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放課後ルーム

2010年03月31日 14:57

学童保育は辞書によると「親が働いていて放課後の保育が十分保障されない小学校低学年児童に対し、家庭にかわる保育を行う施設・事業」となっている。要は放課後に家庭で子供だけになってしまう小学校1年生~小学校3年生までの児童を保育する場である。船橋市では放課後ルームといっている、これまで習志野市、八千代市で何年も前から学童保育の場で囲碁を教えてきた。船橋市には日本棋院の担当者を連れて行ったりもしたが中々ラチがあかなかった。
新学期を前に再度市役所の担当者に依頼したところ、やっと二校が手を上げてくれた。
2校がどんな体制で囲碁を取り入れるかはこれからの話である。
当方が受ける条件はただ一つで全児童参加である。囲碁の好きな子を教えて欲しいとよくいわれるが全児童でなければと断っている。
囲碁は棋道とも言う。「道」とつくからには囲碁を教えるのが目的でなく手段と思っている。道であるから人間教育が目的である。
船橋市内には放課後ルームが54か所ある。
2ヶ所から始めてどんなひろがりを見せるか楽しみである。

放課後児童会

2010年03月30日 14:58

習志野市鷺沼放課後児童会から春休みの一日囲碁指導を頼まれた。
校舎とは別棟で明るい教室である。50数名の学童が在籍しいてるが、春休みのためくるのは35名から40名ということであった。家庭で囲碁を楽しんでもらいたいので皆に9路厚紙碁盤セットと、簡単なルールを書いたプリントを用意した。運転途中、指導用の9路磁石盤を忘れてきたことに気がついた。。取りに戻ったら時間がなくなる。津田沼小児童会に磁石盤をおいてあることを思い出し、取りに寄って間に合った。
最初の5分、囲碁は友達が出来るゲームと説明し、勝ってガッツポーズしないことを話した。ガッツポーズしない理由を聞くと負けた相手がいるからと即座に答えてくれた。
アタリの問題は全員がすぐ理解した。地の説明をしたところでタイムアップ。
途中で出て行った子も戻り最後まで囲碁を打てた。
この1時間を児童会の先生方がどう見たか、丸々1時間、全員が囲碁を打っている姿をどう感じたか。
新学期でリピートがくるか興味のあるところである。


29回県大会

2010年03月28日 14:59

第29回千葉県少年少女囲碁大会が船橋市東部公民館で開催された。
参加者は280名で年々増えてきている。
千葉県こども大会でありがたいのは子供のころ県大会に出場したことのあるプロ棋士が指導碁を打ってくれることである。
手合いが重ならない限り手弁当できてくれる。今回は高尾紳路九段(昨日大和証券ネット大会で優勝したばかり)
三村智保九段、岡田伸一郎八段、岡田結美子六段、他県にはない豪華メンバーである。
4面うちを何度でも打ってくれる。自身が育った大会と思ってくれるからである。
幼稚園児、小学校低学年の参加が増えている。
懸念されるのは中学生の参加が年々減ってきていること。千葉県の中学校団体戦は過去全国準優勝ほか上位入賞したこともあるが近年参加校が減ってきている。
今日も中学生何人にも六月の学校別団体戦にチームが作れるか聞いてみた。チャンピオン戦に出るくらいだから街の5~6段は打つ子たちだが、同じ学校で囲碁を打つ友達がいないという。
ある子は入学時に自己紹介で趣味「囲碁」と応えたら半分くらいの女の子がどっと沸いたという。囲碁は年寄りの趣味と受け止められているようだ。おりしも日本棋院から千葉県の中学校チームの参加が少ないので全国出場枠を之までの3チームから2チームに減らす通知を受けた。
6月までに参加校の掘り下げが必要である。


恩返し

2010年03月24日 15:00

津田沼児童会で4年間囲碁指導を導入していただいたK先生が移動になるので今日指導者達と歓送会を開いた。
これまで囲碁指導をしているとの思いでやっていたが、一方通行でもっと児童会の先生の意見を汲み取らなければいけなかったかと思えた。
囲碁のルールは5つしかないが、面白さがわかるまでは辛抱が必要である。
一週間の45分だけとはいえ、囲碁が難しいと思う子供にとっては苦痛の時間かもしれない。4月からの指導には1年生が入るので新しいカリキュラムを組むことにした。
アタリがわかれば30級、13路盤で打てれば27級、19路盤で打てれば25級と全員に級を決め、進歩に応じて昇級させる。
もう一つ3人の指導員が囲碁に向いていそうな子を集中的に指導する。3人育てば全体のレベルが上がる。
まだ入学式を迎えていない新一年生に指導する4月6日が勝負である。
より盛んにすることがK先生への恩返しである。


考える子

2010年03月23日 15:01

津田沼児童会の今学期最後の囲碁指導日である。
このところ囲碁文化継承の会会員の海野、山田両氏に任せてきた。
児童会は3年生の3学期で卒業するので囲碁入門修了証を渡しに来た。
例のごとく15人にアイコンタクトしながら修了証を渡した。
人懐こいH君が纏わりつき9路盤で2局打つ。1局目に石を切ることを教えたら2局目で早速切ってきた。
いつも指導するS子ちゃんがお休みである。
児童会の先生がこの前から児童会に入り、囲碁を打ちたがっていると言うMちゃんと打ってみた。
アタリのルールを知っているだけであるが、一手一手真剣に考えている。
囲碁を始めたばかり、且つ小学生低学年でこんなに考える子は珍しい。
こういう子が囲碁を好きになれば必ず強くなる。
津田沼小は両氏に任せてきたが新学期にはMちゃんを教える楽しみが出てきた。


