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学童保育囲碁

2011年06月28日 02:05

 このところ、津田沼小学校学童保育の囲碁指導に毎回行けなくなっていて、山田、海野両氏にお願いすることが多い。行けた時は多くの子と打ち、その感想を連絡帳に書くことにしている。
 2年生のMちゃんが囲碁に夢中になってきている。たまたまMちゃんは山田氏と同じマンションに住んでおり、山田氏が見込んでマンションの囲碁会に誘うと、通い出した。強くなったから碁を見てほしい、と頼まれて久々に打ってみた。
 子どもを囲碁好きにさせるには最初の段階が大切である。難しい、と感じさせたら、嫌いになってしまう。如何に、面白いな、と感じさせるかである。意図的に技に掛かってやることもありだが、Mちゃんと打ってみて技に掛かってやる時期は過ぎているのが分かった。後は上手のハンデをきつ目にして打つことである。ある段階から上手が真剣に勝ちに行って、それで子どもが勝つと面白さは倍加する。子どもは大人が手加減しないで真剣に打っているのを敏感に感じ取る。
楽しみなMちゃんである。

囲碁部に

2011年06月21日 02:07

今日は船橋幼稚園、屋敷小囲碁将棋部、津田沼児童会と続いた。それぞれの場で子どもと新しい交流が生じる。その中で屋敷小の部活の先生が気を遣ってくれたのは嬉しかった。どこの小学校でも囲碁将棋部に入ると圧倒的に将棋を選ぶ生徒が多い。津田沼小の囲碁将棋部でも将棋希望の生徒が多く、囲碁をやる子は少ない。指導の大人も将棋のほうが多く一つの教室の中では囲碁は小さくなって活動している始末である。屋敷小は如何にと思い教室に入った。前回、最初だけは全員に囲碁の説明をさせてほしいと頼んでやらせてもらったが、終わったら将棋をやりたかったとぼやく生徒が何人もいた。囲碁と将棋と、どう分けるかは担当の先生に任せることにしていたが、今日、行ったら、全員将棋でなく囲碁をやらせることにしました、とのことで、昨年の2名から一挙に14名に増えていた。囲碁将棋部から囲碁部になったわけである。
先生の気配りに応えるには生徒全員が囲碁を覚えて良かったと思ってもらうことである。初回に9路盤は皆に配ってあるので、13路盤を7面揃え、最終回には囲碁大会をやろうと提案してきた。今日の1時間の指導で手ごたえを感じてきた。あと4回のカリキュラムを工夫して組み立ててみよう。



夢タイム

2011年06月17日 02:09

 公立中学で授業の中に囲碁を取り入れているのは聞いたことが無い。八千代台西中学校では、今年から夢タイム特別授業に囲碁が採用された。日本文化について学習を実習形式で学ばせる授業である。5月のガイダンスに始まり12月まで13回組まれている。学習時間は50分。多いときは月に3回あるので集中して学ぶことができる。授業第一回は生憎囲碁交流でオーストラリアに出向いていて、行ってやれなかった。その分NPO法人囲碁文化継承の会の仲間、加納氏、小林氏が受け持ってくれた。中学3年生32名が教室に居ると威勢がいい。バレーボールをやっている生徒は背が高く、下から見上げて話すことになる。流石に中学生は理解度が高い。二回目で本当の囲碁ルールで終局まで打てる生徒が何人も出ている。今日は13路盤を持参したが次回からは19路が必要になる。打っている生徒たちを一通り眺めたら、打てる子が二人いる。唯一人の女子生徒のお父さんは囲碁で全国大会に出場したことがあると話している。
宿題として簡単な問題を20問出したが、何人やってくるか楽しみである。
初めと終わりの挨拶がしっかりしている。大いにやりがいを感じる。



二眼の生き

2011年06月16日 02:10

 年に一回「なのはな会」に指導に行く。千葉県の女性囲碁会である。女性ばかりだと華やかでお花畑のようです、と会場に入る。現会長から布石の問題3題宿題として出され、解説するよう棋譜が送られている。布石の問題は正解がないと言える。プロですら布石の一着には頭を使う。正解のない世界でアマが解説するのはおこがましいと感じている。やむなく昨日LG杯で井山さんが李鎬昌さんに負けた碁を並べた。あとは10面打ちである。いつも女性との多面打ちでは解説しながら打っている。酷い手の時はもう一度考えてもらって打ち直す。無論わざと負け、ではなく無理やり負かしには行かない。ここは男性との多面打ちと違うところである。今日一人1目差の碁ができた。相手の女性が白の地の11目を9目と錯覚している。「アラ1目勝ちだわ!」と喜んでいる。「ここ11目ですけど」とは言いにくい。この方景品で提供した棋書を抽選で当てた。運のいい日だったようだ。一通り終わると、甘党なのをご存知の幹事さんが大福を用意してくれている。舌鼓を打っていると前会長が愚痴を聞いて、と話しかけてきた。健康が自慢だったが、片方の眼が見えなくなった。加齢による病変なので治らない、と言われているという。セカンドオピニオンとして後輩の眼科医を紹介した。
Tさん曰く、碁では眼が一つでは生きられませんものね。
 何ともユーモアのある人である。

発表会

2011年06月05日 02:12

 船橋市の事業で市民公益活動公募型支援事業があり、22年度の実施事業発表会が公開で行われた。認可され助成金が支給された事業は27あり、その内14事業がそれぞれの事業を発表した。地味なものから周辺を巻き込んだものまで多種多様である。一団体5分間という制約であるが、どの団体もしゃべりだすと時間オーバーしている。
 NPO法人囲碁文化継承の会は東大、早大、慶大、東邦大での囲碁が学問として取り上げられてから教育現場で囲碁の関心が高まっている状況を説明した。囲碁を教える以前に「お願いします」「ありがとうございます」ガッツポーズをしない、を通して挨拶の大切さと相手を思う心を育むことを目指している。また一局打つと百年の知己を得た思いをするようにコミュニケーションツールとして優れていることを説明し、新年度に入ってからも学校からの囲碁指導依頼が増えており、これからますます発展させると結んだ。市の企画部長も来ていたので、担当課から教育委員会に教育現場での支援事業の活動状況を報告し理解を増やすよう要望した。
 行政の縦割りの話で済まさず、横への展開を進めることを切望している。

懸垂幕

2011年06月02日 02:14

 I 学園囲碁部二回目の指導である。前回は千葉県高校囲碁大会の前であった。認定大会に出場した三人中二人がそれぞれ目標の級認定を受けられた。今日は団体戦の直前なので布石の勉強も兼ね全員、互い先の手合いで指導した。
 中学生の囲碁部員のなかで見た顔がある。「会ったことあるね。」「ハイ大会で会いました。」
千葉県少年少女囲碁大会の参加者は毎回300人程になる。顔の印象は記憶に残る。多分大会で2~3回会っているのだろう。受験で囲碁から離れていました、と言うH君は随所に強い手を打ってくる。囲碁部が出来たのでこれから続ければ良い選手に育つであろう。
 ところで、校舎の吹き抜け部分に懸垂幕が3本飾ってある。聞くと関東大会以上で好成績を上げた選手とチームは懸垂幕の対象になるとのことである。
 担当のN先生に囲碁で懸垂幕を上げるのを目標とします、と宣言した。





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