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フランス囲碁連盟囲碁合宿

2016年10月30日 23:54

山下塾生で父親の転勤で昨年パリ生活が始まった小学校2年生のナオトからまた便りがあった。ナオトとはTIY問題集で今でもつながっている。手筋の問題を12問、頭に入れると次の問題を送っている。日本人学校に通っているがパリで囲碁クラブを見つけ囲碁を打ち出している。今回は囲碁合宿の報告である。フランス囲碁連盟所属で20歳以下なら参加できるジュニア向けの宿泊合宿で、40人余の子供たちがフランス全土から参加したようだ。今年で10年続いており講師には、韓国の若手プロが1人とアマの高段者が当たり、会場はグルノーブルの大学の合宿所を使って行われた。囲碁の合間にみんなで囲碁以外のゲームをしたり、牧場をハイキングしたようだ。ナオトは少しのフランス語と英語でみんなと仲良くなり、楽しかった、とあった。今年8月に行われたライフ国際囲碁交流会で言葉が通じなくても子供たちはみな仲間になり囲碁を楽しんでいる姿を見たが、ナオトも囲碁が打てることでフランスでの生活を楽しみ、又滅多に経験できない外国での囲碁合宿などを通して人として豊かに成長をしている。異文化を経験したナオトと塾生たちの交わりがどんな変化をもたらすか楽しみである。

八千代中地域交流講座

2016年10月28日 23:50

八千代市立八千代中学校では1年生の時に福祉体験をし、2年生では地域交流講座を受けることになっている。講座は囲碁、将棋、江戸しぐさ、藁工芸、紙工芸、折り紙に続き何故かグランドゴルフである。生徒100名が何を受けたいか希望を述べ学校で人数を割り振る。囲碁は15名だが、これも何故か女子生徒はいない。全員囲碁は初めてである。始めにAI囲碁、次に大学での囲碁授業の現況を話しマナー、ルールを説明して対局に移る。マナーの説明で勝ってもガッツポーズをしないのは何故か、と聞いたら二人「負かした相手に配慮」、と言った。敗者を慮る文化が生きている、と嬉しく思った。中学2年生ともなると理解は早く、9路盤で何局も打ち、13路盤19路盤で打ち出す生徒も出てきている。昨年11月に校舎が新築され開放的な雰囲気になっている。すれ違う生徒の態度も昨年までとは大違いで明るい。器が綺麗になり、立派になると中の人間も違ってくるということだろう。
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船幼保護者囲碁サークル

2016年10月26日 23:44

船橋幼稚園保護者の囲碁サークルは世話人代表のKさんが良くまとめてくれている。今日も子供や本人の体調の悪い人が多いと言いながら33人集まっている。時間は1時間なので13路盤で打つ人が多いが今日から15路盤を用意した。寺院の洋間を使用させてもらえると多面打ちは12名できるが和室では6名が精いっぱいである。時間の短い時には9子置かせての指導碁より互先の決め碁が早く進められる。今日は名人戦第5局の30手まで打ってから指導した。相手の理解度により打つ手が推測できるのでそれに沿った打ち方をすると終局まで打てる。今日は6人中5人まで地の計算ができた。19路盤で終局し地の計算ができるということは最初の壁を越えたことになる。
船橋幼稚園芋汁大かまど
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山下塾

2016年10月22日 23:30

山下塾では終わりの挨拶の前に論語の素読をやらせている。これは塾生が人前で大きな声を出す練習になると思っている。
初めにはその週に出した棋譜並べの宿題をマグネット大碁盤に並べ皆の前で自分の好きな手を発表する。これも自分の考えを人前で披瀝する練習になると思っている。好きな手は自分には気がつかない一手、を言うことにしている。好きな手のほか意味が分からない手の質問も受けている。そんな時には棋力の上の塾生から解説させることにしている。これは慶應義塾でいう「半学半教」の考えによる。今日タイラから下図の左辺白の4子を何故Aにすぐに取らないか聞いてきた。ケイジロウが的確に解説していた。塾長が囲碁の大切な考え方である「重い」、「軽い」を補足した。まだ始めたばかりのタイラには一つ階段を上がったであろう。
名人戦第5局
山下塾

薬円台小学校

2016年10月20日 23:26

薬円台小の囲碁クラブ部員は今年10名で例年に比べかなり少ない。だが不思議なことに今年の生徒の囲碁の理解は早い。年間8回の指導で4回終わったところだが、全員が13路盤で立派な碁を打つ。特に一人の女子生徒の進歩ぶりには驚かされた。去年から引き続き囲碁クラブに入っている男子生徒に圧勝している。家でやっているのか聞いたが否と言う。4回目でこれくらい打てるのは囲碁に向いているとしか言えない。子供指導でこんな子に出会えると嬉しくなる。45分のクラブ活動で二人に2局指導碁を打てた。あと4回でどれだけ伸びるか楽しみである。
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神明幼稚園

