津田沼小学童保育の今年最後の囲碁指導に行った。このところ三回に一回くらいしか来られない。幸い以前から山田さんと川端さんが来ているので毎週の指導には事欠かない。ただ対戦カード80局埋まった児童にはちょっとした記念品を渡す役がある。9路盤の一局でもカウントするので熱心な児童は早く記念品を貰える。今日打ちたそうに傍に来る児童がいるので「打とう」と誘うと乗ってきた。2局打つ間、傍に座っている子がいて、よく見ると似ている「兄弟?」「ウン」。学童保育に1年生、2年生、3年生の兄弟が居て、もう1人幼稚園年少組の弟がいる、男ばかりの四兄弟であった。この兄弟を育てれば津田沼小チームが千葉県小学生代表チームになる可能性は大いにある。まだ子どもの間で囲碁はブームになっていないので何処の小学校でも3人揃えるのは難しい。全国の代表チームを見ても兄弟二人と、もう一人のチームがかなりある。その点四兄弟は強みである。津田沼小チームを育てる楽しみが出てきた。

峰台小学校囲碁部での指導は4回目である。船橋市内の小学校の部活の時間は大体水曜日が多く、数校が重なってしまうので、峰台小にはこれまで地元の宮本公民館囲碁サークルの人にお願いしている。今回から残り3回の練習日で囲碁大会を開催することにした。13路盤でオール互先黒番コミ3目半で一日2試合し、3回で6試合戦う。T君の対局を観ていてびっくりした。初めて13路盤を打つのに真似碁をしている。相手は面喰って真似されないように打つがT君は点対象で正確に手まで真似をしている。62手目で真似し損ねて真似碁ではなくなった。よく思いついたと感心した。真似碁は太閤碁と言う解説と、真似碁を避けるやり方を教えた。13路盤で真似碁を破る必勝法を考えておかなければ、と子どもから宿題を貰った。

八千代台西中学校”夢タイム”囲碁授業が終わった。32名中小学校で囲碁を習った子が一人、少し打てる子が一人、ルールだけ知っている子が一人で、あとは全く初めての子であった。単に囲碁のルールだけでなく、マナー、囲碁の歴史、囲碁からの言葉、等を話しながら進めたので囲碁への興味を持ってくれたようである。何よりやりやすかったのは教室がザワつきだすと「静かにしろ」「みんな聞け」と生徒の中から声が出て静まることである。こちらで怒鳴りたくなる前に静かになった。囲碁のゲームとしても思いのほか理解が進んだので、最後の二日は囲碁大会とした。囲碁を打てるようになっただけでなく、勝負としての囲碁を体験してもらいたかった。個人戦では優勝が決まるので団体戦とした。大会の二日間、試合が始まると、32名が音一つ立てずに真剣に囲碁対局をしている姿に感動した。校長先生立会いのもと修了証を渡し、「やり甲斐があり、やりやすかった、有難う」と生徒に心から礼を述べた。夢タイムは今年一番真剣に取り組んだ囲碁指導である。生徒全員から貰った感想文を読み、囲碁の面白さが十分伝えられた喜びをかみしめた。

八千代台西中学校”夢タイム”囲碁授業で囲碁が打てるようになっただけでなく、囲碁で勝負する面白さを味わってもらいたいので2日間での囲碁大会を催した。個人戦では偏りが生じるので団体戦とした。32名を4人1組の8組に分けての団体戦である。1試合20分判定あり、2勝2敗の場合は主将の勝ったチームが勝ちとした。13路盤なので黒番コミ3目半とした。チーム名は生徒に決めさせた。ソレスタムビーグ、BLACKSTAR,カダフィ、ISマユゲ、ETC・・・訳のわからないのが多い。対局相手が決まり打ち出すと、普通の囲碁大会らしく勝負に集中している。ジゴが2局、逆転につぐ逆転ありで勝ち負けの面白さがあちこちで出ている。さて来週2局で1位から8位まで決まる。値の張らないもので中学生が喜びそうな賞品探しが又楽しみである。

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