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プロ棋士

2017年10月31日 22:38

大学の後輩I君が関西棋院からプロ棋士としてデビューすることになった、と連絡があった。日本棋院の女流枠で惜しくも入段を逸し、今年一般枠で採用試験に挑戦したが予選落ちしていた。今年女流枠で再挑戦か、と思っていたら彼女なりの理由があったのであろう、関西棋院を選んだようだ。今春慶應義塾大学と韓国延世大学との交流試合で打ちっぷりを見ているので、実力は十分あるのは分かっている。局後の感想戦を観ていたが、感想戦に強いのでプロ向きだとは思っていた。最近関西棋院の若手にいいのが出てきているので研究仲間には事欠かないだろう。関西棋院からでも勝ち上がっていけばタイトル獲得も可能である。これからの努力次第で数年で女流タイトル戦での活躍が期待できる。
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日吉祭

2017年10月30日 22:23

28日29日開催の慶應義塾高等学校の日吉祭は、バラエテイーに富み、オーケストラ演奏、英語劇、ギターアンサンブル、本校舎全館を使って各クラス有志、体育会、文化会がいろいろな企画を立ている。同時に学校説明会も開かれている。そのほか協生館を使ったイベントもあり楽しそうだ。あいにくの大雨だが校舎内は大勢の人で埋まっている。二日間でおおよそ一万人以上の来場者となるらしい。派手な催しの多いなかで、たった二人しかいない囲碁部員が「Let’GO」を企画した。この中で入門講座をやって、と二人から頼まれた。二人だけで挑むという意気やよし、と感じて引き受けた。加えて小さい子でも囲碁が打てるところを見てもらうために塾生のケンタ君に来てもらった。ケンタ君の父親は塾高OBである。二人の囲碁部員の一人は廊下に出て参加者を勧誘し、もう一人は来室者の対応をしている。部屋に入った人にはiPadを渡してアンケートに記入してもらう。二日間で200人を超す入場者と聞いた。木村君、東出君二人にとっては面白い経験だったと思う。加えて二人は何かの力を得たと思う。塾高には、たまに指導碁を打ちに行っているだけだが、今日の二人を観てまさに「男子三日会わざれば刮目して見よ」、である。
日吉祭

イオンモール囲碁イベント

2017年10月28日 21:48

イオンモール幕張新都心は郊外型イオンモールの旗艦店に位置つけられている。ここで千葉県少年少女囲碁連盟が囲碁イベントを企画運営した。幹事役は連盟委員の上村さんで、イオンの社員でもある。このモールには「大人」「ファミリー」「ペット:「スポーツ・家電」があり、やたら広い。車で15分くらいだが初めて訪れた。車の流れに乗って入った駐車場は丁度囲碁イベントの近くであった。
ファミリー向けのイベントなので小さい子が多い。お誘いしていた熊谷千葉市長が一家で会場に来てくれた。お子さん二人とは久しぶりの対局である、時々ご家庭で囲碁を打っているようで、思っていたより囲碁の理解が進んでいる。来場者には就学前の子供が多くいて、4歳くらいの子どもから囲碁を教えるのは丁度いいようである。
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八千代中学校

2017年10月27日 22:40

八千代市立八千代中学校から毎年一日囲碁入門講座を頼まれる。2年生が囲碁、将棋、折り紙、江戸しぐさ、紙工芸、ボクシング、グランドゴルフに分かれて、その道に詳しい地域のボランテイアから指導を受けるのである。囲碁は今年女子生徒3名を含め14名である。
事業時間は2時間あるので囲碁の歴史、教育と囲碁、AIと囲碁について話ができた。中学生ともなると五つの基本ルール説明をして9路盤で次々対局が出来る。二人組とのチーム対局、相手を変えての対局も幾つもできる。また今日が初めてと思えない局面がそこここにできている。なぜこの局面が素晴らしいか説明してスマホで記念写真を撮る。ほぼ全員スマホを持っているようでスマホの囲碁アプリを教えておいた。何人かは囲碁が好きになるであろう。お礼に指導した各ジャンルの講師たちの前でダンスを披露してくれた。躍動美が見事!
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若松幼稚園

