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書と教育

2016年01月28日 22:55

縁あって、昭和学院小学校に囲碁指導に行って初めて玄関に入った折に、2メートル程の額装した書が何点か眼に飛び込んできた。「翔」は小五とあったから小学5年生の作品である。読み書きそろばんと言うがこの学校では書を教育に生かしていると強く感じた。うかがったところ書道は鈴木校長先生が自ら指導されているとのこと。柳田泰雲先生が開設された「学書院」で学ばれていると聞いた。泰雲先生とは囲碁を通じてご縁を頂いていたので縁の不思議にびっくりした。子供たちの作品を見て泰雲先生の書芸がここに根を下ろしていると嬉しく感じた。夏には学童の書道展があるそうで、どんな作品に会えるか楽しみである。
昭和学院

薬円台地区

2016年01月27日 22:50

薬園台地区は船橋市内でも囲碁が盛んなところである。昨今、私鉄沿線で碁会所が殆ど見られなくなった。新京成線薬園台駅前に3年程前から碁会所ができた。囲碁ファンの高齢化で全国で碁会所は姿を消している。薬円台駅の一駅前には老人福祉センターがあってそこでは毎日多くの老人が囲碁を打っている。また薬園台公民館には二つの囲碁サークルがある。そんなところで有料の客に来てもらう碁会所経営を心配していたが、小ぶりながらいつも客が集まっている。よほど席亭の人柄が好かれているのであろう。ふなばし囲碁協会の囲碁大会には碁会所を休みにしてまで参加者を送り込んでくれる。最近は常連客の女性Tさんが囲碁協会の催しの手伝いをしてくれる。そんな地区ゆえ公民館囲碁サークルや薬園台小学校の囲碁指導には何を置いても行くことにしている。
今朝の朝食、蓮根、もずく、納豆、ヨーグルトバナナは定番朝食

山下塾打掛け

2016年01月25日 23:14

何処の囲碁教室も中学生になると学校の勉強とクラブ活動に時間を取られ通う子が極端に減る。山下塾でも同様で4,5年前までは中学生になっても通ってきていたが、今や小学生と幼稚園児のみの日が殆どである。中学生は部活が休みの日と春、夏、冬の長期の休みにしか来られない。七段格から全くの初心者まで棋力の幅は広い。山下塾のルールはいくつかあるが一つは棋力の下の塾生から「お願いします」と言われたら棋力の上の塾生は相手をすることになっている。塾生には点数を与えている。1点差一子のハンデで9子以上は1点差10目のコミ出しとしている。9子置いて何十目のコミがある。点数が適切だとそれできわどい勝負となる。終わりの時間までに打ち切れないと塾長が写真を撮り、次回に盤面を再現して打ち続ける。普通は置碁で9子のハンデを上限としているがそれだと初級者は上級者に勝つまで時間がかかる。ここでは初級者でも勝ち負けははっきりさせるために上級者から大きなコミ出しとしている。勝つ喜びと負ける口惜しさを最初からわからせることが囲碁の面白さを早くつかんでくれると思っているからである。
9子置いて120目コミ出しの対局
塾生

若松小学校「昔あそびクラブ」

2016年01月23日 22:09

若松小学校の昔あそびクラブでの3回の囲碁指導が終了した。若松地区は若松幼稚園の年長組囲碁指導が11年続いている。幼稚園卒業生の囲碁の受け皿として「いごっちクラブ」があり、昨年から幼稚園母親囲碁の会も発足した。地区内にある若松小学校での囲碁指導をと願っていたが、「いごっちクラブ」の世話役が校長先生に話してくれ、やっと27年度から昔あそびクラブのなかで囲碁指導が実現できた。昨年囲碁団体戦千葉県大会に「いごっち」から3チームが出場した。全員若松小学校生である。大会前にチームの特訓指導を教室で行ったのが契機である。今や大学教育の中で囲碁が取り上げられているので、昔あそびクラブの中に囲碁を入れられるのにはかなり違和感があるが、若松小学校で囲碁指導ができる第一歩にはなった。4年生から6年生までの24人の生徒に囲碁指導をし碁盤碁石を寄贈したので継続されるであろう。
若松幼稚園囲碁大会
若松

屋敷小学校

2016年01月22日 20:10

習志野市立屋敷小学校の囲碁クラブは部員26名で、年間6回指導に行く。残り二回になったので少し早いが全員で13路盤の囲碁大会をすることにした。まだ全員が終局も自分たちで出来ない棋力だが、勝った喜び、負けた悔しさ、団体でも楽しめること等を知ってもらいたいので敢えて大会とした。50分で2局打つので判定が必要になる。局面を見て白地、黒地を示しどちらが大きい?と対局者に聞くと殆ど正しい答えが返った来る。今年の囲碁クラブの担当の先生は2年生の学年主任をしているだけあって4年生、5年生、6年生が混じったクラブを上手く纏めている。終わった後、必ず何人かに今日のクラブ活動の感想を述べさせる。これは次回の指導に役立つ。大会で選手が足りなかったので先生にチームに加わってもらった。耳を真っ赤にして真剣そのものである。クラブ担任をきっかけとして囲碁を趣味にしてくれればと思う。
屋敷

