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学童保育囲碁版

2009年11月28日 15:58

この前の4都県対抗小中学生囲碁大会での千葉県の惨敗、凋落ぶりに唖然としてばかりはいられない。
幸い千葉県には津田沼支部という強力な味方がいる。
津田沼支部は何度も日本棋院の会員数が日本一になった支部である。
席亭の藤崎さんは囲碁をこよなく愛している。
藤崎さんが全面的な協力を申し出てくれた。
4時から6時半まで子供に碁会所を提供してくれるのである。
さっそく千葉県少年少女囲碁連盟の主幹事が集まり、提供された場所をどう生かすか協議した。
いま学校教育の場で学童保育の囲碁指導の申し込みが増えている。
仕事を持つお母さんが増えているので、安心して子供を預けられる場が必要である。
その学童保育の囲碁版を作ることにした。
月曜日から金曜日まで4時から6時半まで子供はいつでも囲碁を打てるのである。
曜日によっては特訓道場も開かれる。
強くなりたい子は道場で鍛えられる。
30級から初段までの問題集2000題を手分けして作成することになった。
すぐに発足させようと勢い込んでいる。


市長杯

2009年11月23日 15:59

第27回船橋市長杯囲碁大会が浜町公民館で開催された。各囲碁サークルで5人のチームをつくり参加する。AクラスからDクラスまで級位者から高段者まで幅広く囲碁ふぁんが参加できる。
27年前は囲碁人口が1200万人であった。今の囲碁人口が400万人としたら大会の参加者は減るはずである。
ところがこの大会は毎年250人参加する。
一つの市で27年間参加者が変わらないのは珍しい、船橋市は囲碁が盛んと言われる由縁である。
90歳以上で囲碁を楽しんでいる人は囲碁ファンの目標であり、あこがれでもある。
これまでふなばし囲碁協会では4人表彰した。ご自宅一人、碁会所で一人、囲碁サークル会場で二人である。
囲碁サークルでは式次第をつくり表彰式を設営するところもあった。
今回は誕生日が過ぎたばかりとのことで開会式250名の前での表彰である。
ご本人は緊張したようであるがとても喜んでもらえた。
それより90歳の元気な姿に会場の皆が「ほー」と驚嘆の声が上がった。
これまで表彰のあと打つ記念対局からの印象では皆さん攻めの好きな碁を打つ。
攻める気の強いほうが長寿を保てるか。


4都県対抗小中学生囲碁大会

2009年11月22日 16:00

今日第3回4都県対抗小中学生囲碁大会が日本棋院で開催された。
この大会の生みの親と言ってもいいと思う。
3年前埼玉に住む慶應大学囲碁部の後輩K君が山下塾に子供を連れて来た。
その縁で千葉県と埼玉県の60名づつの対抗戦をやろうと提案し、浦安で開催した。
60名がみな県代表との意識で打ち、子どもたちは喜んでくれた。
またプロ棋士9名の指導碁も評判が良かった。
両県の役員が来年も続けることにきめていたが、子供たちの喜ぶ姿を見て、東京都と神奈川県にも呼びかけようと藤沢一就八段に話したことから第一回4都県対抗小中学生囲碁大会に拡大開催されることになった。
千葉県は第一回は2位、第二回は3位、第三回は4位である。
今年の総成績は39勝128敗で、勝率は2割5分くらいである。
特に東京都とは5勝50敗の大差である。
他県のこどもたちが、「5-50かよ、千葉ってヤバくねえ・・・」と、子供は正直である。
3年前埼玉県に圧勝したことから考えると隔世の感がある。
何が足りないのか。どんな手を打てばよいのか。
千葉県では子供大会の多さは他都県に負けない。その自負があるだけに何とも悔しい。
ワイングラスを傾けながら、どんな檄を飛ばすか考えよう。


二部授業

2009年11月21日 16:02

東邦祭の中で第一回子供囲碁フェスタを開催できたお礼に東邦大学の小林教授と東邦祭実行委員会飯島さんのところへ行ってきた。
子供囲碁フェスタには人出が多かったので評判が良かったとのことである。
気を良くして来年の第二回についてお願いをしてきた。
次いで千葉県少年少女囲碁大会の開催も依頼してきた。県大会の会場はこれまで船橋市東部公民館を使用してきた。
津田沼駅に近いことから会場使用の申し込みが多く、我々の連盟には年に2回と制限された。
来年の会場をどうしようか悩んでいた。
子供囲碁フェスタで使用した大学食堂は400名の収容ができる。
東部公民館講堂で参加者300人の子供大会をやるには午前、午後の二部制にしないとできない。
その点東邦大学では300人が一諸にできる利点がある。
これは子どもにとり、保護者にとり、また運営側でもありがたいことである。
これまで午前、午後に分けてやらざるをえなかった間、戦後の二部授業を思い出す。
東京では校舎が戦災で焼失して足りない。
それで一つの教室を午前と、午後の授業と二回使うわけである。
机は自分のものではない、教科書を置いてこれない、忘れ物はできない、汚すと迷惑をかける、今とは違うが不自由とは感じていなかった。
ただ午後の部になった時は勉強に身が入らなかった記憶はある。
授業時間はそれぞれ3時間が精一杯で、週に18時間ほどしかなかったが
学力は今の子供にそれほど劣っていなかったと思う。
昨年小学校のクラス会で60年ぶりに学校を訪れたら往時が鮮明に蘇った。
天井が抜けていて隣の教室の声が聞こえていたっけ。


