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連碁

2018年02月27日 22:04

船橋幼稚園母親囲碁サークル29年度の締めの日である。お祭り気分で全員による連碁を催した。指導する立場から言うと、連碁を打たせるとサークル会員個々人の囲碁の理解度がよく分かる点がいい。連碁では打つだけでなく一巡したところでコメントを挟む。囲碁の理解で大切なことを局面に合わせて解説するわけである。解説では良い手を褒める場合はあまり苦労しない。ただし褒め方も打った人の人柄に合わせなければ面白くないので、その点だけ工夫する。難しいのは明らかな悪手へのコメントである。「この手は悪手、」などと言っては打った人を傷つけてしまう。当人が「ワハハ」と笑って悪手と分かってもらうのが肝心である。今年は園児の迎えの時間の関係で囲碁の実習時間は1時間しか取れなかった。十数人が続けるようだが、次年度の実習時間は1時間半となったので手応えがある。
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延世大学囲碁交流

2018年02月26日 23:03

韓国延世大学との囲碁交流大会のメンバーが届いた。今回で11回を迎えるがこれまでより強力なメンバーが組まれている。OB7人、学生6人による13名の囲碁団である。OBは九段が二人、八段、七段二人、残りは五段、四段である。学生は九段、八段、七段に六段二人、級位者一人である。日本と韓国のアマチュアの段位は韓国のほうが二段は厳しいと言われている。九段と言えば日本での県代表より強いと言える。国際交流の囲碁大会は迎えるほうが選手を揃えやすいので訪問したときは負けるが迎えるときは勝つのが定石である。今回のメンバーを見ると手強い。慶應チームには生きの良い若手の打ち手を揃えなければと思い、卒業3年くらいの連中に来てもらうことにした。学生のほうは慶應にいい選手が揃っているので少し安心である。囲碁は「手談」とも言うように対局すればすぐに友人に成れるが、実力が接近するどうしの真剣勝負をしてこそお互いの理解が増す。それぞれが佳き友情を育むであろう。
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Cクラス

2018年02月24日 21:04

山下塾では棋力に応じてAクラス、Bクラス、Cクラスに分けている。以前は塾生は初段以上としていたが数、数年から初心者から入れることにしているのでランクで言えば上下43点の差がある。ハンデで言うとAクラス一番の子にCクラス一番下の子は9子置いてコミ300目の差である。Aクラスの塾生は囲碁を一生の友とするであろう。Bクラスはもう少し強くなったら一生の友にすると思われる。Cクラスはまだ囲碁の面白さに届いていない。Cクラスの塾生をBクラスに入れていいかどうかをよく観ている。Cクラスはアタリを完全に理解して石の生き、死にが分かると上のクラスに進める。手のないところに相手が打ち込んできたとき手にならないと判断し、手を抜いてほかのところに打てるようになったら卒業である。Cクラス4人の打ちっぷりをじっくり観てみた。随分よくなっている。来月からCクラスを無しにしてBクラスに入れてよさそうである。
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菊ちゃん祭り

2018年02月14日 22:42

改装なった日本棋院二階で菊池康郎さんの米寿のお祝い「菊ちゃん祭り」が開催された。緑星学園出身の山下啓吾さん他十数人のプロ棋士が勢揃いしている。間に棋友氣賀康夫さんの手品、お笑いコンビなどの色物が入っている。このコンビの突込み役の方が動物愛護の延長からベジタリアンで、動物の毛皮で創ったものも使わないと言う。囲碁は嗜むが白石の蛤が貝なので悩んでいると話す。お笑いコンビは「インゴ」と聞こえたので舞台を降りた二人と名刺交換したら「INGO」ではなく「MINGO:眠碁」であった。碁石は蛤にためらいがあるならガラス碁石を使うといい、と助言し、名前に碁が入っているのでこれから応援します、と伝えた。このコンビには努力を重ねてテレビで見られるようになってほしい。
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囲碁は実は難しい

2018年02月11日 22:33

囲碁は実は難しい、とつくづく思う。今日、山下塾に二人見学者が来た。一人は孫でもう一人は塾生の同級生である。二人とも大人の眼から見るとそこそこ打てると思える。山下塾はA、B、Cの3クラスでリーグ戦をしている。Cクラスは19路で打ち出したクラスである。見学にきた二人はBの下で丁度いいかと思っていた。いざ打たせてみるとBクラスはとても無理で、Cクラスの子にもボロボロにされている。Cクラスの子は「地」よりも相手の石をひたすら取りに行く。大人だと取れそうもない石は追いかけないが、子供は逆で、アタリを打ち相手が気が付かなければ、ぼかっと取ってしまう。二人ともそんな洗礼を受けている。囲碁で15級くらいまでになるのは実は相当難しい、と改めて思った。

