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特訓

2017年04月30日 22:42

千葉県小中学校囲碁団体戦が6月25日に開催される予定である。昨年山下塾生が参加するチームの特訓として学校、町会の会館を使用させてもらい何回指導を行った。今年は山下塾に集まってもらうことにした。幼稚園児から高校生まで20数人が集まった。塾生保護者がチーム編成とリーグ戦の組み合わせ、進行を受け持ってくれた。いつもしている指導対局を今日はしなかったので、チーム力と一人一人の碁を見ることができた。チームとして力をつけるには個人の力を上げることが必要である。個人別に伝えたいことはつかめた。団体戦に続いて個人戦も開催される。全国大会に出場する塾生を出せるように、ここしばらく取り組んでみよう。

Master秘術72

2017年04月29日 23:59

慶大囲碁部後輩の鈴木君から「Master秘術 72」の文章が届いた。中国の囲碁雑誌「囲棋天地」1月15日号の「AlphaGo七十二変」范廷鈺九段の解説文を鈴木君の友人坂井藤一氏が日本語に翻訳した文章である。昨年末から今年年初にかけてAlphaGoが60連勝した棋譜の序盤・中盤・終盤の順に解説してある。これ自体面白く有益なことである。この素材をよりおいしく料理してくれるのは自分の知る限り土屋弘明さんしかいない。思った通りあっという間に料理して食卓にのせてくれた。これを公開するには訳者の坂井氏、なかんずく范手鈺九段に認諾を頂かなくてはならない。日中交流特命棋士に任命されている孔令文七段に范九段、「囲棋天地」に認諾をお願いするメールを送ったところ、たまたま中国におられ了解を取っていただいた。プロ、アマを問わず、「AlphaGo」の理解は、囲碁の無限の広がりを予感させる。
ご参照あれhttp://go-en.com/master72/

フリースクール

2017年04月26日 22:30

フリースクールの囲碁指導をして2年目である。月に1回の指導であるが毎週来てくれるサポーターがいる。目標だった東京都中学校囲碁大会の個人戦に二人出場した。初めて付き添いをした先生は、囲碁大会の参加者の局後感想戦の雰囲気に感銘したらしい。中学生ともなると局後の検討を熱心にやる。これは見慣れた風景である。今まで相手を負かそうと戦っていた二人の局後の検討を、初めて目にした人には不思議、にうつるのであろう。今年の目標は団体戦で出場することである。新入生を勧誘するよう話しておいた。先週一人来たらしい。今日は二人来ている。全く初めての囲碁であるが、さすが中学生ともなると呑み込みが早い。9路盤での初対局は1時間ほどかかったが、終局まで打てた。団体戦は5月末である。この二人を何とか19路盤で打てるようにしなければならない。INGO(ingo-web)に誘ったら早速会員になってくれた。今日からINGOで13路盤を経てひと月で19路盤に進めるか、ここは腕の見せ所である。
初対局とは思えない終局図
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船橋幼稚園

2017年04月25日 22:17

船橋幼稚園年長組囲碁の指導初日である。竹組には4月に正式に山下塾生になっているヨウタと、お姉ちゃんのヒナタについて山下塾に来ているナノハがいる。今日から始まる囲碁の時間を楽しみにしている、と聞いていた。既に19路盤で打てる子供に、アタリの問題を出して前に出てもらって答えさせるのは易しすぎるのだが、二人は答えて得意満面になっている。幼稚園児には各クラスの囲碁の理解度に合わせ難度の段階を上げていく。クラスに囲碁が打てる子が二人いると教室が盛り上がり、スムーズに進めることができる。今年は本式ルールでの対局を早めてもよさそうである。

山下塾3題

2017年04月23日 22:19

山下塾生OBの大西研也三段が金星を挙げた。本因坊戦予選決勝で河野臨九段に勝ち本戦に進出した。日本の若手は力をつけてきている。その中に割り込むのは難しい。大西さんには「天下を取る」気持ちを決して失わないように話している。本戦を勝ち抜き、リーグ入りを期待している。一方アマ名人戦の千葉県予選津田沼地区で塾生OBの高校生佐々木海君と塾生の中学生末原蓮君が枠抜けした。一般の部で県代表に山下塾生OB,塾生がなったのはこれまでない。こちらも大いに期待している。塾生ヒナタ君の母親が布の碁盤と布の碁石を作った。小さい弟たちが手を出しても碁石が動かないようにピンクのトイクロスという布と白黒のマジックテープで碁盤と碁石を作ったのである。19路の罫は黑糸でミシン掛けがしてある。これには心底感心した。大したものである。持ち運びに便利なこと、旅行や居酒屋などの対局や検討に石が動かないでいい。日身さんも「すごい」と驚嘆していたので、そのうち真似て一組作ってくれるかもしれない。
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半学半教