2016年10月14日 18:58

神明幼稚園の囲碁指導は年間7回である。夏休みで間が空いたので園児たちは囲碁のことは忘れたか、と思ったが存外よく覚えている。アタリの問題を出して答えさせるとどれくらい分かっているかよく掴めるから、それによって教える内容を組み立てた。この幼稚園でも今年度から囲碁父母の会が発足したので指導のサポート役に母親が何人も来る。囲碁のサポートというより子供の様子を観に来るのが主であろう。親が来ている園児を皆の前で回答者になるように心がけてはいるが親子の組み合わせが全員わかるわけではない。大勢いる中でなかなか難しいが、骨相がちょっと似ている親子、互いに目で合図を送っている親子はわかる。親子対局を一組させたら母親が圧倒的に勝ってしまい園児が泣き出した。ある程度打てるようになっていたら良いがまだ経験の浅いうちは囲碁が嫌いにならないように面倒を見ながら対局させなければいけない。
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親孝行

2016年10月13日 23:55

S学院小学校の囲碁クラブの担任の先生が交代した。前任の先生は2年前に生徒と同時に囲碁を始めたので手の空いた生徒の相手をしてくれる腕前になっている。新任の先生は全く囲碁を打ったことはないという。囲碁クラブの時間にただ見ているだけでは勿体ないと思っていつも入門に使う「だれでも簡単、囲碁入門」のパンフを渡したら父親が囲碁好きだったのでこれくらいは知っていると話された。それなら今日から囲碁を始めましょう、これから学校に来た時にお相手をします、半年でお父さんがびっくりするくらい強くなります、お父さんは息子と囲碁が打てるのは何よりの喜びです。半年後にお父さんを喜ばせてあげて下さい、と勧めた。この学校のアフタースクールの世話をしてくれる女性の先生は一度も囲碁指導をしたことはないが自分で勉強して囲碁クエストの7級になっている。先生方に囲碁仲間が増えてきたら生徒にも良い影響が出てくるのは必然である。
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家庭に囲碁を

2016年10月12日 20:47

「いごっち子供囲碁教室」を立ち上げたHさんから旦那さんが初段になりました、と報告があった。若松幼稚園で囲碁指導した息子が囲碁に興味を持ち、家で相手をしているうちに旦那さんが一番囲碁の虜になったそうである。息子は千葉県囲碁大会には殆ど参加するようになり、その妹も始めたので文字通り一家で囲碁を楽しんでいることになる。父親初段、息子5級、母親15級、娘25級であるが家庭の中で囲碁が中心になっているようならいずれ全員有段者になるのは間違いない。「家庭で囲碁を」の模範家庭として棋力向上に手を貸そうと思っている。
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家庭教育セミナー

2016年10月11日 22:41

船橋市教育委員会主催の家庭教育セミナーの講師を依頼され囲碁の話をすることになった。演題は「家庭に囲碁を」とした。聞き手は若松小学校と若松中学校の保護者で男性数人を含め約70名である。小中学校の校長先生も聞いているので主に大学での囲碁授業のことと、小中学校での囲碁の広がりについて話した。「家庭に囲碁を」については家庭に会話が増える、囲碁は上品である、囲碁はお金がかからない、と説明した。後半は家に持ち帰ってもらう紙製の9路碁盤を使って囲碁対局を経験してもらった。何局も対局した人、じっくり考えて終局までいかなかった人色々であるが会場は熱気に溢れた。家に帰ってパソコンを開けたら「囲碁に目覚め、囲碁を知る日となりました。囲碁がこんなに深いものとは知らず申し訳ない思いでした。 」とのコメントが届いていた。
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応援団

2016年10月09日 22:55

山下塾OB、H君の母親Tさんが久しぶりに私と日身(カミ)さんの元気な顔を見に訪ねてくれた。私が下で山下塾をやっている間にTさん、日身さん、指導を手伝いに来て先に上がった娘の3人で格安スマホの話をしたようで、塾を終えて戻ると3人から格安スマホをやめるよう強く迫ってきた。何なら断ってあげる、とまでいう。女性3人にかかられたら勝ち目はない。やむなく承諾した。帰り際、Tさんが受験勉強中の息子の考え方に違和感を感じて気になっていることを知った。その違和感は息子の成長であると判断し、真面目な性格のH君の最大の応援団の母親はどっしり構えたら、と送り出した。H君には母親のうしろには塾長の応援団がいるとメールで知らせた


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