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囲碁の効用

2013年09月28日 22:46

幼稚園児と低学年の小学生に囲碁指導をしていて、ついでに算数の基礎的なことを教えることがある。終局したとき互いの「地」を計算する場面で、地の計算がひと目でわかるように10の単位で地をつくるのが通例である。幼稚園児でも23目(もく)と19目では、どちらが大きいか、は殆んどの子がわかる。いくつ大きいの?と聞いたときすぐに答えられない児には、碁石を取りだし眼で計算させる。続いて、31目と13目はどう?、と違う問題を出してみる。ところで、今日1歳小さい幼稚園年中組の児と2局打った時、同じことをやってみた。何目違うかわからなかったので、石を2個づつ並べ10の塊を造り、数えさせたら答えが出た。碁石を一つかみ出して幾つ?と聞いたら、石を10個の塊に造りだし、全問答えたので先ずは二ケタの認識は出来たようだ。幼児への囲碁指導の副産物の一つは、二ケタの足し算、引き算ができるようになることである。
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敬老の日囲碁大会(2013.9.21)

2013年09月21日 13:30

若松幼稚園では敬老の日にちなんで囲碁大会を開催する。元気な囲碁老人と年長児130名が囲碁で遊び、その様子を父兄が参観する、という行事である。6人一組のテーブルに囲碁指導者が一人付くので、23人の囲碁老人が参加した。毎年船橋市内の囲碁サークルに声を掛け、協力してもらう。若松地区は中心地からちょっと離れた交通の便の悪いところにある。毎年来てくれる人、今年初めてのひと色々だが、ありがたいことに25名くらいの協力者は直ぐに集まってくれる。今年は父兄の参観が多く、90名程いた。自分の子供のそばに行ってもいい時間帯には、子どもの打ちぶりを見て「ほら、そこ取れている」と乗り出す母親があちこちに見えた。来月3回の「保護者のための囲碁講座」を予定しているが、今日の様子から、講義の内容を速めて指導をしても大丈夫と感じたので、カリキュラムを組みなおすこととした。

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夢タイム

2013年09月20日 18:55

八千代台西中学校の夢タイム囲碁授業の7回目である。石の生き死にが分かりだして、囲碁の面白さを感じている生徒が増えている。これまで13路盤での対局であったが。思い切って19路盤で打ってみないか、と提案した。なんと全員が19路盤で打ち出した。45分間の授業時間で、ほとんど全員が終局まで打てた。昨年度囲碁授業をした3年生とは大違いの進歩ぶりである。本来の学校の授業でも年度によって、こんなに差があるのであろうか。昨年は公立中学校の先生は大変、と思っていたが、今年度の生徒のように理解度が高いと教師はやりがいのある職業、と思えてきた。生徒の資質の問題か、担任の先生の問題か、よくわからないが、今年はこの中学校での囲碁授業が楽しくてならない。

薬園台小学校(2013.09.18)

2013年09月18日 13:40

船橋市内の小学校のなかで、薬園台小学校の囲碁部が一番熱心である。囲碁を打つ女性教師が囲碁部顧問だったことから、部員も多かった。また地域に囲碁指導に熱心な玉木、椎名の両氏がいるのも大きい。水曜日は市内の小学校の部活とかち合う。お二人がいてくれるので、私が都合が悪い日でも安心である。今年は部員が8名と少ないが、少なければ個人レッスンができ、全員の理解度が把握できる、という利点がある。K君が一人抜けている。短時間であるがマンツーマンで、下駄の問題20問に取り組み、赤鉛筆で「全問正解」と書いた。ベルが鳴ってもオイオトシ問題をやりたがっている。囲碁好きになってくれたものだ。

母親囲碁教室

2013年09月10日 19:02

10年前に初めて幼稚園で囲碁指導を実施したのは、若松幼稚園であった。さらに卒園した園児の母親たちが子どもに囲碁を続けさせたい、と作ったのが囲碁教室「いごっち」である。若松幼稚園の母親のなかに、囲碁を習いたい人が何人かいるとの連絡が入った。そこで日程と会場を打ち合わせた。会場は「いごっち」で使っている船橋市青少年会館で、10月に3回の入門講座を開催することにした。園長がこれから、母親向けに募集をかけることになる。募集のチラシには「家庭で囲碁を!」とするよう頼んだ。中国の若き友人周龍君が仙頭市の3割の家庭に囲碁を普及させた、と誇っている。年長組120名余の3割の母親が囲碁講座を受けることになれば若松地域は船橋市の囲碁のメッカになろう。今月20日に若松幼稚園恒例の敬老の日記念囲碁大会が開かれる。見学に来る母親たちに囲碁の認識を高めてもらう絶好のチャンスである。

夢タイム

2013年09月06日 19:16

八千代台西中学校の夢タイム、二学期最初の囲碁授業である。夏休みの間囲碁に触れたか聞いてみると、全くやらなかった生徒が多い。班長の女子生徒に聞いても首をかしげている。一学期に13路盤で打ち出しているので、講義の中でヨセの問題をいくつか出してから、生徒同士の対局とした。残り8回の授業のうち最後の2回は囲碁大会を予定しているため、それまでに全員と対局するつもりである。それには生徒を二人一組にして指導碁をしないと、間に合わない。3組6人と打ち終えて、生徒との距離が大分縮んだ感じがした。ほかの生徒の対局を見て回ると、夏休みに一度も囲碁に触れていない、と言っていた割にはかなり進んだ手を打っている。囲碁をやっていたね、と聞くと「スマホで」と応えが返ってきた。女子生徒がリーダーゆえか、クラスの雰囲気がとてもやわらかい。意義のある囲碁大会が出来そうである。



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