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夏休み親子囲碁入門教室

2018年07月31日 22:38

毎夏開催されていた船橋市の青少年センターでの夏休み子供囲碁入門講座が、今夏は将棋にかわった。入れ替わって八千代市勝田台公民館から親子囲碁入門教室の依頼があった。この公民館では同じ日に将棋親子入門教室も開催されている。将棋教室は申込20組で参加19組、囲碁教室はというと申込4組で参加は2組である。藤井聡太さんの効果であろうが、現実にこの差を見せられると流石にショックは隠せない。将棋連盟と日本棋院の世に訴える智慧の差かと思ってしまう。中韓に押されて「世界一」と言えない弱さが世間受けしないのかもしれない。囲碁にも世界に通用する若手棋士が揃い始めている。もう少し辛抱しよう。
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第15回文部科学大臣杯小中学校囲碁団体戦全国大会

2018年07月30日 22:36

第15回文部科学大臣杯小中学校囲碁団体戦全国大会に千葉県勢を応援に出かけた。2階3階会場は応援の家族、指導者で溢れている。知り合いを探すにも一苦労である。市川小だけ2連勝していて期待していたが、結果は残念ながら小学校2校、中学校4校共に枠抜けはできなかった。6月の千葉県大会では市川小の三将は自分は勝つのだ、と言う気持ちで打っているのが伝わってきていた。全国大会ではいかに、と注目して観ていた。3回戦で負けてからは母親のそばを離れない。話しかけても答えない。よほど悔しいのであろう。悔しさのやり場を母親と一緒にいることで癒しているようである。この子にとって今日の負けは大いなる肥料となったであろう。
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大西研也三段

2018年07月28日 22:33

山下塾に大西研也三段が指導に来てくれた。大西さんは小学生4年生の時全国大会で準優勝して院生になった。山下塾生OB会には何度か来てくれているが、塾生の勉強会に来たのは初めてである。新人王戦の自戦解説をお願いした。塾生の質問には丁寧に応えてくれた。ついで31日からの全国大会に出場する末原君の指導を全国大会と同じ持ち時間、10秒の秒読み付きでお願いした。10秒で何十手も打つ熱戦であり、末原君には良い練習になったと思われる。次いで三面打ち指導を二回お願いした。同じ囲碁塾の先輩のプロ棋士との触れ合いは何かを醸し出したことだろう。
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高校囲碁選手権3

2018年07月27日 23:36

団体に続く個人戦で3日連続の応援である。Cは2敗し最後の一局に勝ち結果七位となった。審判長石倉九段は、「最近の高校生のレベルは非常に高くなっていて、特に今年は女子のレベルが上がっている。囲碁は文化であり教養である。またコミニュケーションツールとして優れている。自分も高校生の頃の囲碁仲間と今も付き合いがある。同世代の横の広がりとともに今回入賞した選手の中には、かつて学生や一般の囲碁界で活躍した父親や母親たちから引き継がれ縦に繋がって活躍している学生が見受けられるのは好ましいことである」、と講評した。確かに高校囲碁界のレベルは年々高くなっている。昨年男子で優勝した栗田さんはアマ名人戦全国大会で今年優勝している。一昨年3位の林隆羽さんは昨年アマ本因坊になっている。高校選手権で優勝するほうが一般のアマの大会で優勝するより難しい、と言えるかもしれない。表彰式は見ないで帰ろうと思ったが、男子の決勝戦の近くに席が空いているので見学した。100手くらいから10秒の秒読みである。白の林朋哉君が優勢だが黒の鈴木智大君が次々に難しい手を放ってくる。10秒間によく読める、と感心し通しであった。10秒で次々出る変化球と間違いない応手をしっかり堪能した。高校生畏るべし!
10秒の激闘譜
蓮



全国高校囲碁選手権大会2

2018年07月26日 23:59

全国高校囲碁選手権個人戦に千葉県代表として出場している孫のCが、1、2回戦に勝てば3回戦に強敵と当たると予想した。ゴルフ場から急いで日本棋院に駆け付けたら、丁度3回戦が始まる直前に到着できた。団体戦と違い人数が少ないので観戦席から局面が良く見える。よく見えるのは良いが、一手ごとにハラハラし通しなのである。つきっきりはやめて時々観ることにした。大寄せでちょっとした妙手を打ち、勝ちが決まった。Cは学業と音楽に気を入れているので、囲碁は年に2回開催される大会で打つだけだから、棋力が上がっているわけはないのだが、よく枠抜け出来たものだ。全国ベスト8は上出来であり、喜ばしてくれた。
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全日本高校囲碁選手権

