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気付き

2018年12月30日 22:54

年末なので最後の土曜日は山下塾を休みにしていた。日ごろから一週間に一回では囲碁教室としてすくないと感じていたので都合の良い塾生は打とうと呼びかけた。いつもの宿題の検討は無しで、対局だけに専念することにした。千文と二人で指導できたのでレン君ケイジロウ君を除いて、集まった全員に指導できた。こんな時の指導では、一局の中で子どもたちに何かを気付いてもらうことを心がけている。石の連絡、切断についてなら、ここは切る一手、という場をこしらえて見つけてもらう。石の生き死にについても同じような場を作る。今日は比較的上手く場をつくることが出来た。一番下のハルキ、コウノスケ両君は20級から今日で18級になったであろう。ケンタからのプレゼント
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Line

2018年12月29日 22:39

今はメールよりLineで連絡を取るのが普通になっているようだ。まだ慣れていないが仲間の連絡には持ってこいと思う。それ以外にもLINEPAYとやらで支払いをするとポイント還元されることがあるので得になるらしい。一番進んでいるところでは損保の保険金請求にLineが使われているというから吃驚である。身近で便利に思うのは囲碁の棋譜のやり取りが瞬時にできることである。幽玄の間で参考図を作り相手に送れば直ぐにその図に対して自分の考えている図を作って送れる。何時でも何処でも検討会が出来るようなものである。メーリングリストを使えば仲間内での研究会にもなり得る。前日の大西・光永戦で、ある図のことが頭に残っていて局後の検討では出てこなかった手段がどうしても自分で良しあしが判断できなかったので、大西さんにLineで図を送り質問した。何度かのやり取りで納得のいく図が出来た。碁キチとしては、ある図が気になっていると何時までも頭に残って悩ましい。これですっきりした。大西さん、ありがとう!
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先逆コミ

2018年12月28日 22:19

ユタカ君から大西三段に指導碁を打ってもらう、とメールが入った。ユタカ君は慶大囲碁部のトッププレイヤーを負かすくらいの棋力の持ち主である。救急担当の医師という忙しい身ながら寸暇を見つけて仙台まで囲碁の大会に出かけるほど囲碁が好きである。若手プロとの対局には大変興味があり昔の師匠の威光で頼まれもしない立会人を買って出た。アマの大会の練習に、と45分切れ負けの先で逆コミ6子半の手合いである。序盤に黒が打ちにくい碁になったが、負けにくい棋風の豊君が粘って微細の局面になった。結果寄せで損をして白4目半勝ちとなった。若手プロとの局後の検討は興味が尽きない。どんな変化にも丁寧に相手をしてくれる。序盤で打ちにくくした要因を一点質問した。今流行りの早めの3・3入りの下切りの変化である。
大西光永戦
昔の師匠の指摘 39~41とうち63とたたけば黒面白い
大西光永戦2
師匠の顔を立てて師匠の話を聞いてくれる心優しい元弟子二人である。

S会館囲碁講座依頼

2018年12月26日 23:41

船橋市の公的施設S会館から来年の子供囲碁指導の話が来た。些細な話だが、夏の初めにここの館長とちょっとしたやり取りがあった。S会館では毎年夏休みに四日間の小学生囲碁講座を頼まれて実施していたため、夏休みも近くなったので今年の日程を問い合わせた処、今年はありません、との返事であった。囲碁をやめて将棋講座を開催した、ということは後で父兄を通して知った。藤井ブームの折なのでそれもありかな、とは思った。S会館の来年の話というのは、11月に子供囲碁講座をやってほしいとのことである。夏休みでなく11月に1日だけ5時間の講座の提案である。会館の要請通り如何様にもできます、と受けた。ついでに来年は将棋講座は?と聞いたところ、来年は無い、との返事である。子供が集まらなかったのかどうかは分からない。それにしても11月にお呼びがかかるとは、まだ元気でいろと言うことか、と受け止めた。
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純碁でAI

2018年12月25日 22:31

日本の囲碁界の先行きに危機感を持つ王銘琬さんが、純碁で囲碁の世界を広めようとしている姿勢に共感している。友人の土屋弘明さんもその一人で純碁HPの世話役を引き受けている。新年を目前にして3人で顔合わせをすることになった。後輩の慶大坂倉君にも声を掛けた。王銘琬さんは「純碁でAIを知ろう」と世に訴えている。囲碁を知らない人に興味を持たせる面白いキャッチコピーと思う。純碁は、初めてルールを聞いた人が10分後には自分の頭を使って一局打ったと思ってもらえ、面白かったと感じてもらえ、囲碁を知らない人が囲碁って簡単で面白そうだと感じてもらえる。王銘琬さんは今後いろいろな仕掛けを考えていて、土屋さんともども出来る範囲で応援する楽しみを貰った。
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平成30年最後の山下塾

