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プロ棋士入段

2019年11月28日 22:43

プロ棋士になるのは年間6名である。東京本院、関西総本部のリーグ戦の成績で各1名、東京本院、中部総本部の採用試験で東京2名中部1名、女流枠採用試験で1名である。年齢は23歳未満である。冬季採用試験で気になっている受験者が二人いた。山下塾生OBの兄近藤君と、古くから付きあってもらっている中野寛也九段の子息である。中野君は年齢制限最後の年、近藤君は今期を最後の試験と定めていた。相次いで朗報が舞い込んできた。二人とも採用試験で勝ち抜き入段が決まった。今年は女流特別枠で6名が採用され、英才採用で有名になった仲邑菫さんを入れて13名が入段した。最近の若手の実力は高い。中邑さんは男性棋士に7連勝である。近藤、中野両君がラストチャンスを凌いだのは勝負師としての強さの証である。大いに活躍を期待している。

ハッピーバースデイ

若武者ランキング戦

2019年11月26日 10:57

若武者ランキング戦もかなりこなれてきた感じである。毎月1回集まり3か月で一区切りにしてランキングを決める。今月は3回目の締めの日である。ほぼ同じメンバーなので一日3回戦をどう組まれるか、参加者は理解している。最初に抽選で順を決め次からはスイス方式で相手が決まる。今回から実行委員の指導は無しで、参加者で進めることにした。対戦表の記入は文字をきちんと書く鈴木舞華君である。何か問題が生じたら本人同士で解決すること、どうしても纏まらなければ大人が裁定すると決めた。今日は四童子さんが立ち合い、表彰は土屋さんが受け持ってくれた。参加者は千葉県を主として茨城県、東京都で勉強する子供たちである。自分が大会に参加して棋力を上げるだけでなく、大会運営のノウハウも身に付けて、自分たちでもで大会を企画する力を付けてほしいと願っている。

船橋方式による囲碁大会運営

2019年11月25日 22:58

ふなばし囲碁協会主催の第37回舩橋市長杯争奪囲碁大会を開催した。Aクラス8チーム、Bクラス16チーム、Cクラス12チーム、Dクラス6チーム、AとDクラスは3人、BとCは5人グループの184人参加である。棋力の差は昨年の千葉県アマ名人から16級の幼稚園児までと幅が広い。今年の協会主催の大会は「参加者イコール運営者」の船橋方式で開催している。船橋方式とは碁盤を置いてある机に番号を貼り付け、参加者は最初は指定された席に座り対局するが、2回戦からは勝てば〇番の席、負ければ〇番の席、とあらかじめ指定した紙を渡しておく。勝ち負けに従い席に着くと相手もそこに座る。運営者が一局ごとに参加者の席を指定するのではなく、参加者が決められたルールに従った席に移動するのである。団体戦での船橋方式は初めてであるが、混乱なく運営することができた。次回からはよりスムーズな大会運営ができるようになるであろう。

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船幼囲碁の会

2019年11月25日 21:25

船幼囲碁の会ではいつも簡単な講義をしてから多面打ちに移る。終局まで打てるのは1時間半では10人のうち一人くらいである。序盤中盤での打ち方は教えられるが、終盤とヨセについては殆どできない。囲碁を一局打つにはヨセまできちんと打てなくては初めての人との対局にはむずかしい。会員皆に誰とでも打てるようになってほしいと思っている。過日、たまたまだが船橋幼稚園に囲碁のデータを送ることことがあった折に、いい機会だから事務の女性Sさんに30分ほど囲碁の講義をして入門してもらった。その後INGO(ingo-web)のネット指導でめきめき上達しているので、会員にもINGOの指導をしたいと伝えた。囲碁会の幹事熊谷さんが、「実例を見せたほうが良いから「」、とすぐに山下との13路盤、19路盤の2面指導碁局面を作ってくれた。口で言うよりスマホの画面で見せたほうが入りやすい、との配慮である。会員が相互にINGO対局するようになると囲碁を面白く感じてくれる人が飛躍的に増えるだろう。

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船橋青少年センター小学生囲碁教室

2019年11月24日 22:15

船橋市青少年センターでは10年近く夏休み4日間子供囲碁教室を指導していた。昨年は将棋の藤井さん効果なのか、囲碁ではなく将棋教室が開かれた。今年は?、と思っていたら、夏休みでなくこの時期に一日だけ小学生囲碁教室を頼まれた。一日にしたので通しで4時間とのことである。集まったのは全く初めての子が5人、「いごっち囲碁教室」の子が10人なので、グループ二つに分けての指導とした。初心者用に問題6枚、経験者に7枚用意し、経験者グループが問題に取り組んでいる時には初心者に解説し、初心者が問題に取り組んでいる時は経験者グループの指導に回った。2時間ほど過ぎたときに経験者グループにはトーナメント戦、初心者に先ず9路盤対局をさせ、2、3局終わったところで13路盤で打たせてみた。存外形になったので19路盤で打たせて、次いで経験者グループの下5人と打たせてみた。たまたま成り行きだったのかもしれないが、教室が終わるころには、全員ひと塊になって打っている。4時間の長丁場は初めて、4時間で19路で打てるようになったのも初めてである。囲碁は進むほどに本当は難しいのだが、入りやすいゲームでもあると改めて感じた。

