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囲碁と茶道

2010年06月30日 11:21

囲碁指導で幼稚園、小学校低学年、小学校高学年と比べると桁違いに幼稚園は難しい。
何よりテンションを上げて教室に入らなくてはならない。
だが神明幼稚園はやり易い。よほどのことがない限り園長が一緒に教室に入る。
始めの挨拶のあと「囲碁を楽しみにしていた人」と言う。
園児は園長先生が言うのだから皆「はい」と手を上げる。
終わりの挨拶のあとは「囲碁が楽しかった人」「また来て欲しい人」と聞く。
囲碁がよくわからない園児も「はい」と手を上げる。
つまらなかったと思う園児もいると思うが囲碁をやってもいいかなと思わせるものがある。
今日の帰りに父兄参観日に囲碁授業を見せてはいかがですかと提案した。
「囲碁ってなぁに」と思っているお母さん方に子供たちが面白がって囲碁をやっている姿を見せると、保育に囲碁や茶道を取り入れている園長の日本文化への考え方が伝わると思う。
教室を出るとき大声の「さようなら」を聴くとテンションがさらに上がる。


対戦表

2010年06月29日 11:22

囲碁指導はやり方次第で子供たちが乗ってくる。
津田沼小児童会は最も頻繁に囲碁指導をしているところである。
最初に指導した児童はもう中学生になっている。
続けているとマンネリになりがちで昨年度末は子供たちが囲碁から離れかけていた。
初めの時間と終わりの時間は居るが途中で抜ける子が多かった。
新年度になり山下塾で使わせている対戦表を使ってみた。
対局数が80局に達すると一杯になり、新しい対戦表になる。
4月から始めて最初に80局打った子が出てきた。
トップで通過した記念に「囲碁十訣」タオルを進呈した。
やる気が出て今日、数局がんばって第二号が出た。記念品は囲碁手ぬぐいである。
表彰式をやったので気合が入ったのか何人もに挑戦を受けた。
最後にこの教室で一番強いM君と打った。1勝1敗で3局まで打った。
その直後、他の子と打っている間M君はずっと背中に乗っていた。
家でもおじいちゃんとこんな風なのかしら。


飯山満南小

2010年06月28日 11:24

飯山満これでハザマと読む。地形的にもハザマである。
飯山満南小で4月に囲碁指導を依頼され、双方の都合で今日第1回目の指導となった。
49名の児童がいるが今日は休みが多く20名弱である。
指定時間少し前に行ったが早速指導開始。白髪のおじいさんが珍しく、「口々に何歳?」と聞く。60から85まで言う子に適当に受け答えしていたら友達気分が出てきて、挨拶と言っても乗ってこない。話も聞かない。おしゃべりしている子に「聞きなさい」と大きな声を出したら、ピクッとする。
それがペースになり、マナー、ルールを説明し、先生を交え全員で5子取りゲームに興じた。
最後にしっかり挨拶をしようと言うと、その前に感想を言うことになり、一人一人思ったことを言う。
「はじめは難しそうで面白くなさそうだったが、やってみると面白かった」という感想が多かった。
一人「頭が疲れた」という子がいた。
「そう、囲碁って頭使うんだね、もしかしたら頭よくなるかも知れないよ」と結んだ。
先生達には囲碁の教育的効果につき説明した。
1時間気持ちよく指導できた。
この雰囲気は先生方の質の高さに所以しているのであろう。

校庭のポストと道標

半学半教2

2010年06月26日 11:25

7月11日に開催する第31回文部科学大臣杯小・中学生囲碁大会千葉県大会(個人戦)は新しい試みが2つある。
まず1つは会場が東邦大学の習志野キャンパス内になったことである。昨年東邦大学学園祭の会場内で子供大会を開催した。
会場はJR津田沼駅からバスか京成大久保駅から徒歩と交通の便がイマイチで懸念されたが、思いのほか好評で参加者も多かった。
そこで例年船橋市東部公民館で午前、午後に分けて開催してきた大会を東邦大学習志野キャンバス内で午前から一斉にスタートするのである。
この大会は280名同時対局、県代表2名を選抜する代表戦から、19路、13路、9路盤での段、級位戦と参加者の棋力の幅も広い。
その手当てに連盟委員だけでは足りない。
そんな折、山下塾OBの高校生が中心になって昨年発足した千葉県高校生囲碁の会のメンバーから大会当日のサポート役を買ってでてくれた。この高校生の会の縦、横の囲碁の仲間に呼びかけサポートしてもらう。これが2つ目の試みである。子供大会出場者が後輩の大会のサポーターになるレールを引きたい。
「半学半教」先に学んだ者が後から学ぶ者を指導する。
この精神が千葉県で育まれれば嬉しい。

中野木小

2010年06月23日 11:25

船橋市立中野木小学校囲碁将棋部2回目の指導である。
この小学校に山下塾のI君が在学していて去年4年生のときクラブを作ろうとしたができず今年になり23名の囲碁将棋部ができた。I君のお母さんが学校に積極的に話してくれたお陰である。
外部の者が囲碁を指導しますといっても囲碁の認識が低い今はハードルが高い。
やはり生徒、父兄が学校に申し出ると受け入れてもらえる。
I君のお母さんは以前近くの幼稚園を紹介してくれたこともある。
準備と確認が行き届いているのでやり易い。
2回目だが次回は10月と飛ぶので、地取りゲーム、劫、禁止手とルールのすべてを説明した。
4年生で眼を輝かせて聞いていたO君は9路盤で終局まで打てるようになった。
一人でも囲碁にすっと入ってくる子がいるとその子から伝播する。
来年にはチームを作り団体戦に出場するだろう。

