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祖父の碁盤

2012年05月25日 00:19

2回目の谷津南小学校児童会の囲碁指導である。部屋に入ると脚付きの碁盤がある。どこの学童保育の場でも最初は9路盤で打たせ、しばらくして13路盤を遣わせる。何人かが13路盤で終局まで打てるようになると19路盤を提供する。まだそんな段階でなく脚付き碁盤があるとは?聞いてみるとH君のおじいちゃんの愛蔵盤である。もう打てないので児童会で使って欲しいと提供されたのである。この児童会で一番囲碁を打ちたがらないのがH君である。他の子には9路盤で打たせたが、H君にはおじいちゃんの碁盤の前に座らせた。なんと何人かと夢中で打っている。この教室で一番の囲碁好きになるかもしれない。おじいちゃんの気持ちが乗り移ったのであれば・・・
期待が大きい。



伝統遊戯部

2012年05月24日 00:21

昨年八木が谷中学校伝統遊戯部は熱心に部活をやっており、夏休み中も週に数回午前中いっぱい囲碁を打っていたほどだ。近くの公民館囲碁サークルのメンバーが指導に当たっていたが、山下塾生のT君が3年生だったこともあり何回か指導に通った。T君が卒業し、4月に山下塾のM君が入部したので、今年度初めて指導に行った。囲碁と将棋合わせて43名で、囲碁の方は13名ほどである。新任の顧問の先生のほかに米国人らしい英語の教師が囲碁の解説を熱心に聞いている。「PLAY?」と聞くと、打つと言う。20級くらいか、基本的なルールは身に付けている。部員もさることながらこの先生を囲碁の虜にしてみようとあらぬことを考えた。全校に囲碁の認識が高まるかもしれない
将棋を指している部員にも囲碁を打つ子がかなりいる。これなら6月末の県大会に3チームは出せそうである。

「また来てね」

2012年05月16日 00:23

神明幼稚園年長組の最初の囲碁指導である。この幼稚園の隣は広い畑で、ぐるっと見渡しても大きなマンションは見当たらず、幼稚園としての立地に恵まれているとは思えない。幼稚園や学校でクラスが減っている中で、この幼稚園は入園児が減っていない。きっと教育方針が支持されているのであろう。何事もそうだが第一印象が大切である。幼稚園児には特にそうである。親しみやすいと受け止めてもらえないと後がスムーズに行かない。教室に入る前が勝負である。囲碁を覚えると友達が一杯待っているよ、それには挨拶をしっかりしようね、とマナーから入る。次いで勝つと嬉しいけど囲碁ではガッツポーズしないんだよ、と話し、「なぜだと思う?」との質問は何時もする。すみれ組で、なんと直ぐに「相手の人に悪いから」と半数くらいの園児が答えた。幼稚園ではクラスで一人か二人正解を答えるのがせいぜいだが、こんなに沢山の園児が一斉に答えたのは初めてである。気を良くして次のクラスで同じ質問をしたら「わかーんない」と誰も答えられない。同じ幼稚園の年長児でこの差は何だろう。たまたま園児の個人差か、担任の先生によるものかは分からない。それでもどのクラスでも「また来てね」の声に送られると足も軽くなる。



身の丈に合った

2012年05月12日 00:25

NPO法人囲碁文化継承の会の総会である。幼稚園、小中学校、高等学校、児童ホーム、公民館子ども囲碁教室と活動が広がっている。今年から大学の授業に東大、早大、慶大、東邦大に加え、青山学院大学、埼玉大学と松本大学も囲碁授業が新設された。それを受けてか、小中学校の囲碁部への指導がいくつか舞い込んできている。訪問する地域、施設、参加する子どもの数は年々増えているのは嬉しいが、それに比例して経費はかさんでくる。これまで指導者達に金銭的な支援は交通費補助くらいのことしかできていない。ボランテイア精神におんぶしていて、それだけでも心苦しい。今年の決算で前年度からの繰越金は底をついた。本年度は資金的な手当ての必要が増してきている。無理をすることは無く「身の丈に合った」活動こそ長続きする。

夢タイム

2012年05月11日 00:26

八千代市立八千代台西中学校では総合学習の時間のなかで日本の文化、伝統に触れあう機会を設けている。能楽、茶道、将棋、書道、絵手紙、クッキングに、昨年から囲碁が参加することになった。昨年は3年生130名のうち囲碁のクラスに32名参加してくれた。今年は3年生のクラスが一つ減り、100名の前で囲碁を選んでもらうように3分間スピーチをする。最近話題になっている囲碁ガールから入り、話を3っに分けて話した。まず正倉院に碁盤が収蔵されている、源氏物語、枕草子に囲碁の記載がる、信長秀吉、家康等武将が愛好していた、囲碁の歴史を話し、次いで今や囲碁が東大、早大、慶大、東邦大、琉球大、青山学院大、埼玉大等大学で学問として取り上げられている現状を話した。将来的にはインターネット時代により世界への拡がりから世界中に囲碁の友人ができると締めくくった。話し始めはざわついていたが終りには聴き入ってくれた様子から今年も沢山の生徒が志望してくれる、と手ごたえを感じた。



囲碁部発足

2012年05月09日 00:27

県内の中高一貫校の囲碁指導を依頼されたのは昨年5月からである。依頼された時点で部活のオリエンテーションは既に済んでしまっていた。将棋部と同じ和室でやるのだが囲碁をやる生徒は少なく、指導日に生徒1人ということもあった。さて、今年の目標は千葉県大会の団体戦に出場することである。そのため顧問の先生に部員の募集に力を入れてくれるようお願いした。今日が初日でどんな具合かと期待して行った。今年から囲碁部を正式な部活として昇格させ、部屋も将棋部とは別に用意してもらった。部屋に入ると千葉県少年少女囲碁大会で見かけた顔に出会った。「合格おめでとう」と握手し、指導碁を打ちだした。次々に生徒が集まりだし、ほぼ全員と打ってみた。2~3級くらい打つ生徒が3人は居る。そのほか10級前後の生徒が4人いる。これなら県大会に2チーム出場できる。そうとわかるとこちらも気合が入り、6月の大会前に3回は特訓をすることにした。全国大会出場も夢ではない。ひと月ちょっとでどれくらい強くなれるか腕の見せどころである。

新囲碁サークル

2012年05月02日 00:28

3月に開催された茶華道センター入門講座の受講者の一部がスクエア囲碁の会を発足させ、今日が初日である。会員は男性6名女性3名、合計9名からのスタートである。全くの初心者から初段に近い人まで、幅がある。囲碁の会のスタートとしては、人数が少なく会を継続させるのはかなり難しいと感じられる。だが今日は5名と対局できた。会員が少ないと個人レッスンがすすむので、進歩は速くなる。囲碁指導においても、「人を見て法を説け」という諺は生かせる。その人の性格によって、同じ「手筋」を理解させるにしても話し方が違う。その点人数が少ないと効率よく指導できる。新しく発足した会は、先ず1年間継続できれば長続きする。入門講座から囲碁サークルができたのは中央、浜町、新高根、高根台公民館に次いで五つ目である。しばらく力を注ぎ、会員に囲碁の楽しさを伝えたい。



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