船橋幼稚園

2016年01月21日 21:49

船橋幼稚園囲碁授業のサポート役は園児の保護者で役員でもあるKさんである。Kさんとの縁は3年ほど前になるが船橋市営馬込霊園に墓参りに行った折、花屋で「山下先生ですね」と声を掛けられたのが始まりである。もっともKさんの兄のS君は何度か県代表になった強豪で慶應囲碁部の後輩でもあって親しくしていたから、こうなったのも必然と言えるかもしれない。霊園で会ってから暫らく経ったが、指導に行っている船橋幼稚園の年長組に長男のK君がいて、ほどなく山下塾に通ってくるようになった。Kさんも千葉県の少年少女囲碁大会に出ていたほどだから5級くらいの腕前がある。それ以来ずっと船橋幼稚園の囲碁指導時サポート役を務めてもらっている。指導が終わった後、副園長から囲碁を始めて態度が全く変わった園児の紹介があった。またKさんからは今日の指導で園児から感動を受けた話が出た。難しい局面で女の子が手を止めて考えたうえで良い手を打ったそうである。囲碁指導をしていて感動することがままある。指導している子の棋力はつかんでいる。その棋力からは考えられない手を見せられると感動する。Kさんはその感動を体感した。船橋幼稚園囲碁指導のよき後継者を得られた。
船幼

船橋幼稚園母親囲碁の会

2016年01月15日 22:22

船橋幼稚園母親の会は5回目である。年長組の母親だけに呼びかけて40名ほどが会員となった。正月早々だが出席者36名である。前回4回目の時13路盤で打てる組が何組かあったので今日は全員13路盤での対局にした。見て回っていると8人程、かなり打てるようになっている。13路で終局した二組を19路盤で打たせてみた。若い女性だけあって理解が早い。これならあと二回で全員19路盤での対局が可能である。5回目と思われない人が一人いたので、大分やっていますね、と声を掛けたら、囲碁クエストで打っています、と言った。囲碁クエストは昨年始まったばかりの囲碁アプリで、初心者からプロまで遊べると謳っているオンライン囲碁アプリである。教えたばかりの女性が最新の囲碁アプリで打ち出しているとは驚きである。それなら、とINGO(ingo-web)を勧めたのは当然である。
日本一贅沢な囲碁教室会場

若松幼稚園

2016年01月12日 23:33

若松幼稚園の年長組囲碁指導の最終日である。昨年2月に年中組から始め年長組に引き継いで丁度12回の囲碁授業ができた。また予定していたカリキュラムで終えることができた。年長組4クラスの中で山下塾に通いだした子が2人いる。囲碁を続けたい卒園児には「いごっち囲碁会」がある。いまは20数名であるが4月からは入会者が増えるであろう。今年も来月からは年中組の囲碁授業が始まる。園長に年中組の保護者に入門講座をすると家庭で囲碁を打つようになる。できれば保護者全員が参加する会を開くよう話した。2月に父兄参観日がある。参観後の一時間、講堂で入門講座を開くことが決まった。そこでは囲碁のルール説明でなく学校教育の中で囲碁がどんなふうに取り上げられているかを話してみようと思う。
若松

年始挨拶

2016年01月10日 22:26

山下塾生OBのF君のご両親が訪れた。F君は高校受験時、学習塾に一切行かず県立難関校に入学したので、塾生に彼の受験の勉強法を聞くようにいっている。小学2年から中学3年まで週に一回の山下塾がF君の人格形成にさしたる影響は及ぼしてはいない、と思っているが、ご両親は年頭に欠かさずF君を連れて挨拶に来てくれる。今日は大学に戻ったF君は伴えず、シフォンケーキが上手く作れました、とご両親だけの訪問である。我々夫婦に特別な親しみを持ってくれている気持ちが身に染みる。昨夏山下塾の特訓教室をT君と二人で手伝いに来てくれた折、囲碁部入部、学業、バイトと大学生活の様子を聞かせてもらった。3月の私の傘寿の祝いには来てくれるらしい。嬉しい。 href="http://blog-imgs-88.fc2.com/y/i/s/yisao/20160113074209191.jpg" target="_blank">日の出1

新年山下塾

2016年01月09日 22:14

今年初めての山下塾である。年頭には塾生に今年の囲碁の目標を書いてもらっている。大きな紙に墨で書いてくる塾生、色紙や短冊に書いてくる塾生、書き忘れて碁罫紙の裏に書く塾生さまざまである。新年初打ちは個人トーナメント戦と親子ペア戦にした。トーナメントは1位から8位まで決める。ペア戦は親子の級を平均した点数でハンデを決める。一番大きな差は9子でコミ30目である。ペア戦の決勝で9子コミ30目の対局がいい勝負である。5目の差があればザッと盤面を観てどちらがいいか判断できる。30目のコミとなると数を数えなければ判定は出来ない。盤面を見ていたら初段二段でも気が付かないであろうと思われる勝負に関する大きな手が目についた。なんとS君の母親は分かったようである。見事両劫の筋で大逆転である。F君の母親は去年4月から幼稚園児のF君と一緒に囲碁を始めた。プロ棋士の棋譜で感動することはよくあるが、新年早々20級の棋力の人が打った手に感動させてもらい、囲碁のすばらしさを再認識した。
塾


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