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山下塾

2014年08月23日 23:05

山下塾では毎週世界の棋戦から「囲碁は格闘技」と感じさせる棋譜を宿題として出している。塾生一人ひとりに一番感動した手と勝着と思った手を皆の前で発表させる。19路大碁盤に棋譜を並べる役は何人か決まっている。たまたまいつもの並べ役が欠席だったのでで暗譜が得意のはずのS君に並べてもらったら、なんと時々棋譜を見ている。S君は幼稚園児の時300手を超える棋譜を暗記していた。小学生4年になり学校の勉強が忙しくなったのは理解できるが、棋譜並べに時間が取れていないようだ。「記憶する回路が脳細胞に構築されればどの分野でも通用する」という説がある、と塾生に話した。次回は誰に並べ役をさせても暗譜してくることを期待している。

若松母親囲碁の会

2014年08月08日 22:04

若松母親の会は夏休みゆえ皆、子連れの出席である。二人兄弟が多いので冷房が効かないくらい熱気いっぱいである。子供たちは殆んど若松幼稚園の卒園児で、小学校に上がってから「いごっち」囲碁クラブで打っている。4月から入門した母親より強い。講義の初めに出す生き死にの問題も母親より先に「全問正解」である。子供たちの指導は手伝ってくれている玉木さんに任せ、母親との多面打ちを引き受けた。これまでの多面打ちは殆んど一手一手解説しながら打っているので、終局まで打てないことが多い。今回からはノーヒントにして終局まで打つことにした。それでも半分は打ち終えたが、半分は途中までである。初心者は、どう打っていいかわからないので迷っていることが多い。子供たちは迷いがないので速い。母親たちは子供たちがパチパチ打つ姿に、また子供たちは母親が真剣に考えている姿をみて、お互いに感じ合ったようだ。
母親

助成金

2014年08月04日 21:28

主宰しているNPO法人囲碁文化継承の会は設立から6年経つ。毎年500人近くの幼稚園児、小中学生、高校生に囲碁入門講座をしている。その間の運営のための資金は会員の会費、助成金、寄付金で賄われている。昨年は単年度の収支は赤字であるが一会員の個人寄付金で何とか凌げた。毎年新たに幾つかの団体に助成金を申請しているが、ほとんど「貴意に添えません」と空振りに終わっている。今日大同生命厚生事業団の「シニアボランティア活動助成」から申請を認可する通知が来た。これで来年度配布予定の9路紙碁盤セットと13路・19路特殊加工紙碁盤を購入することができる。囲碁文化継承、と言っても講師、道具、カリキュラムはすべてこちらで用意しますので如何ですか、と売り込んでいるのが実態である。そのために企業、事業団に助成金申請は続けていかなけらばならない。
自衛隊2

夏休みこども囲碁教室

2014年08月01日 21:32

毎年夏休みに船橋青少年センターから「子ども囲碁教室」の講師依頼がある。近くの二つの小学校に案内を出し、今回の参加者は22名である。朝10時から12時まで4日連続の講座、今日が最終日である。特に入門、と謳っていないので全く囲碁を知らない子供から13級の子まで幅が広い。とても一人では眼が配れないので、助っ人を3人お願いした。囲碁初めて組、9路か13路で打ったことがある組、19路で打てる組と3組に分けた。毎回問題を20問出して全員が全問正解するようにする。初めての子には殆ど付き切りで答えを出させ、囲碁は難しくないと思わせる。対局カードを持たせ最多対局者には賞品を出すと言っておいた。対局を見ていて9路は13路に、13路は19路盤となるべく速く大きな盤で打つようにする。今回、全く初めての子が4日後に19路で打てたのが、一番進歩した子である。このセンターで土曜日に子ども囲碁教室「いごっち」が開かれている。半数は「いごっち」に合流して続けてくれるだろう。
青少年


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