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2016年03月31日 23:33

薬園台公民館の囲碁サークルに年に数回10面打ちの指導に出向く。指導が終ると近くの中華料理店で軽く飲み会をする。会員の来し方・人生を聴きながらの一杯は美味しい。今日はこの会で抱えていた難題が解決した。NPO法人囲碁文化継承の会の活動で小学校の学童保育の囲碁指導は大切な場である。学童保育は放課後1年生から3年生までの学童を預かっているが、その時間内に囲碁の外部講師が入るのは珍しい。一度囲碁が採用されれば殆ど継続される。学童保育の先生は数年すると他校に移る。移った先の学校で囲碁指導に来てほしいという依頼がかなりある。八千代市の学童保育を担当している加納さんの職業は個人タクシーの運転手である。囲碁指導には格別な思いを持ってくれていて、寝る間を削ってでも指導に向かってくれる。今年指導先の学童保育の先生が二人転校となった。その転校先でも囲碁指導をしてほしいと申し出があるが手が回らない。やむなく断ろうと相談していた。今日、中華料理店に一緒に行った会員の中に八千代市に住んでいる人が一人いた。こどもが大好きで以前に自分の子どもが学童保育でお世話になったという女性である。お願いしたらその場で引き受けてくれた。瓢箪から駒である。
3分咲きの薬園台公園
薬園台公園

交詢雑誌

2016年03月30日 23:29

交詢社では毎月雑誌を出版している。内容は毎月毎週金曜日に開かれている常例午餐会での講演録が主なものである。金曜日の午後は中学校の囲碁授業が入っているので中々出席できない。しかし雑誌で講演録を読めば内容はわかるので毎号熟読している。巻頭随想は会員が記載している。会員数は2200名余いるので記事を書くことはあるまいと思っていた。どんな基準で選んだのかわからないが編集責任者からその交詢雑誌の原稿依頼が来た。内容は自由で2000字から3000字ということである。書くとなると囲碁のことである。題名は「棋縁無窮」とした自分の造語である。棋縁と無窮の言葉が好きで折々色紙に書いている。3月20日に発行されて、日頃厳しい口調の友人から「囲碁が強いだけかと思っていたら色々やっているんですね、見直した」、と葉書をもらった。その言葉に後押しされて読んでもらいたい人に雑誌を送ることにした。アルファ碁で囲碁が話題になっているので囲碁を打たなくても読んでもらえるであろう。

掲載記事は以下をクリックしてご覧ください。
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第34回千葉県少年少女囲碁大会

2016年03月28日 23:57

千葉県少年少女囲碁連では3月末に認定大会を催している。小学生、中学生としての最後の囲碁大会の要素もある。第34回になる今回の参加者は150名、審判員が26名である。子供大会として審判員がこれほど多いのは他では見られないことである。こども6人に大人1人の割合になる。上級者のクラスは一人の大人で対応できるが、9路盤13路盤の入門者クラスは対局途中の目配りと終局した時に「地」の計算を手伝う必要があるから、これだけいれば安心である。認定大会と言っているように参加者には全員30級から連盟認定書を渡している。申し込んだ級で2勝以上すると1級進級するので、大会で4局打ち終わっても更に沢山打って2勝するようにはからっている。もし1勝もあげられない子には審判員が相手をすることにしている。「もう大会には出たくない」と言う子を出さない、とする当連盟の伝統である。自分はこどもについてきた保護者の入門講座を引き受けた。こどもが昼休みをとるまでの1時間である。全くの入門者に「地」の概念を理解してもらうのが目的である。すでに囲碁を知っている子と対局するには「地」が分からないと子供の相手ができない。6路盤の指導から始めて9路盤での対局ができるようになった。いくつか、「家庭で囲碁」が誕生したであろう。
東邦

アルファ碁

2016年03月21日 23:20

最近は棋友だけでなく、囲碁を知らない人とでもアルファ碁の話題になる。聞くところによるとあの一週間で韓国の囲碁ファンが10万人増えたという。入門書の売れ行きから分かるそうだ。人口に対して囲碁人口が世界一多い韓国でそれほど急激に囲碁の認識が高まっているのを考えれば、日本でも「囲碁とは?」と思う人が相当いると思える。囲碁を普及、継承している立場からすると久しぶりに訪れたチャンスである。ところで、アルファ碁に対しての評価はプロ、アマともに人間を越えた、という意見が多いようである。自分の判断は未だ人間を超えたとは言えないと思っている。あの対局は李世石さんには厳しい環境であったと思う。何より相手は間違わない存在、ととらえているハンデは大きい。李さんは伸びやかさを欠いていたのでは、と感じる。一番面白く感じたのは1局目から局数を増えるごとにプロ棋士の解説の口調が変わったことである。アルファ碁の打つ手がこれまでのプロ棋士からすると良くない手、と言うところをその手もあるのですかね、とアルファ碁の手を評価し出したことである。言ってみればこれまでの碁の常識が覆されたのである。囲碁のとらえ方が広くなったと言える。盤面が広がった分、囲碁の面白さが増えたのである。面白い時代に巡り合えたと喜んでいる。
若松

