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展示パネル

2011年05月30日 02:20

 NPO法人囲碁文化継承の会は船橋市の市民公益活動公募型支援事業と言う長たらし名前の事業に応募し承認採用されて2年目になる。その公開成果発表会に参加するよう案内が来た。囲碁認識のためなら厭わないので参加することにしている。発表は5分間と短いがパネルの展示は1ヶ月間と長い。今日は撮り溜めた写真の中からどれを展示するか選んでみた。展示場所はJR船橋駅とつながる複合ビルで市役所の支所もある人出の賑やかな場所である。幅広く囲碁を楽しんでいる様子を紹介したいと考えた。船橋市内の幼稚園から小中学校囲碁部、学童保育の場、公的な場所での囲碁入門講座、公民館の囲碁風景、と挙げれば何枚でも展示したいが、展示パネルの大きさからA4サイズ8枚で一杯に成ってしまう。
とりあえず以下の8枚とした。

若松幼稚園の敬老の日の囲碁大会
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船橋幼稚園囲碁授業
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神明幼稚園囲碁授業
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市内小学校囲碁部指導
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市内小学校放課後ルーム


市内中学校囲碁部指導
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公民館でのペア碁
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茶華道センター入門講座
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屋敷小囲碁部

2011年05月24日 02:27

習志野市立屋敷小は校長、教頭両先生の対応が丁寧である。立て札で迎え、帰りは両先生が玄関まで送ってくれる。昨年度は部員が2名であったが先生方の気持ちに絆され指導してきた。新学期初めての指導日なので新任校長に挨拶をした。給食費未納問題、教師の世代交代期等の話題がでた。前任者から特に囲碁指導者への引き継がないと思うが変わりなく丁寧である。今年の部員は14名と増えた。担当のS先生はベテランの男性教師である。気合いの入った声で指導しているのを聞くと嬉しくなる。昔の先生のイメージが浮かんでくる。今年は6回の予定なので詰め込んだカリキュラムを組んだ。幸い部員に7級の子が一人いる。彼をサポート役にして9路盤で地取りゲームの実戦ができた。観てみると何とか終局まで打てている。この調子なら屋敷小が初めて千葉県小学校団体戦にチームを組んで出場することが出来る。



中野木小

2011年05月18日 02:29

 船橋市立中野木小学校の囲碁部指導は昨年から始まった。山下塾の塾生I君が在籍していてやっと囲碁部が創られたのである。昨年度の囲碁部顧問が転勤になったので今日初めて新任の二人の先生に会った。先生の指導で部長以下の役員がスムースに決まり、指導の時間がたっぷり取れた。昨年より部員が増え27名である。囲碁の時間が組まれているのは一回45分、年に3日である。その分駆け足の指導になる。3回目には何とか19路盤で打たせるつもりである。初日の今日はマナー、ルールと9路盤で地取りゲームを打たせた。市内数か所の小学校の囲碁部の指導に行って感じることは、学校によって雰囲気、生徒の受け止めがかなり違うことである。指導する内容、話し方は同じにしているのに、まとまりを感じる学校、そうでない学校と大変な差がある。この差はどこから来るのかいつも不思議に思う。培われた校風のゆえか、校長の人格か、担任の指導力か、それらが混じりあったものなのか。この中野木小の雰囲気は優れてよく、今日は気持ちの良い指導ができた。帰り際、4年生の女の子が、「私、神明幼稚園で先生に囲碁を教わりました」と声を掛けてくれた。
 ますますこの学校が好きになった。



