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着眼大局着手小局

2011年02月23日 09:27

今日は峰台小学校と中野木小学校の囲碁部最終指導である。峰台の方は地元の囲碁サークルから二人指導者をお願いしていたが、生憎一人が急逝され、次いでもう一人も病を得て指導できなくなった。中野木は薬円台囲碁サークルの二人におねがいしてある。峰台は2年目、中野木は今年初めて囲碁部ができた。子供たちに最終回で楽しかったとお礼を言いたい、それと修了証も渡したい。先ず中野木小に行き修了証を渡すのだがここの囲碁部にはアマ3段のI君がいる。I君に入門の修了証を渡すわけにはいかないので色紙を渡すことにした。「着眼大局、着手小局」である。序でに部員にこの言葉の解説をした。
峰台小は学年別のトーナメント戦をして今日は決勝戦をしている。簡単な賞品で表彰して1年の締めの話をした。「またどこかで囲碁に出会ったら囲碁を楽しんでくれるよう、囲碁を通じての友達が君らを待っている」とした。
次年度にまた囲碁部ができるかどうか顧問の先生次第である。この1年の部活動がどう映ったかに左右される。
部員たちの「1年間ありがとうございます」の挨拶を顧問の先生は大いに評価していた。

児童会

2011年02月22日 09:28

火曜日の夕方から夜にかけて用事が重なり、津田沼小学校の児童会には2ヶ月程ご無沙汰していた。子供たちが懐かしがってくれるのは嬉しい。普段あまり熱心でない子も「打とう」「打とう」と言ってくる。中には「太ったね」と言ってお腹を触りに来る子もいる。
新学期に双子の姉妹が入会してきてしばらくして退会した。今日、居るので聞いてみたら先週から再入会したという。お母さんの仕事の具合なのだろう。
先生が「このところ落ち着いてきたので囲碁大会はできませんか?」と聞いてきた。「やりましょう、他の囲碁大会に出ているクラス、1年生クラス、2年生クラス、3年生クラスに分け1時間かけると大会ができます。」
普段は塾に行く子が居て1時間以上は取れない。春休みにやることにした。
児童会は学校が休みの時、朝8時半から7時まで預かる。「長時間で先生は大変ですね」と尋ねたら「子供も疲れます」と答えが返ってきた。
狭い部屋に30人以上居て、連日11時間児童会で過ごす子供も大変だ。

囲碁を終わった子らは次の遊びに余念がない。
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囲碁体験の案内

2011年02月18日 09:31

幼稚園、小学校学童保育、小学校囲碁部、中学校囲碁部への囲碁指導は年齢が高くなるほどしやすい。今年度の実績報告と新年度での指導展開をお願いに船橋市教育委員会に行った。今年はこれまでの小学校囲碁部2校に加え小学校1校と、中学校1校が増えた。市内の小中学校校長あてに「伝統文化・囲碁体験の案内」を配ってもらうよう依頼してきた。
昨年、千葉市教育委員会に同様のお願いに行った折、2月末に市内128小学校に案内文を配る約束をもらっている。今日、案内文書発想の依頼をした。千葉市は政令指定都市で面積は大阪市より広い。とびとびの学校から指導依頼が来たら対応できるか心配ではある。
船橋市は市内の公民館の囲碁サークルが囲碁協会に入っているので学校への指導者を見つけるのは容易である。一方千葉市は小学校一校のみの実績なので指導者を見つけるのは難しい。こんな取り越し苦労しても始まらない。
幾つの学校が手を挙げてくるか待つのも楽しいことである。

給食招待会

2011年02月18日 09:31

給食招待会に招かれた。囲碁部を指導している船橋市立峰台小学校である。学校行事に協力している地域の人々が招待されている。1テーブル、2~3人の大人に児童が1~2人ついて一緒に給食をいただく会である。子供と孫を卒業させた人に聞くと今回が初めてとのことである。児童からの感謝の言葉が添えられている。ご飯と味噌汁はお代わり自由。6年生の男の子には少し量が少ないかも知れない。
私のテーブルには囲碁部の子が二人座ってくれた。手を合わせての「いただきます」「ごちそうさま」は身に付いている。
ちょっと残念なのはアルミの食器である。どんなご馳走もこの食器では味が落ちる。丈夫で洗い易いのだろうがもう少しましな食器を使えないものか。
囲碁部の子供なので気安く、話が弾んだ。W君は千葉県内一の超難関校に合格している。
囲碁を打つ子は頭が良いと思うのは我田引水過ぎるだろうか。