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JFEホールディングスからの支援金

2019年11月23日 22:45

千葉県少年少女囲碁連盟の活動に理解をしてくれているのは、JFEホールディングスである。2004年に当時の日本棋院理事長加藤正夫さんが、いいところに連れて行ってあげる、と言われて、お供したのがJFEホールディングスの江本会長の執務室であった。そこで連盟の活動について話した。その年の暮れに加藤さんが急逝されたので、この話は流れた、と思っていたら生きていて翌年3月に連盟への支援が実現した。爾来14年間変わりなく賛助金を頂いている。ありがたいことである。窓口になっている事務局長が新任されたので西崎会長と二人で挨拶に行った。年間の活動を説明し、連盟主催の子供囲碁大会を見に来てもらうようお願いした。また囲碁はアタリがわかる程度、と言われたので、30分で打てるようになる入門講座も聞いてもらうようお誘いした。

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放課後子供囲碁教室

2019年11月21日 22:57

神明幼稚園放課後子供教室の2回目である。月に一度船橋市内の小学校が午前で終わる日がある。その日を囲碁教室に当てると小学生も参加できるので丁度よい。幼稚園のほうは年長組だけでなく来年度の囲碁授業に向けて年中組の園児が何人か参加している。年中組の初めての子から小学5年生まで年齢幅があることと、全くの初心者から1級まで棋力の幅があることで、一人では手が回らない。そこで保護者囲碁の会のメンバーの数人が手伝うことになった。クラスとしては年齢でなく棋力で分けているが、それぞれの担当者が受け持ち、個別の指導が必要なときに声を掛けてくる。どうやら囲碁教室に来ても何も教わらなかった、と言うことは避けられそうである。今日は問題集を何種類か持って行ったため、玄関を出てからも追いかけて解答を持ってきた子が出るくらい採点に追われた。
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勝ち負け

2019年11月14日 23:03

S学院の秋季リーグ戦が終了した。ABクラスの優勝、準優勝を副賞を添えて表彰した。参加賞はジョークを交えて、これまら迎えるお年玉を弾んでもらえるようにお母さんに渡して、と、「はぐくみ」グループの手つくりのポチ袋にした。成績により新しいハンデでのリーグ戦を始めた。最初の一局でライバル同士のH君とS君の対局で、S君が「H君を6目差で負かした」と大きな声を出した。S君は「ちょっと待て」と数え直している終局での「地」の作り方に異を唱えている。こんな時には口を挟まないことにしている。あくまで本人同士で解決させる。結果H君の勝ちと収まった。授業終了で論語の素読を大きな声でやったあと、論語の紙に「S君、今日は勝ち負けでフェアな態度であった」とメモ書きして渡した。
水路

WEB投票

2019年11月13日 22:54

WEB投票の依頼メールが届いた。勝又佳織君からである。小学生の彼女が千葉県の子供囲碁大会に参加していた頃からの縁である。高校生の時、進学先を聞いたら医学と言っていた。千葉大学と慶應義塾大学に合格し慶應を選び計らずも後輩になった。医学部で勉強に忙しいだろうに囲碁部に入部してくれた。3年前の韓国延世大学との交流にも囲碁部員として訪韓に同行してくれている。依頼の内容は、「すべての学生に世界一周のきっかけを与えるプレゼンコンテスト」に応募して一次審査2000人の中から150人に選ばれた。今二次審査が行われていて、WEB投票審査で選ばれた30人が次のステージに薦める、とのことである。「 私は、聴診器を持って旅をしたい。世界中の子供に自分の心臓の音を聴いてもらい、命のかけがえのなさを感じてもらいたい」、という彼女の夢が実現する応援をしたいと山下塾生、船橋幼稚園、若松幼稚園、神明幼稚園保護者の囲碁の会にWEB投票のお願いをしている。今の得票から観ればWEB審査は通過するだろう。最終審査でのプレゼン突破を祈っている。

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パス

2019年11月12日 23:11

若松幼稚園で石取りゲームから純碁指導にして今日は2回目である。園児たちの前でサポートしてくれる保護者の会の母親の一人と模範純碁を示し、双方がパスして終局で、その時に残っている石の多いほうが勝ち、というルールを説明する。園児に打たせていると、一人の園児が「パスってなあに?」「・・・」、とっさに説明できない。しばらく考えて「一回休み」と答えたが、かえって難しいかもしれない。幼稚園児に囲碁指導して17年余になる。当然ながら教える相手は幼稚園児、という意識であるが、時々園児から思いがけない質問をされて未だにタジタジになる場面があるのは可笑しい。幼稚園児畏るべし、である。

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