2017年06月30日 22:36
2017年06月29日 22:34
リュウさんから息子の伊了君が日本棋院棋士採用に決まった夜に、うれしいことに先ず先生に、と報告してくれた。伊了君とは囲碁対局したことはないが、お姉さんの伊一君は20年近く前に山下塾に通っていて、我が家の台所で餃子や肉饅頭をつくって塾生にふるまってくれたことがある。伊一君は日本棋院院生になったが、プロには成れなかった。了君は姉の分の思いを叶えたことになる。棋士採用は厳しく女流枠を含め年に6名である。院生は60人いるので1割しかプロになれない。10年頑張っていれば成れるわけではない。23歳未満という年齢制限もある。最近は院生のレベルが上がり、ますます狭き門になっている。この狭き門を通ったら、それからがスタートである。いま棋戦は20くらいあるだろうか。勝てば対局は増えていくが負ければ年間20局で終わってしまう。藤澤秀行先生の磊磊(途方もなく大きいこと、志を遮るものなし、思いのまま大きく生きる)を贈ろう。
今年はサクランボの当たり年

今年はサクランボの当たり年

2017年06月28日 11:48
山下塾生OBの中川真志君から「5月22日山下功ブログ『盲点』」に載せた妙手とした局面で、「白が凌ぐ手があります」と電話がかかってきた。囲碁では何年かに一回くらい囲碁ってこんなに深いのか、と感動させられる場面に出会える。この指摘には久々感動させられた。aと打った手が悪く、bと妙手を打たれ、参ったと思っていたが、更にそれを凌ぐ絶妙手があったのである。中川君は今年のアマチュア本因坊戦の超激戦区東京都予選で最後に負けて代表を逸したくらいの打ち手である。その彼が見つけてくれたのである。対局していてbと打たれ、どう考えても参っていた。しかし凌ぐ手があったのである。関係のなさそうなところに打つ手がこの一手になっている。なんとも囲碁って深いものである。真志君、感動をありがとう。

bのあと11-二と白打てば凌いでいる。

bのあと11-二と白打てば凌いでいる。
2017年06月27日 21:26
習志野市立屋敷小の室内遊戯クラブでは囲碁を年間6回行う。早めに着いたので校長室で雑談した。なんといっても話題は将棋の藤井聡太さんである。日ごろ小学生と接している校長先生には中学生がプロに勝ち続けるのが奇跡のように映るようだ。将棋の大局感、手の読みの深さ正確さを解説した。クラブ活動が年間6回ではいかにも少ないので駆け足の指導になってしまう。初日からマナー、ルール、石の打ちかた、ニギリの決め方を話し、9路盤で10手まで見本を示しそれから自由に打たせる、いわゆる決め碁で数多く打たせることにする。例年のように最終回を囲碁大会にすると宣言しておいた。14名の部員が9路紙碁盤で互いに打つようになれば進歩は早い。新任の顧問の先生も一緒に聞き、興味を持ったようなので生徒と囲碁を打つようになるであろう。


2017年06月24日 23:01
2017年06月23日 23:13
1年程前だったか、日本棋院平野常務理事から千葉県の大学で囲碁授業をしているのは東邦大学だけですね、と言われた。調べると江戸川大学でも囲碁授業をしている。千葉大学には何もコネはないが徳久剛史学長に千葉県少年小女囲碁連盟名誉会長として囲碁授業を採用していただきたい、と手紙を出した。するとすぐに担当の副学長から私に連絡があったので、平野常務理事、一色普及部長とともに囲碁授業の打ち合わせに行き、新学期からの授業が始まるとの見通しが立った。6月9日から授業が始まったということで、今日、3回目の授業を見学に行った。定員40名募集したところ160名が集まり、予定の教室を変えたらしい。200人は入る教室でマイケルレドモンド先生の指導のもと学生諸君は9路盤で真剣に対局している。二人組での対局なので普通の講義のように居眠りはできない。わからないときは手を挙げると囲碁部のサポーターが8人いて教えてくれる。全国の大学で囲碁授業は30校を超えたと聞く。しかしこれほどの規模での授業は千葉大が初めてであろう。この様子を囲碁フォーカスで全国に放映するように普及部長に奨めた
2017年06月21日 22:32
プロ棋士から無料囲碁ソフトが強くなっている、と聞いた。リーラ、レイ、と耳に残っていたのでインターネットで調べてみたらLeelaとRayらしい。インストールしてみようとしたがうまくできない。ネットでの師匠の土屋さんに聞いたところ、Leelaをインストールする手順は教わったが、Rayは難しいからよしたほうが良い、と助言された。Leelaと対局してみたが天頂の囲碁6より強いようである。Googleのアルファ碁は人との対局はもうない、と聞いている。その論文が発表されたようでAI囲碁の世界は多岐にわたり、次々にLeelaに勝るソフトも発表されるであろう。プロ棋士クラスの無料ソフトが公開されると、碁盤で向かい合っての対局やネット対局にどんな影響が出るのであろうか。
梅雨時に珍しい浮き富士?

梅雨時に珍しい浮き富士?

2017年06月20日 22:35
2017年06月18日 22:22
第38回千葉県少年少女囲碁大会が千葉経済大学で開催された。最近は、公民館の使用が難しくなって、50人以上の囲碁大会を開催する会場の確保が難しくなっている。今年度より千葉経済大学で囲碁を授業に取り入れることになった経緯にいささか関わったこともあって、学生食堂を会場にする囲碁大会が認められた。千葉駅から子供の足では少し遠いが、会場の広さは十分である。開会式の三村智保九段の挨拶で対局前の深呼吸を教わった。最近の傾向として中学生の参加が少ないのが寂しい。小学生で四段くらい打つ子供が、中学生になるとクラブ活動で囲碁から離れるケースが多いからである。小、中学生それぞれ二名が全国大会に出場する。山下塾からは末原蓮君が中学生で優勝した。全国大会でもベスト8を狙えるであろう。


2017年06月14日 22:17
船橋市立薬円台小学校の囲碁部は歴代船橋市内で一番熱心な囲碁クラブである。残念なことに年に6回しか指導日がない。今日の2回目が終わると次は9月になってしまう。19名の部員のうち昨年から引き続いている部員が4名いる。小学生4年生以上ともなると理解が早い。なまじの解説より、勝った、負けたの経験が一番である。昨年からの4人には19路盤でのリーグ戦、ほかの15人には13路盤での対局とした。13路盤では1、隅から打つ、2、四つの隅を二か所ずつ打つ、3、はじめのうちは三線か四線に打つ、あとはなんとなく打ちたいところに打ち、終わりになったと思ったら手をあげること、と話して打たせた。皆に勝ちと、負けを感じてもらえたと思う。


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