2017年10月25日 22:24

若松幼稚園の囲碁講座で、園児たちは前回から本式の囲碁ルールで対局している。市内三か所の幼稚園の中では一番進んでいる。年中組の2月に一度囲碁の時間を設けていることと、保護者囲碁の会の母親がサポート役として毎回3~4人手伝ってくれているからである。まだアタリが十分わかっていない園児がいる一方、「地」を数えるのに興味を持つ子もいる。二桁の引き算ができる園児は一クラスに何人もいる。9路盤決め碁で10手まで打たせてから自由に対局させると、吃驚りするような戦いの局面が出てくることがある。今日囲碁に向いていると感じさせる園児が一人いた。若松幼稚園では囲碁の時間で皆の前で発表したり真剣に取り組んでいる園児には担任の先生から保護者にメモを渡してもらっている。この囲碁に向いている子には「囲碁が好きになったら強くなります」とメモに書いてもらうことにした。
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AlphaGoZero

2017年10月22日 22:30

大橋拓文さんのTwwiterでAlphaGoZeroのことを知った。いままでのAlphaGoは人工神経網の中で指導学習という人間の棋譜学習を経たが、新しいバージョンのZeroはこの過程を経なかった。ただ自ら対局して強化学習だけで独学したものである。囲碁の基本ルールだけを入力されたZeroは40日間約3000万局対局して訓練した後AlphaGoMasterに89勝11敗の成績を上げた。この対局の83局が公開されている。今朝はおちおち寝ていられない気分で早く起きてプリントアウトした。数局並べてみたがZeroはMasterより人間味を感じた。全局並べたら自分の碁が変わるのでは、と期待感が湧いてきている。
最多手数の一局
   

アーティストバンク登録申請

2017年10月21日 21:16

子どもたちに本物の文化体験を、と銘うって船橋市の広報紙にアーテイストバンク登録申請の案内が掲載された。音楽、美術、文学、写真、舞踏の芸術家、その他文化活動の専門家で授業の企画立案が出来る人が条件である。市内の小中学校、市立高校、特別支援学校全86校が対象である。募集のなかに囲碁は書かれていないが囲碁は立派な日本文化であるから申請することにした。幼稚園、小中学校の囲碁授業の経験は十余年を超えている。有識者による選考、審査があるようだが、面談での審査がないのが気にかかる。
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ウレシイね

2017年10月18日 22:51

船橋幼稚園保護者囲碁の会では30人の会員のうち6名づつ多面打ちする。一人一人の理解度に差があることと、埋めなければいないところがそれぞれ違うので、マンツーマンの指導が効果的と思うからである。分かってもらい局面になった時、手を止めてヒントを出す。幾つかの選択手を示し100点満点の手を選ぶと「ブラボー」という。今日、Mさんが布石の段階で模様を大きく張るようにヒントを出した。「ココ?」と何回か示し「ノー」を出したら「ワカッタ」と万点の手が3手も続いた。「ブラボー」が「ウレシイね」に変わった。Mさんは布石のコツをつかんだかもしれない。ワンヒントでぐんと囲碁の理解が進むのは指導者冥利である。
   

ガラス工芸

2017年10月16日 22:21

山下塾生OBクーチャ君がガラス工芸作家として初個展を開いた。大学を出てから不動産の仕事をしていたが、自分の道はコレと定めガラス工芸に打ち込んできた。モチーフとしていたネコがブームに乗ったのが幸いして、昨年所さんのニッポンの出番、で作品が紹介されてから色々な場で取り上げられてきた。ガラス工芸の技術的なことも手に入れだしたようだ。個展は200点ばかり出品している。数十万円の作品もありプロとして第一歩を踏み出したと感じられる。たまたま塾生OBのコウジ君、ヒロシ君も来ていて気に入った作品を購入していた。友人としての励ましもあったのだろう。渋谷駅の近くでお茶を飲みながら、二人とも社会人として立派に育っているのが感じられて、それぞれに喜ばせてもらった。
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碁石

2017年10月14日 22:33

碁、棋、棊いづれも囲碁のことである。中国では碁石は竹製か木製であっと思われる。日本は河川、海岸が多いので石、貝殻で碁石が使われたと勝手に解釈している。携帯用に竹か木で作った碁石があったら軽くて良い、とかねがね思っていた。棋友入江氏から中国製の丸い木製の碁石に使えそうな商品がある、と聞かされた。早速400片手に入れて、白と黒でペイントしてみた。もう一組木地のままと茶色で作ってみた。ケンタ君を呼んで打ってみたが十分対局できる。これだと千葉県少年少女囲碁連盟作成の紙碁盤を使うと千円をちょっと出たくらいで碁盤石一式が揃えられる。「家庭で囲碁を」を推進する入門講座の時に、この碁盤石を紹介してみようと思う。囲碁十訣を説いた王積新は外出の際、紙の碁盤を持ち歩いたと言われる。自分も皮製の碁盤と木製の碁石をカバンに入れようかと思っている。
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