2018年12月23日 23:59

今年の山下塾は出入りが激しかった。入塾者は4人あったが退塾者が5人、休塾者が3人あった。休退塾者の多くは中学受験の為である。今も中学受験は厳しいらしい。昔は囲碁で使った頭を休めるために受験勉強をした、と冗談をいう向きもいたが、今は昔の話である。それでも囲碁で何時間も頭を使うことには慣れているので、気合が入れば学力はぐんと伸びるのは今も昔も変わらない。ところで年末、塾長の誕生日直前の山下塾の日は、おめでとうと花束を贈られハッピーバースデイを歌って皆で祝ってもらう。毎年のことながら塾長冥利に尽きることである。ここ数年娘が塾生の指導に来てくれるのでその分塾生の打っている碁を良く観察できるようになった。この子はあそこを、あの子はここを、と具体的に伸ばすところを掴んである。それが気になっていてあれこれ思い巡らせていたが、29日は休塾にしていたのだが、急遽開催することにした。既に予定を組んでいるであろうから来られる子は少ないだろうが、思い立ったが吉日だ。
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空気伝染

2018年12月16日 21:31

純碁で少し縁を深めていただいた王銘琬九段から一度山下塾に行こうか、と申し出があった。タイトルを取ったトッププロ棋士など近くで会うことのない塾生にとって大変ありがたい話である。囲碁は空気伝染すると信じているので、トッププロと同じ空気を吸うと強くなれる。いま山下塾は中学受験に向けて休塾する子が数名続いている。王銘琬さんのお心遣いは有難くいただき、実現は先に延ばした。現在塾生で最年少は年中組のコウノスケ君である。このコウノスケ君より一歳下でお姉ちゃんに付いてきている年少組のシュウヘイ君と初めて9路盤で打ってみた。もう少し慣れると塾生に加われるだろう。
北ベランダからの筑波山
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若松地区

2018年12月14日 22:39

三つの幼稚園の囲碁指導でいつも考えているのは、分らなくてぼっとしている子を一人でも作らないようにしていることである。ゲームに向いている子は理解が早く教えなくても上手くなる。毎年三幼稚園で同じようにやっているのだが、年によって幼稚園での差が出てくる。これまでのところ今年は若松幼稚園の園児のなかで何人か強い子が出てきている。T君、K君、I君、Mちゃんと直ぐに19路盤で打てると思われる子が育っている。この幼稚園の卒業生H君が今年若松中学校に入り、来年もは何人か入学する。選手3人とも有段者のチームが出来る見通しである。千葉県代表として全国大会に出場することになれば若松地区でもっと囲碁の認識が高まるであろう。
銀杏

S学院アフタースクール

2018年12月13日 22:32

S学院小アフタースクールの囲碁は今日で二学期終了である。来年、県大会に出場する選手候補は決まり出している。今年始めた生徒たちも、それなりに打てるようになった。45分と短時間ながら毎週囲碁の時間があるのは効を奏しており、囲碁の面白さを理解してきている。リーグ戦も十数局こなしている生徒が多い。新年に最多勝利者賞と最多対局者賞を表彰しよう。囲碁の理解が進んだのももさることながら、生徒が碁盤を並べたり片付けたりする作業が手馴れてきたのが嬉しい。使用している教室の入り口で室内履きを揃えるのがこの学校のルールである。遅れて飛び込んでくる生徒の履物が乱れることが多々ある。K君は一人で皆の靴を揃えている。前回はそれを見習う生徒も出てきた。旧海軍の「出船の精神」がこの学校で育まれているのは頼もしい。
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保育院

2018年12月12日 22:56

船橋市と中国西安市は姉妹都市である。囲碁の交流は1988年から交互の囲碁団訪問で永年続いているが、昨年から途絶えている。こちら側の囲碁愛好家の高齢化と四十代から六十代で囲碁を趣味にする人が少ないことが主な理由である。昨年西安囲碁協会の副会長がプライベートで来日した時に、大人は無理になったが子供の囲碁交流をしたいね、と話し合った。船橋市と西安市の交流の一つとして日本の幼稚園に匹敵する第一保育院の訪問があった。それまで小中学生の交流はあったが幼稚園児は初めてである。創立80年の共通点があったからか船橋幼稚園が訪問先に選ばれた。双方15組の親子が言葉は通じなくても共に遊び賑やかに交流したと言う。中国では幼稚園は保育院と言って、知育を重視する保育である。前記の副会長は2000人の子供囲碁教室を開いている。生徒を集めるのに幼稚園の門前で囲碁入門を見せて募集していると言っっていた。第一保育院は800人の園児がいる規模なので、もしかしたら彼の囲碁教室に通っている子がいるかもしれない。幼稚園、保育院の囲碁交流が実現できれば愉快なことである。
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