夢タイム

2011年05月13日 02:31

 「夢タイム」と名付けられた特別授業が八千代市立八千代台西中学校にある。本物の文化を実習形式で生徒に学ばせる授業である。昨年まで能楽、茶道、クッキング、絵手紙、将棋、書道と講座があり、今年初めて囲碁の講座ができた。3年生137名に各講座の講師が担当する文化を説明して、生徒が選択するのである。中学生に、どんな話をすれば囲碁をやろうという気になるか考えてみた。持ち時間は10分足らずであるから要点を絞らなければならない。1.宇宙人が地球に来て出来るゲームは、囲碁である、ルールが簡単で論理的であるから。2.勝ってもガッツポーズをしない、これは相手の気持ちを慮る日本の文化である。3.世界で囲碁が盛んになっているので世界中の囲碁の友人が君たちを待っている、ネット対局で英語のチャットができる。4.東邦大学、東京大学、早稲田大学、慶應大学等で学問として授業に取り上げられている。と4つのことをマイクを使わず大声で身振り手振りを交えて話した。
7講座あるので平均すると1講座20名である。
 果して何人が囲碁を選んでくれるか。

眼に輝き

2011年05月12日 02:32

 北陶芸クラブの縁で話が進み、千葉県内でトップクラスの進学校I学園理事長、校長、部活担当教師と囲碁の話をしたのが4月末のこと。囲碁部は無い、部活のオリエンテーションは終わっている、先の3人の先生方は囲碁を打たない。だがまだ部活を決めていない生徒に向け呼び掛けてみる、と言ってもらった。そこで囲碁に興味を持った生徒が集まった場で囲碁の話をして、生徒の眼を輝かせます、と言いきった。事前に囲碁の担当教師から7名くらいです、と連絡をもらっていたが、行ってみるとなんと17名もの生徒が畳に正座して待っていた。打てる子が数人いるが殆ど初めての子である。囲碁指導はマンツーマンで教える方が進歩が速い。手助け役にはI学園の卒業生が望ましいと思っていたら、おとといの碁楽教室総会の場でMさんがOBで、しかも理事長と同級とわかり、お願いしたところ快諾を得た。初心者はMさんに任せ、打てる生徒と6面打ちをした。一番手応えのあるO君に何処で教わったの?、と聞いたところ友人の大野氏が経営している”ごえん”に小学生のころ通ったという。
I学園、Mさん、Oくんと不思議に縁が繋がっている。
 今日の生徒の眼は間違いなく耀いていた。この学園にもっと多くの眼を輝かすことができる。2週間後にまた来よう。

また来てね

2011年05月11日 02:33

 二日続けて幼稚園の囲碁指導である。囲碁指導で一番難しいのは幼稚園である。年齢が低くなるほど個人差が大きいので理解度にもまた差がでる。クラスの中で囲碁はつまらないと感じさせない工夫が必要である。一方声をそろえて「お早うございます」「よろしくお願いします」と耳をつんざくような挨拶を受けると元気をもらった気持ちになる。
 今日が年長組初の神明幼稚園で一通りのマナーを話した後「囲碁はガッツポーズしないのはなぜか」の質問に最初のクラスは何人も手を挙げ正解を言ってくれた。指導が終わった後、園長が「囲碁面白かった人、また来てもらいたい人」と聞くと園児一堂「ハイ」と手を挙げ、「また来てください」と叫んでくれる。つい「喜んでまた来ます」と大声で応える。これセンノウって言うのかな。



唇に歌

2011年05月10日 02:34

 碁楽教室の総会の日である。平成元年に船橋市中央公民館からの依頼で4日間の囲碁入門講座を開いた。講座終了後同好会ができ、以来毎月一度指導に来ている。その間一度だけ会員が減って閉じる寸前になったことがある。 そのあと会長を受けた玉木さんの努力で、現在は女性会員を含め40名からの隆盛ぶりである。氏は花作りの名人で、ここに住まいを移して8年、毎年末にシクラメンを数鉢届けてくれる。懇親会の席で、11月から今日まで戴いたシクラメンが見事に咲いていましたが、ここへきて流石に少し花が落ち出しました、と報告した。「よく長く咲かせましたね、一度部屋に入れてモーツアルトを聞かせると元気になるかもしれません」
 長く咲いてくれたのに合点がいった。家人はベランダで花に水をやる時いつもクラシック音楽をハミングしている。それにシクラメンが応えてくれていたわけだ。



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