2017年04月22日 22:15

若松幼稚園年長組の囲碁指導には保護者囲碁の会のメンバーがサポートしてくれる。園児の質問に答えるだけでなく、囲碁の時間で目立って良かった園児にコメントを書いたカードを担任の先生に渡す。担任の先生はそれを取捨選択して保護者に渡す。いつも10人以上の園児にカードが渡される。今日の指導が終わったら、卒園児の囲碁クラブ「いごっち」の世話役Hさんから幼稚園に提案があった。保育時間後の預かり保育の場に「いごっち」の小学生が来て園児と囲碁の遊びをしたらどうか、という提案である。これは福沢諭吉先生の「半学半教」である。先に学んだものが後からの者に教え、自分自身はさらに先に行く者に学ぶ、という考えである。若松幼稚園で園児、卒園児、保護者が囲碁を通じて輪ができることになる。これぞ本望である。
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囲碁部再興

2017年04月21日 23:37

慶應義塾高等学校の囲碁部には10年ほど前から指導に行っている。最盛期には部員が7~8名いた。ここ2年ほど部員は一人、と寂しい限りであった。木村君が昨年の日吉祭に囲碁部展示をしたり、今年の新入生への勧誘をしたので、今日は1年生4人を含め5人集まっている。有段者には大山先輩に指導を頼み、初心者3人に初級講義と指導対局をした。INGO(ingo-web)での指導を言ったらその場で会員になったので、4人の指導を今日からネットでできるようになった。入部の動機は4人とも違う。高校生に囲碁の面白さを伝えるにはひと工夫必要である。慶大囲碁部の歴史の説明とAIと囲碁とのかかわりについて解説しておいた
口校内にあるフーコの振り子
塾高

図書館

2017年04月20日 23:34

知人から都内の図書館で囲碁入門講座をやらないか、と話が来た。頼めば越後から米搗きに・・・ではないが、囲碁の入門講座と聞けば即座に「ハイ」と答えることにしている。図書館とは私語厳禁、飲食禁止とひたすら静かに本を読む場所かと心得ていたが、昨今は様変わりらしい。食育、美容、健康に関するイベントどころか、音楽ダンスが出来るスタジオ、ボルタリングの人工壁まであるようだ。20人づつの2回の講座ということで、都内で40人と囲碁の縁が出来ることになる。もしかするとこの図書館で囲碁を楽しむ場が生まれるかもしれないと思うとなにやらわくわくしてきた。
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船橋幼稚園保護者囲碁の会

2017年04月19日 23:33

船橋幼稚園保護者囲碁の会新学期のスタートである。年長組の保護者を対象に募集して25名の参加である。昨年からの会員8名とサポート役の数人を加え母体の寺院の洋間を会場として開講される。マナー、ールール説明に続いて九路盤でも決め碁を指導した。入門者にとっては決め碁が「地」の概念を理解しやすいようであがる。決め碁で一局打ってもらうと次からは九路盤で普通に打てるようになる。昨年からの会員には十九路盤での決め碁を打ってもらった。夕方エレベーターに乗ったら今日幼稚園で囲碁講座を受けました、と言われた。住んでいるマンションはエレベーターが6基あって1基につき20階まで各階3軒が使用する。同じエレベーターを使う園児と母親が同時に囲碁を習うのは初めてのことである。
船保

棋縁

2017年04月16日 22:19

大学囲碁部同期であった金ちゃんが2月に亡くなった。通夜の席で棋友を送る儀式として追悼連碁を打った折、次女の二人の息子が碁を打つことを知った。それからINGO(ingo-web)で指導碁、問題集、棋譜ならべの宿題を出してネットでの指導をしている。一度山下塾にきて同年配の子供がどんな風に囲碁に取り組んでいるか見てごらん、と誘った。来塾した兄弟二人と打ってみたがINGOでの対局とは違い二人のそれぞれの何処を伸ばせばよいか、わかった。翌日は長女の長男が来た。こちらは囲碁が全く初めてである。入門講座は大体三回やって打てるようにしているが、中学3生ゆえ一回に詰めて教えた。INGOでの指導ができるまでの理解はしてくれた。これまで囲碁の縁は相手が亡くなると消えてしまうが、金ちゃんの場合は亡くなっても孫3人との縁が続く。霊があるとしたらどんな思いで見ているのであろうか。


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