傘寿祝会2

2016年03月20日 23:00

囲碁対局終了後、傘壽祝い会は歩いて数分のところに在るレストランに移動した。ここで開かれる懇親会には現塾生の保護者と往年の父母が参加合流してくれたので総員65名である。私と家人に見事な花束と山下塾の思い出、私へのメッセージ、近況、抱負が書かれた全員のカードのファイルがプレゼントされた。思ってもみなかった私への思いが一人ひとり綴られていて、これは一生の宝物である。山下塾からプロ棋士になった大西研也君、牛栄子君の自戦解説を聞いてあっという間に二時間が経った。二次会は20歳以上のOBと一部の父兄で居酒屋へ向かった。やむなく帰ったOBを除き総勢19名である。山下塾の思い出、自分の棋力のピークの話、アルファ碁についての話等など、囲碁だけの話題で3時間が過ぎてしまった。締め間際になって、ジャンボ大会に山下塾で出場しようと決まった。これまで腕におぼえのある山下塾OB・OGは色々なチームに所属してジャンボ大会に出場している。山下塾として出場するからには選手を早く予約しておかなければ、とN君が幹事を引き受けた。塾長は15番目の選手ということで、と言ったら、作戦として8番目から強い順にチームを組むことがあると言う。すると塾長は捨て石でトップで打つことになるのであろうか。いずれにしても楽しい夢である。ことばには言い尽せない至福の一日であった。
傘壽2

傘寿祝会1

2016年03月19日 23:59

山下塾生とOB・OGが塾長の傘寿祝いを企画してくれた。中心になったのはOBの保護者Iさん、Eさんの二人とOBのケンジ君、コウジ君、マサシ君の三人である。このメンバーで何度も打ち合わせを重ねてくれたようである。祝いと言っても久々集るので先ずは皆で囲碁を打とう、となった。対局するからには1局2時間はかかる。3局打つとすれば朝から集まることになる。9時から12時までの山下塾は休みにするしかないと思っていた。しかしOB・OGが久しぶりに集まるので後に続いている今の塾生を観てもらうのも意味がある、と考えた。OB・OGが通っていた頃の山下塾は県代表を狙う子供達の塾であった。今日のOB・OGの対局姿も当時のままで、頭を絞り、相手を打ち負かす気迫のこもったものであった。現在の山下塾は幼稚園児6名が加わり賑々しい対局風景が常態化しているが、久し振りにピーンと張り詰めたこの空気は心地よい。塾長も1局だけY君と打ったが塾長に気を遣ってくれたのか、はたまた塾長の棋力が傘寿の割には落ちていないのか完勝した。こちらも大いに心地よい。
傘壽1

山下塾生

2016年03月18日 22:57

山下塾生OBのI君が千葉県立一、二の難関校に合格した。かつて塾生OBのF君、H君がやはり同じ県立難関校に学習塾に通わず合格したケースと同じで彼も学習塾には通わず自力で勉強して合格した。一方N君が偏差値77.2のT大医学部を受験したが残念な結果となった。一校しか受験しなかったので彼なりに自信があったのであろう。これまで塾生OBの大学受験を見ていると1年間の浪人生活で学力が大幅に伸びて見事合格したケースが多い。囲碁をやっている子は頭脳を集中して使う習慣が自然に身に付いている。N君は一年後、初志貫徹して結果を出してくれると信じている。また一年間の浪人生活が医師になった時に貴重な経験として生きるはずだ。
さくら

八千代市立八千代台西中学校卒業式

2016年03月15日 22:42

囲碁指導を行っている八千代台西中学校の第40回卒業式が行われた
この学校での行事は企画から進行までをすべて生徒達が行うため毎年違った形のものが見られる
今年はどうなるかを見ていると、送辞を受けたあとの答辞のときに現れた
一人が壇上に進み一行だけ読み上げて終わってしまった
そのあとを卒業生全員が一言づつ大きな声で3年間の思い出をつないで行く、その思い出のときにお世話になったり、
苦労をかけた先生や父兄、
校長先生ありがとうございましたなど、お礼の部分を全員で声を出す
聞いている者としてとても感動を受けたところである
名前を呼ばれた先生方は校長以下、涙、涙で、来賓者達も必死にこらえていた
今年の西中学校は良い思い出ばかりの一年であった
 
                                                   加納

若松幼稚園卒園式

2016年03月14日 23:24

毎年若松幼稚園卒園式に招かれる。山下塾とぶつかるので塾生の保護者Uさんに託して出席した。130名余の園児の名前と顔は一致しないが顔を見ると殆どの園児との囲碁授業でのやり取りが思い浮かぶ。今年は山下塾生が二人と母親の会のこどもが二人いる。来賓として2列目に座っているが園児たちの顔が良く見える。眼が合うと、おめでとうと眼で挨拶できる距離である。ハイ、と応えてくれる子もいる。来賓の小学校長、中学校PTA会長に聞くと、やはり幼稚園の卒園式が一番母親が涙を流すそうである。3歳から6歳までの成長が人として一番大きな時期なのであろう。そんな時期に、囲碁に触れたのは意味がある、と思って貰う責務を感じる。
若松

昭和学院

2016年03月11日 22:22

昭和学院小学校の囲碁クラブと囲碁アフタースクールの最終日である。クラブの方は個人戦トーナメント、団体戦リーグ戦を体験してもらったので、今日は二組に分かれて対局する紅白戦をやった。一人2手打っての紅白戦の面白さは、打ち手が変わるごとに狙いも変わり、盤面で打ちたいところがいろいろ出てくるところだ。指導する立場では、いい手を打った時局面を止めていい手の意味を教えられる。棋力の幅が広いので部分的なことではなく盤面全体をとらえた考え方を教えることができる。紅白両方で「いい手賞」にあがったのは意外にも棋力の弱い生徒であった。アフタースクールでは6面打ちを何回もしたので多くの生徒と打つことができた。保護者が二人見学していたのでスクールの様子がわかったと思う。クラブ、スクールともに生徒全員が感想を書いてくれた。新学期もあるようなので参考になる。校長先生から昨年夏休みの囲碁講座を受けた1年生から希望があるので人数が増えると聞いた。一人でできるか、サポート役が必要か考えている。
昭和


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