卒園式祝辞

2010年03月20日 15:03

今日は神明幼稚園の卒園式で例年通り祝辞を頼まれた。
来賓が10名ほどいる中で囲碁の指導者が指名されるのだから何かしゃべらせたいことがあるに相違ない。
神明幼稚園は囲碁のほかに茶道の先生が来て園児にお茶を教えている。
幼児教育で日本文化に触れさせることの意義を話せば良いと思った。
園児には対局前に「お願いします」終わったら「有難うございます」それと「勝ってもガッツポーズしない」を引用して挨拶がきちんとでき、まわりの人の気持ちがわかるようになったから安心して小学校に行ってください。
きっと楽しいこと、お友達が君たちを待っている、と話した。
保護者には幼児期に日本文化に触れたのできっと他の幼稚園にないものを身につけた、きっと大きな花を咲かせるでしょうと話した。
この卒園式は園長手製の花火を揚げてから始まるので明るい雰囲気に終始する。
馴染んだこどもたちが巣立つ姿を見るのは心地よい。


卒業証書授与式

2010年03月19日 15:04

習志野市立屋敷小学校と船橋市立薬円台小学校の卒業証書授与式に招かれた。
全く同じ時間なので、薬円台小は囲碁指導仲間の玉木、椎名両氏に頼んだ。
小学校の卒業式に出るのは何十年振りである。君が代は?、国旗は?と思いながら出席した。
まずは全員で国歌斉唱である。久々大きな声で歌った。
正面に大きな国旗が飾られ、校長、教頭両先生は登壇降壇ごとに一礼し、敬意を払っていた。
一人ひとりが呼ばれ卒業証書を手渡されるが「ハイ」の声、歩く姿、受け取り方いずれもきびきびしていて清々しい。
生徒による卒業の言葉はかわるがわるリード役の子供が発声した後全員で唱和する。
全員が先生方に対しては先生の方を向き、在校生には在校生に、保護者には保護者に向いて声を揃える。
また歌でも表現する。卒業生と在校生の歌による歌合せもある。
小学生が文字通り一糸乱れず行動できると感じた。よく練習したのであろう。
と言って形式ばっているのでなく、閉式の言葉を教頭が声を詰まらせたように感情があふれる場面もある。
来賓一同感動しているが、これは屋敷小だけなのか、はたまた習志野市だけなのか。
多分日本中の小学校が同じ雰囲気の卒業式を行うのであろう。
久々の小学校卒業式に出席して大安心した。

校長室の稲葉修さんの扁額


新たな拡がり

2010年03月18日 15:04

NPO法人囲碁文化継承の会は船橋市、千葉市、八千代市、習志野市、渋谷区、横浜市の各地で会員がこども囲碁を指導している。
今日新たに鎌ヶ谷市へひろがることになった。
3年前に鎌ヶ谷市のリフォーム会社ヤマシナ商事から囲碁の指導者の問い合わせがあった。
その会社は地域への感謝のイベントとしてフリーマッケットなどを年に一回開催し収益金を市に寄付している。
また、囲碁のイベントとして会社を会場に鎌ヶ谷市のこどもを対象に、こども囲碁入門を企画し実施して3年が経つ。
この教室から千葉県少年少女囲碁大会に数人の子供が参加するようになってきた。
主に指導しているK氏が地元の公民館で新たにこども囲碁教室を開くという。又公民館のほか小学校囲碁部の指導も考えている。
今日K氏は囲碁文化継承の会に入会した。
指導する場所が出来れば指導者は現れる。
世に知的ゲームの囲碁を習いたい子供は多い。一方囲碁を教えたい人もいる。それが中々結びつかない。
そのミスマッチを解消する役目を当会は担っている。
新たな拡がりは大歓迎である。

好きこそものの

2010年03月17日 15:05

囲碁寺小屋が始まり約2ヶ月が経っっている。
最初一人の筆子(寺子屋の生徒)から始まり、今日二桁になり、やっと寺子屋らしくなった。
その分師匠連中はてんてこ舞いである。2面打ちどころか3面、4面打ちとなる。
2時間半があっと言う間に過ぎ、まだ打っている子、棋譜並べ途中の子をやめさせるのに一苦労する。
小学生がほとんどなので、延長すると生活パターンが狂ってしまう。
一番遠くから来るY君はおにぎりをほお張ってから帰る。ほお張りながら宿題の詰碁を考えているのは感心である。
今日の素読。
千利休「茶の湯の教え」器用さと稽古と好きのそのうちで好きこそものの上手なりけり、
である。
素読を何にするかは入江師匠が決める。
入江師匠が出掛けにヨダログ(依田紀基ブログ)を読むと「才能というのは、好きこそ物の上手なれというのが正体なのではないかと思う」とあり、その偶然に喜んでいる。
今日初めて来た筆子のE君のお父さんの名前が紀基という。
たまたまのたまたまである。


Believe

2010年03月13日 15:07

今日は若松幼稚園の卒園式に招かれ出席した。
園児にとり一生の佳き思い出になるよう工夫されている。
朝からの式典のあと謝恩会に又招かれた。
謝恩会は毎年開かれているそうだが出席するのは初めてである。
内容はすべて世話役のお母さんの企画である。
保護者のサンシン演奏から始まり、歌、スライドショー、保護者の踊りありで2時に始まり4時半に終了した。
保護者代表、世話役代表とお母さん方の挨拶が次々とある。
泣くまいと思っているようだが越し方の思いが湧き出るのか皆涙で詰まる。
終わりはこどもと保護者の歌「ビリーブ」で締めくくる。
歌の文句ののように今未来の扉を開けるとき
I believe in future のこどもたちである。




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