2016年12月24日 22:12
2016年12月18日 22:26
山下塾で珍事が二つあった。一つは塾生が対局でパス、パスと言って終局したと思ったら、まだ価値のあるところが残っていたこと。どうするか見ていたら本来手番であった塾生が打って終局した。大会でもパス、パスで終局することになっているがもう一度パスをして終局したほうが味が良い、山下塾では今後パス、パス、パスで終局することにした。もう一つは石が動いたのではないか、という問題が発生したことである。ダメを詰める段階でタイラの大石をワカが抜いた。タイラはその大石は取られる状態にはなかったはずである、石が動いたに相違ないと主張する。たまたまそばにいて大石を取れる局面を見ていたのでワカが取ったのはわかる。互いに言い分を主張する。大人は大したことではないと思っていることでも子供にとっては自分が納得できないと大好きなことから心が離れてしまうことがある。せっかく二人がこれまで囲碁を続けられたのだからここは大切な場面、と思った。涙ながらに話しているタイラ、黙っているワカ両者にできるだけ添えるよう聴いた。最後は①じゃんけんで勝ち負けを決める、②打ち直す、③塾長の判断に従う、の3点から選ばせた。タイラはじゃんけん、ワカは打ち直し、と主張がわかれる。1時間経ち二人とも塾長の判断に従う、と合意した。大会では勝ち負けを決める場であるから両者とも負けだが、山下塾は勉強の場であるから両者勝ちと判断を下した。二人にとって意見が平行線になった時にどう折り合いをつけるか、良い経験になったかもしれない。
もうすぐ入塾かヨウタ

もうすぐ入塾かヨウタ

2016年12月15日 22:20
2016年12月14日 23:24
2016年12月13日 22:43
船橋幼稚園の教育上の特色については、囲碁、作法、ことばの時間を正課に取り入れて、マナー、判断力、思考力を学ばせていると園の案内に表記されている。芋汁会、カレーライス会、餅つき大会の催事は囲碁の時間に合わせて計画され園児と一緒に食べられるように配慮されている。さて今日は餅つき大会である。最近マイコプラズマやノロウイルス等の感染のおそれから餅つき大会を中止するところが多いと聞いている。そんな状況のなかで実施されたのである。これはひとえに、餅米を炊き、蒸し、杵で搗き、餅をこねる過程を見たことがない保護者や園児に見せて、搗き立ての餅を食べさせたいとの園長の熱い思いからである。結果オーライであったものの、実施に当たっては迷われたのではないか、と拝察する。そんなこともあって今年の黄な粉餅は格別の味であった。


2016年12月11日 07:20
山下塾OBの大西研也さんが三段に昇段した。そもそも山下塾では塾生が院生になりたい、プロ棋士を目指す、と言ってくると「よしたほうがいいよ。それより学校の勉強をしなさい」と言い続けている。自分に院生経験があり、今のプロ棋士の状況を知っているからである。またA九段が言っているようにハイリスクローリターンと思っているからである。そんな中でただ一人大西さんだけはプロ棋士になれる、と小学校4年生の時に院生になることを勧めた。このところ若手棋士が陸続と登場している。残念ながらその中に大西研也の名は上がってきていない。昇段祝いの手紙に「タイトルを取る気持ちを強く持ち続けるように」とだけ書いた。NHK放映囲碁対局の記録係をしている若手棋士は大成する、とのジンクスを信じながら成長を望んでいる。


2016年12月01日 00:00
師走に入った。今日は若松幼稚園父母囲碁の会、神明幼稚園父母囲碁の会、日身さんが作ってくれた昼食を車の中で食べてS学院小へ行く日である。始めに若松幼稚園父母囲碁の会に車で向かうが朝から雨足が激しく肌寒い。通ってくるお母さん方は皆徒歩か自転車だから「こんな日に来る人こそ強くなりますよ」と言って指導に気合を入れたくもなる。毎回テーマを決めて問題をやってもらう。今日は「ゲタ」の問題である。直にアタリ、アタリと追いかけるよりふわっと囲むようにします。夫婦の間でもあれしてこれしてと直線的に言われるより、ふわっとした言い方の方がやる気になるでしょう?、と言ってはみたが夫婦の形はそれぞれだから適切な比喩であったかどうかはわからない。それでも指導対局ではゲタでとれる形を作るのがコツである。そうやってゲタで取れたら「ブラボー」となる。まあ皆さん合格で雨の中来てよかったと思ってもらえただろう。
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