2018年07月24日 22:40

第42回文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権大会が開催された。団体戦、個人戦と三日間の大会である。今年は山下塾OBで開成高校三將の入江君、千葉高校主将の井口君と東邦大学付属東邦高校主将で孫のCの応援に出かけた。開成高校は順調に枠抜けしトーナメントの1回戦にも勝ちベスト8に残った。千葉高は2連勝のあと神奈川の浅野高校に負け枠抜けはできなかった。一番力が入ったのは東邦高校である。2連勝のあとの3回戦はほぼ付きっ切りで応援した。主将戦が残り大寄せで残り時間が2分である。局面は遠いので見えないがあと何手くらいかかるかはわかる。ノータイムで打たないとCの持ち時間が切れそうである。ハラハラしているうちに切れてしまった。だが悠々と打っている。結果はチームも負けて枠抜けは叶わなかった。終局後「時間が切れたね」と言ったら「10秒の秒読みがついている」と。それならやきもきすることはなかった。と同時に時間切れ負けの味の悪い終局が無くなったのは、大会運営上大進歩なので喜ばしい、と思った。退会規約を読むと秒読み付きでも明らかな時間切れ狙いの着手は審判が裁定するとある。アマの戦いで一番味の悪いのは時間切れ負けである。これからのアマチュアの大会は切れ負けでなく秒読み付きが主流になれば大変喜ばしい。
団体戦
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AI囲碁

2018年07月15日 22:37

一週間前のブログに、AI囲碁によりこれまでの囲碁観を変えなければいけないと、と書いた。蓮君の打った下図の局面で布石の遅れを持ち直した黒は中央の厚みを生かす「神の一手」を打てば有利に進めると思った。AI囲碁のLeelaZeroでの次の一手は、右辺の白地を荒らすことである。先週末連盟の飲み会で、土屋さんが「AIは見合いの手を打たない」、入江さんは「人間は相手に手を渡すが、AIは違う」と言った。ハッと思った。AIは局面で多くの候補手をシュミレーションして勝率の高さを表す。「神の一手」を出すのではない。いまやレーテイングではAI囲碁は世界のトップ棋士に3子置かせるハンデと聞く。AIの手を学べば強くなれる。だが「神の一手」を求める姿勢、囲碁観を捨ててはいけない、と二人の言葉は気付かせてくれた。ハテさて下図で勝つには◎であろうが、厚みを最大に生かす「神の一手」を求める気持ちは強くなっている。
蓮

格闘技

2018年07月14日 23:53

文部科学大臣杯小、中学校囲碁団体戦の全国大会出場枠は千葉県は各2校である。他県の出場状況による調整で千葉県の中学校全国大会枠が4校に増えた。県大会では優勝すると予想していた柏第4中が3位となり、残念に思っていたところ繰り上げで全国大会に出られることになった。3位では代表になれず一番悔しいのは選手本人のはずなので、渡辺、尾身には何も言わなかった。幸運にも全国大会に繰り上げ出場できることになったので、総括というほどのことでもないが何故3位だったのか、本人に聞いてみた。さしたる答えが返ってこない。四段・四段・1級の柏第4中の3人が、初段・初段・10級の東邦中チームに0-3で何故負けたか、自覚していないようでは全国大会での活躍は期待できない。日頃塾生を叱ることは殆どない。本気で叱らなければ、と思った。県大会では柏第4中チームには自分らが勝つぞ、という気概が何も感じられなかった。囲碁は知的格闘技である。格闘技であるからには勝つ気が強い者が勝ちを得る。ただ碁を打ちました、ではなく必ず勝つとの思いを強く持つよう、二人に話した。柏第4中は全国大会で枠抜けする棋力はある。気力充実を祈る。
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薬円台小

2018年07月12日 23:38

薬円台小学校囲碁クラブは22名で今回が3回目である。3回目ながら昨年から続いている生徒2名と山下塾生1名の3人は別にしても、19路盤で打てそうな子が何人かいる、と感じた。まだ無理かとも思ったが全員19路盤で打たせることにした。全く初めて19路盤で打たせてみると、一線に打ったり、一つづつ石をつなげたりして形にならない。30手くらいまで隅から打つこと、三線か四線に打つことだけを話し、30手までの決め碁を全員に打たせてみた。その結果、小学生高学年になれば、「地の多いほうが勝ち」と「生き石、死に石」をしつこく教えることで、3回目から19路盤で打たせて大丈夫なことが分かった。指導者としては少し前進したようだ。
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囲碁教室の問い合わせ

2018年07月09日 22:41

子ども囲碁入門についての問い合わせが幾つか寄せられている。毎年夏休みに開催される青少年センター主催の小学生囲碁入門講座は、今年はないのか、幼稚園児と小学4年生の兄弟がルールも知らずに囲碁を打っているが子供教室はどこにある4、同じ幼稚園に通っている友達から山下塾のことを聞いたが今募集してるか、等、見知らぬ人からの問い合わせがこんなに寄せられることは珍しい。それとは逆にショッピングモールのカルチャセンターから子供の入門講座をしてくれる先生を紹介してほしいとの問い合わせもある。親や子供に囲碁の認識が高まったのかと思いたくなる。それぞれの問い合わせには丁寧に対応しているが、少しでも囲碁が広がれば嬉しいことである。
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