている3時間である。たかが1週間ながら目を見張るほどの進歩をした塾生が何人かいる。土日には数人の保護者が参加してネット囲碁教室で午前中子供がどんな風に過ごしていたかを体験してもらえた。さてあと一週間のネット山下塾で何が見えてくるだろう。

さくら

ネット山下塾3

2020年03月04日 22:09

ネット山下塾二日間のテストランを経て何とか一歩を歩みだせた。小中学校休校の間、せめて午前中だけでも囲碁の時間で頭を使って貰いたいと企画したことである。朝9時から12時まで塾長の指導碁と塾生同士の対局を組んでいる。囲碁山下塾のテレワークである。指導碁はテストの結果3人が適切と判断した。あとは塾生同士の対局である。あらかじめ午前中家にいる塾生は登録してもらってあり、指導碁を受けるものと塾生対局に分け、組み合わせとハンデをメールで知らせてある。ネット対局で一番の問題はミスクリックである。使っているシステムはワンクリックで着手が表示されるのでミスクリックが出やすい。ミスクリックは「マッタ」要請をしてよいことにしてある。ミスクリックとうっかりミスの判断は微妙であるが、塾生の良識を信じるしかない。保護者の手を借りながらカメラ、音声テストを重ねてようやくこなせるようになった。

昼食


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