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囲碁の取り組み

2015年08月30日 22:54

山下塾生は他の教室に行ってもかまわないし、また戻ってきてもよいとしている。今の塾生のなかでも並行して他の教室に通っている塾生は何人もいる。来るからには遅刻しないこと、挨拶をすること、私語しないこと、休む時は連絡をすることは基本の約束事である。塾生同士の対局、と塾長の指導碁が主な勉強である。宿題は棋譜を一局暗記することだけで、覚えてこなくてもペナルテイはない。ところで8月の小学生全国大会で上位入賞をすると期待していたレン君が枠ぬけ出来なかった。本人が一番悔しかったであろうが、その思いは塾長も共有している。そんなこともあって塾生の棋力を上げたい思いが募った。塾生の保護者に集まってもらいその気持ちを伝え、日常、塾生が囲碁にどれくらい時間を取れるか一人ひとり聴くこととした。塾生が囲碁に向かえる時間はまちまちであろう。まちまちの時間に合わせた囲碁の勉強を組み立てることとした。1年後きっと成果が上がっているであろう。
K君のお弁当、問題ができたら食べていいらしい。
ケンタ

山下塾生

2015年08月29日 23:41

山下塾生OBに夏休みの間に後輩の指導を頼んだ。先週は今年高校選手権で3位になったS君が来てくれた。流石、塾生トップの蓮君も負かされた。今週は今春大学生になったT君、F君の二人が来てくれた。来られなかったが同年代のH君の3君は、いずれも囲碁部に入り関東学生リーグ戦に参加している。T君は高校の大会に出場していたので囲碁から離れてはいなかったが、F君H君は高校3年間は囲碁とはつかず離れずで大学に入って囲碁に戻ってきた。大学囲碁部に入ると他校との交流で仲間の広がりは大きい。山下塾の「囲碁という世界一のゲームを友として人生を豊かにしてほしい」という理念を体して歩んでいるようで、今日はうれしい成長を見せてもらった。
3歳のヨウタとの初対局
ヨウタ

山下塾

2015年08月22日 22:59

中学生になるとこの時期に山下塾に続けて通うのか、クラブ活動を優先するか迷う塾生が多い。H君が母親と相談に来た。H君が1年生で放課後学童保育所に入った時、そこの学童に囲碁を教えてからの縁である。おやつを食べる姿勢が良く、囲碁を打つ姿勢もよいので、囲碁が好きなら山下塾を見学においで、と声をかけた子である。順調に棋力も伸び有段者となったが、中1になり卓球部に入ったため山下塾には滅多にしか来られない。中学生にはいつも言っていることがある。これからの10年間の学力が将来を拡げるから、まずは学力をつけること、ついでクラブ活動も大切であること、加えて囲碁も続けると高校、大学で思わぬ出会いがあること、等である。H君には山下塾を卒業してもよいし、来られるときだけ来るのもよい、と話した。自分で考えて答えを持ってくるであろう。

畳の

2015年08月21日 22:53

若松幼稚園母親囲碁の会は船橋市青少年会館の和室で行う。多面打ちするときは畳を擦りながらになる。その畳が古くゴザ状態になっているので終わるとズボンに畳の粉がついてしまい、それが中々とれないので往生していた。青少年会館に畳の部屋が?と思うが、茶道、華道、書道、囲碁、将棋の使用があるので和室が必要のようである。今日行ったら17畳半二部屋の畳替えがしてあった。女房はさておき、畳はやっぱり新しいほうがいい。イグサの香りが心地よく、何よりズボンに畳の粉末が付かないのがありがたい。その新しくなった畳の敷き方を見てチョット落ち着かない気分がした。敷き方に祝儀、不祝儀があるのは承知しているが、17畳半の部屋の敷き方がどうなるのか、は不明である。横に2枚並べて7列で残り3畳半を縦に敷いてある。茶道には疎いがこの敷き方でやりにくくないのか考えてしまう。17畳半の部屋となると、この敷き方が掃除しやすいのだろうか?一度、敷いた職人に聞いてみたい気がする

問題集

2015年08月18日 21:57

数年前、NPO法人囲碁文化継承の会が土屋氏と入江氏に依頼して入門から初級までの問題集1000問を作ってもらい、以来指導に使ってきた。日本では昔から何百冊も詰碁、手筋、ヨセの本が出版されているので、日本棋院に寄った折は新しいものを購入してきた。両氏と自分の手持ちの本をあわせると200冊余になる。本の題名を見ると子供のころ取り組んだ懐かしいものもある。これらの本の難易度を判断して順序立てて取り組ませたら子供たちの早い上達に繋がる、と思っている。自分でも詰碁は好きな方なので、集まった本を前に久々詰碁の整理の取り組みにワクワクしている。
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INGOの縁