放課後ルーム

2010年06月16日 11:27

学童保育の名称はところによって違う。船橋市では放課後ルームという。
今日は船橋市学童保育の場での初めての囲碁指導である。
薬円台南小学校である。学童が多いので第一第二の二つのルームがある。
全員で90名だが今日は70名弱の学童である。
これまでは習志野市、八千代市と指導してきたが子供達の雰囲気は変わらない。
人数が多いのでサポート役に玉木、椎名、楠本の三氏に頼んだ。
初日なのでマナーと簡単なルールを話し、石取りゲームを全員で遊んでもらう。
サポート役、先生方と全員参加で賑やかに楽しんでいる。
あと3~4回の予定なので次回は地とりゲームを教える。
最後に19路盤を寄贈できるようになれば万歳である。
1時間10分あったので数人の子と仲良しになれた。


日本伝統競技部

2010年06月10日 11:29

船橋市立中学校で初めての囲碁指導が実現した。
八木が谷中学校日本伝統競技部24名の囲碁指導初日である。
7日が第一回であったがうっかりミスで今日になった。
7日は地元囲碁サークル加藤さん他2名で指導した。
例によって「昔から勝ってもガッツポーズしない」のは何故?の質問に「相手の気持ちを思うから」の正解を言ってくれる。
中学生ともなると理解が断然速い。シチョウ、劫、眼の話までいっきに出来る。
何より1時間50分の時間が有るのでときどき手を止めてもらい説明できるのがよい。
加藤氏はサークルの部員達に隣接している八木が谷公民館囲碁サークルで日曜日に待っていると呼びかけた。
この中学校は将棋の全国大会で活躍した。囲碁でも昨年の中学生千葉県チャンピオンの高橋君がいる。
もう一人大原さんもいる。
あと一人いればチームを作ることが出来、県代表も狙える。文部科学大臣杯大会は10日後である。
10日あればで打てるようになる。
高橋君に特訓を頼むことにしよう。


世代交流

2010年06月09日 11:30

今日は峰台小学校と薬円台小学校囲碁部の指導が重なった。薬円台は初回、峰台のほうは2回目なので峰台は鈴木、大塚両氏に任せ、薬円台に向かった。薬円台小囲碁部は今年は24名で昨年より増えた。引き続いてのの部員は5人で、あとの19名が始めての囲碁である。今回は担当のM先生は不具合で、教頭先生が立ち会った。「お願いします」「ありがとうございました」のマナーを教えた後、5子取りゲームを全員で打ってもらう。教頭先生も生徒と真剣にうち2勝1敗で面目を保った。ここには近くに住む椎名さん玉木さんが指導を手伝ってくれる。今年入った部員の一人は玉木さんの孫である。熱心に打っていたからすぐに祖父対孫の対局が実現できるであろう。
玉木さんに「囲碁好きにとって孫と打つのは何よりの喜び」と伝えた。
まもなく実感されるであろう。

初めての九路盤対局

囲碁好き

2010年06月08日 14:28

囲碁の指導をして幼稚園、小学校低学年の理解度は個人差が大きいことが分る。幼稚園では理解が遅い子を基準にしている。クラス全体をいつも見ていて、ボーとしている子がいたら、その子のところに行って打つ。ニコッと笑うまで打つことにしている。子供が囲碁はつまらないと思わせないようにしている。それが囲碁を保育の中で取り上げてくれている幼稚園へのマナーと思っている。
一方学童保育の場では理解の早い子を中心に指導している。一人でも二人でも囲碁が面白いといってくれる子を作るようにしている。それが全体のレベルを上げることになる。
今日津田沼小学校でHちゃんに2回目の指導をした。これまで気がつかなかったが1年生で一番強くなっている。こんな風に他の子に抜けて急に強くなる子がいる。つい3局も打った。囲碁好きになったようだ。
きっと友達に「打とう打とう」と言うだろう。
今年も津田沼小の囲碁指導は上手くスタートが切れた。


志高氣清

2010年06月05日 14:30

ふなばし囲碁協会では元気で囲碁を楽しんでいる長寿者を囲碁愛好家のお手本として表彰している。昨年度は5名であった。今期初めての表彰者M氏宅を訪れ記念品を添えてお祝いした。記念品といっても拙ない「昨日雨、今日晴」と書いた色紙である。
ふと見ると総理大臣福田赳夫さんの色紙が飾ってある。隣に並ぶかと思うと大変気恥ずかしい。記念対局を打った。ジゴかと思ったら白1目勝ちであった。
局後思い出話になり、特攻隊として8月15日に飛ぶ命令を受けていた。製作中の飛行機がその日に到着する予定であった。話は飛び、その飛行機を作っていた中島飛行機には同じ囲碁サークルの碁敵Hさんが勤務していたと言う。
いま囲碁サークルに通えないが碁仲間が週に何日か打ちに来てくれる。有難いと感謝している。
M氏は殊のほか記念対局と表彰を喜び「涙もろくなって」と目頭を押さえる。
こんな涙は心に沁みる。

福田赳夫書「志高氣清」



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