入段祝い会

2018年02月10日 22:23

慶應義塾大学3年生の岩田紗絵加君が昨年12月に関西棋院で入段した。慶應出身では岩田一、吉原由香里、桂篤さん以来で四人目のプロ棋士誕生である。慶應囲碁部OBGO会と囲碁三田会で祝賀会を催した。プロ棋士に一番嬉しいかったことは?と聞くと、入段した時、という答えが返ってくるが、入段したプロ全員が入段の祝い会をしてもらえるわけではないらしい。岩田さんは大学は卒業する覚悟なので2年間は棋戦と学問との両立となるが、苦労も多いであろう。だが入段まで韓国で囲碁修行をしてきて、今後も韓国での勉強会も続けるようなので棋力も上がるであろう。3年後には就位式に今日のメンバーで集まろうと挨拶したが、可能性はかなり高いと思っている。
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碁笥

2018年02月09日 22:34

囲碁大会の開催に碁盤と碁石は欠かせない。碁盤は千葉県少年時少女囲碁連盟作製の紙碁盤が軽くて便利であるが、欠点は袖が振れたりすると紙碁盤と碁石が動いてしまうことだ。碁盤の裏に両面テープでマグマットを張りつけるのが一番いいが、小さく切った両面テープで四隅を固定するのも次善である。碁石はプススチック製は軽くて動くのでガラス製が良い。碁笥は硬質プラスチック製もあるが落とすと壊れることと、積んで運ぶのに具合が悪い。ダイソーで探してみた。100均は在庫がなくなると同じ商品を追加注文できないらしいから、同一品を一定量揃えるには陳列棚だけでなく在庫を確認しないといけない。5月の趙治勲杯囲碁大会に使用する碁笥を探したら、四角くて蓋がしっかり締まり8ミリの碁石180個が丁度収まるケースを見つけた。在庫を調べてもらったら40個揃うという。あらためて子供用の碁笥には108円のこの容器がぴったり、と思った。
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神明幼稚園囲碁指導

2018年02月08日 23:02

神明幼稚園での囲碁指導は年間6回である。夏休み、正月休みと間をあけての6回では石取りゲームがやっとである。幼稚園で囲碁をやった、と言ってもらうにはやはり本式のルールを知ってもらわなければならない。多少乱暴とは思いながら最終回は地の多いほうが勝ちの対局をしてもらうことにしている。年長組になったばかりの頃は難しいが、卒園間近な園児には結構わかってもらえる。指導の間教室に入っている園長にとって石取りゲームから地取りゲームは新鮮に感じたのか、、園児より夢中になっている。来年も囲碁を続けるので園長にじっくり囲碁を教えて置かなくてはいけない。
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国際交流

2018年02月06日 22:50

慶應義塾大学と韓国延世大学は学問分野で40年以上の親密な関係を築いている。そんなことから囲碁三田会が発足した折、先ず延世大学との囲碁交流を企画し爾来10回の交流を重ねてきた。昨年は延世大学の提案により慶應、早稲田、延世、高麗の四大学囲碁大会が延世大学キャンパスで盛大に開催された。今年は慶應が迎える年である。昨今の日韓政治状況は必ずしも親密とは言い難い。そんな折だからこそ民間での交流は意義深いし、心を込めて迎えねばならないと思っている。また交流の様子を広く世間に知ってもらいたい。それにはテレビでの取材、放映が何より効果がある。そんな思いを昨年縁あって取材してくれたプロダクションに話したら、会議にかけた結果、短い時間ながら放映される見通し、と伝えてきた。囲碁の別称「手談」の意味を知らしめたい。
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若松幼稚園

2018年02月05日 22:59

若松幼稚園での囲碁指導は14年目に入る。指導時間40分で年中組の2月、3月から開始して卒園までに11回行う。ほかの幼稚園の指導時間は30分だから10分多いわけだが、この僅か10分の差は大きい。初めアタリの問題を出して囲碁の頭にしてから、その日のテーマを説明し次に園児同士の対局となる。40分あると対局時間は29分取れる。その間に「わからない」という園児と向かい合える。いつものようにマナーを話すとき「お願いします」「ありがとうございました」を必ず言うこと、加えて「ガッツポーズ」をしないこと」を話す。今日は3クラスのうち2クラスから、「ガッツポーズすると負けた相手に悪いから」」という言葉が返ってきた。本式ルールで打てるようになるのが年々早くなっているが、はたして今年の年中組はどうであろうか。
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