上農人間

2011年02月16日 09:32

知っているようでしらない言葉はたくさんある。今日薬円台小学校囲碁部の最終指導なので、記念に本因坊秀策の耳赤の局を解説し、10数手から対局させた。最後に修了証を24名の部員一人一人に手渡した。校長先生が最終だからと部屋に案内してくれた。部屋には「上農は草を見ずして草を刈る」 「 中農 は草を見て草を刈る」 「下農は草を見て草を刈らず」が書かれている。寡聞にして上農とは始めてみる言葉である。この学校では上農人間になろうと全児童に上農人間グラフをつけさせ、グラフの評価には「聴く」から始まり「向上心」まで10個あり、1年生は初めの3項目からで6年生は10項目全て記入する。これを年に3回自己評価させ、それに対して一人一人に校長が感想を書いている。
自己評価させることで自分で気づき次への対応を考え行動できる。
校長の指導力により児童の成長が促進される。



先生と呼ばれるほどの・・・

2011年02月10日 09:34

「先生」「えっ」、知り合いだが先生と呼ばれる由縁は無い。「テレビで見ました、囲碁の先生をやっているんですね」幼稚園の囲碁指導の修了証を渡しているところを地元の船橋習志野ケーブルテレビで取材、放映された。それを見て「先生」と呼んだわけである。これまで船橋市内の神明幼稚園、若松幼稚園の囲碁指導を放映されたので今日の船橋幼稚園の修了証を渡す場面の取材も依頼した。同じ題材ですねと首を傾げたが同じく修了証を渡すのでもそれぞれ幼稚園によって雰囲気は違うと話し取材に来てもらった。取材クルーのHさんは続けて囲碁風景を移したので少し囲碁が分かりかけたと言う。囲碁認識を上げるにはマスコミ人の理解と協力が必要である。Hさんに直ぐに打てるようになるからとボード碁で指導を約した。
マスコミ人の囲碁ファンが増えたかは半年後に分かる。

礼に始まり礼に終わる

2011年02月08日 09:36

習志野市屋敷小学校囲碁・将棋部の今年度の指導は今日が最後である。囲碁部に行くときは丁度下校時間帯で多くの生徒とすれ違う。「こんにちは」と多くの生徒が声をかけてくれる。顧問の広田先生が囲碁・将棋部全員の前で校長先生立会いのもと話すチャンスをくれた。囲碁将棋ともに「礼に始まり礼に終わる」ことと「相手の気持ちを慮る」ことを学べたと伝えた。囲碁部は3名なので一人一人印象深い。I君はやっと囲碁の面白さが分かりかけたところだが中学生でも囲碁に触れてもらいたい。S君6級で津田沼の囲碁教室に通っているのでまた会える。K君は将棋2級だが途中から囲碁を始めた。I君にはとても勝てないが負けた悔しさを内に秘めていて、囲碁を続ければ直ぐに強くなるタイプである。終わって校長室に行くと前任の校長が来ていた。二人の校長の指導により「挨拶は先手必勝」が校風になっている、と感想を言った。ついでに前校長の新任先の中学校で囲碁部をつくるよう薦めた。
中学生になると囲碁をやめる子が多くなるのは悩ましいことである。

麻生校長の発想で階段英語教育


生活発表会

2011年02月05日 09:38

若松幼稚園の生活発表会が船橋市民文化ホールで開催された。今回が15回で、1000人入るホールがほぼ満員である。来賓としてNPO法人囲碁文化継承の会のメンバー4人が自席で立って会場に紹介された。
年少、年中、年長それぞれ歌、ダンス、リズム劇、劇等、二度舞台に立って演ずる。司会は園長と園児がともに勧める。我が子の成長ぶりに涙腺が潤む母親が多かっただろう。
全てみる時間は無かったが、ここまで演じられるようになるには園児、指導の先生ともに努力を重ねたことが直ぐにわかる出来栄えである。
300人を超える園児の中には舞台でやりたくない子が当然いる。歌の発表で二人ほど舞台のそでに下がってしまう子がいた。どうするかとみていると一人の子は先生が抱きかかえ一緒に最後まで歌っていた。もう一人は何度も下がったが最後の挨拶の時は皆と一緒にできた。
そんな子も含めて園児一人一人と向き合う教育の姿には観る人の心をほぐす不思議な魅力がある。


着手小局

2011年02月04日 09:39

今日は立春、 今年最後の新年会は若葉囲碁サークルである。このサークルは十数年前高根台公民館の夜間4日間入門講座のあと、出来た会である。毎週金曜日夜6時から9時まで2ヶ月置きに指導に来ている。会をリードするK会長はプロ棋士の教室にも通うほど研究熱心で、その雰囲気がサークルにも漲っている。指導日は必ず講義と6面打ちがセットになっている。講義は質問の出方で熱心に聴いているのが分かる。通いがいのあるサークルである。新年会は軽い飲食のあと、紅白に分かれての連碁が恒例となっている。一人3手打ち一巡したら検討をする。
今日はいくつか面白い局面のある中で「着手小局」の解説にぴったりの場面が出てきた。少しレベルが高いと思ったが、囲碁はいかに小さいところに気を配るか、を解説した。勝敗にはほとんど関係がなさそうなところにまで考えて打つ面白さがどれくらい伝わったかは分からない。
それでも「着手小局」の意は伝わったであろう。



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