2015年08月13日 21:57

INGO(ingo-web)が縁でこれまで外国の人が来日してINGOではなく碁盤を挟んで対局をした人が何人かいる。今年になってからはアメリカのオレゴンから来た一家をINGO仲間が東京で歓待した。最近INGOで打ち出した台湾のHさんが8月に日本に来るとコメントしてきた。2子の手合いなので台湾ではアマとしてかなりの腕前である。8月なら都合に合わせられるので是非会いたい、と申し込んだ。息子さんの嫁さんが日本人らしいので会う段取りはつけられるはずだ。お孫さんがいるらしいので同年輩かもしれない。台湾には何人か棋友がいるので共通の知人がいる可能性もある。どんな新しい縁の広がりになるかワクワクする。
岩本先生

死活大全集

2015年08月12日 23:51

中国で子供を指導している有名な葛道場と丁道場では、子どもたちは死活大全集なる詰碁の本を勉強していると聞いた。この大全集は日中韓の詰碁の本を集めたもののようで2万問あると言う。子供たちは一日12問一月240問一年3000問の割で問題に挑戦しているらしい。2万問は毎日12問解いても6年は掛かる理屈である。聞くところでは回答は付いてないらしい。プロの指導者と言えども全問の正解を知っているのか、疑問である。問題の出展はわかっているだろうから元の本を見ればわかるのかもしれない。この本がどんな構成になっているのか知りたいと思った。幸い中国棋院に顔の効く旧友Nさんに頼んでみた。多分中国の雑誌の広告に出ている本であろうから取り寄せてみよう、と引き受けてくれた。Nさんのことだから間もなく手に入るだろう。棋力に応じた問題集が組み立てられるかもしれない。
中国の公園にて
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首都圏カップ

2015年08月09日 23:46

今年千葉県が幹事県となっている第5回首都圏カップ争奪子ども囲碁団体戦が浦安公民館で開催された。この大会は2006年に埼玉県に呼びかけ、両県各60人の子供代表戦を開催した大会が発足の基である。翌年二県だけでなく東京と神奈川に呼びかけ1チーム30人の4都県対抗戦に拡大した。4都県による大会が4年続き好評だったため、首都圏カップと銘打って範囲を広げ、茨城、山梨、群馬、栃木に呼びかけて1チーム15人の団体戦となった。その後栃木が不参加となり、新たに静岡が加わって第5回を重ねてきた。県を代表する子どもの枠が広がり、また運営する各県の組織が整備される効果が出ている。東京、神奈川、埼玉、千葉が輪番制で運営し、毎年、囲碁将棋チャンネルが助成金を提供してくれるようになってきた。各県の役員の交流、親睦も深まっており今後も継続される見通しである。小中学生の参加者は毎年入れ替わるので、囲碁を通じて友情は広がっていくことになる。
首都圏

自由置き碁

2015年08月08日 22:37

山下塾で毎週宿題に出している棋譜並べは、日本の碁では井山さんの打ち碁が多い。あとは中国の若手の戦いの碁を選んでいる。今週は碁聖戦第3局である。劫が多く、劫立があり、いたって並べにくい。ところが最年少の幼稚園児ケンタ君が292手を一度も棋譜を見ないで並べた。ケンタ君とはINGOで対局していて、その都度コメントに今日は○○手まで覚えましたと知らせてくる。山下塾生で幼稚園児の時に長手数の棋譜を覚えてきたのは3人目である。ケンタ君だけでなく幼稚園児小学校低学年の塾生も棋譜ならべが慣れてきた。200手まででいいよ、と言ったておいたのに全員292手まで並べて見せてくれた。低学年までの指導は12子の自由置き碁にしている。9子の置き碁だと序盤が似た形になりやすい。自由置き碁は初手から12手まで白はパスをする。白がパスをしたとき盤面でどこに打ちたいか考えさせる。12回大きなところを打たれてからだと上手の着手は難しい。
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学童保育

2015年08月07日 22:59

今までに公立小学校の学童保育の場での囲碁指導はいくつも体験してきた。今年初めて私学の学童保育で囲碁指導をした。二クラス各1時間の指導を合計2回行う。公立小学校の場合、指導の先生が複数いるので騒いでいる学童はその都度注意され、囲碁指導に専念できる。この私学では学童保育は初めてゆえ体制が定まっていないから、一人でクラス運営をすることが多かった。1年生をこちらに向けるのに、つい大きな声を出したくなる。囲碁は面白そうだ、やさしそうだと思ってもらうには2回分のカリキュラムをしっかり立てて臨む。プリントも用意するが一番受けるのは「シチョウ」の解説である。アタリを「とっちゃうぞ」「いやです」と言いながらシチョウの形を続けていくと教室がどっと沸く。早い子は9路盤で何局か打ち終えた。「囲碁を知っている」、と言っていいよ、と言えるまでになったかどうか。
学童


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