普通部指導

2009年11月20日 16:02

日吉駅改札を出て右を見ると銀杏並木がある、黄葉しているがまさピークではない。
反対側に出ると普通部通りがある。
今日気がついたのだが、学校に行く前に信号が一つある。そこに慶応の腕章をつけたガードマンが立っている。
普通部の生徒が赤になりかけで渡ろうとすると制止する。商店街で雇ったか学校で雇ったのかわからないが下校路でのガードマンは珍しい。
今日は指導者がM氏K氏と3人そろった。囲碁部員もいつもより多く集まっている。
中学生ともなるとやる気になれば進歩が早い。
このうちのI 君は成長著しい。ボロボロの碁だったのが見違えるほど石がしっかりしてきた。
「どうしたら強くなれますか?」にボロボの碁を治すには詰碁が必要と考え「官子譜1~4巻に取り組むよう勧めた。
力からいって難しいと思ったが、ほぼひと月で1巻を読み終わった。
話してみると詰碁の面白さが分かってきたようだ。
こうなればしめたもので4~5段まではすぐに行くと思う。
普通部の囲碁部にWEB対局(ボード碁)を薦めたら、ほとんどの部員が打ち出した。
打てば響くようにかえってくるのでやりがいがある。


趙治勲杯囲碁大会

2009年11月19日 16:03

JFEスチール株式会社は川崎製鉄と日本鋼管が合併した会社である。
千葉製鉄所では地域社会とのコミュニケーションを図り、ちばまつりを毎年開催している。
今年で27回になる。
11年前からちばまつりの中で趙治勲杯囲碁大会を開催している。囲碁大会の中に子供大会が入っている。
この大会は参加費無料、昼食・参加者付き、優勝カップ・入賞額の立派さから大変評判がよく近隣の囲碁ファンに最も人気のある大会である。
当初は大会400人のうち70人が子供の枠であった。
昨年から大人より子供中心の大会になり、大人100人子供150人の大会になっている。
3年間面倒を見てくれた担当者が転勤になり、新担当者と今日来年度の打ち合わせを行った。
来年12回大会も子供150人の大会で個人戦、団体戦、ダブルス戦と決まった。
昨今の事業会社の業績悪化により囲碁界へのスポンサーシップは激減している。
そんな折来年も例年同様規模で開催されるのはありがたいことである。
思えば千葉県少年少女囲碁連盟がJFEと縁ができたのは日本棋院元理事長の加藤正夫さんのおかげである。
加藤さんが亡くなる数ヶ月前に千葉県の子供大会は連盟役員の手弁当で開催している状況を話したら、良い人を紹介しようと、JFEの当時社長の江本氏のところに連れて行ってくれた。
江本社長に会ったその場から当連盟は協賛を頂き、今日まで続いている。
加藤正夫さんの播いた種が芽を吹き、育っていることに改めて感謝する。

1年に3000局

2009年11月16日 16:04

ふなばし囲碁協会では90歳以上で囲碁を楽しんでいる方を表彰している。
今日3人目のSさんを日本棋院ごえん支部で表彰した。
記念対局をお願いした処、早打ちで30分で2局打てた。
切るべきところは切り、守るところは守り、ボケとは全く無縁の囲碁を打つ。
兵役で終戦時スマトラにいたときに囲碁を覚え、爾来55年楽しんでいる。
バスの定期券を買い、毎日ごえん支部がオープンする12時に来て、4時過ぎまで打つ。
早打ちで1日10局は打つそうだ。
計算すると月に250局、年に3000局になる。
90歳代で年に3000局打つのはギネスものだと思う。
今は唯一の趣味でいくら打っても飽きないとおっしゃる。
囲碁ファンの目標となる方である。


一枚の写真

2009年11月15日 16:06

陶芸のK先輩から面白い数字を聞いた。
日本の男性の65歳以上が1200万人75歳以上が400万人台とのことである。
偶然だがこれと同じ数字が20年前の日本における囲碁人口1200万人、最近は400万人と言われている数字である。
実感では400万人はいないと感じる。何より30代、40代で囲碁を打つ人はほとんどいない。
囲碁を以前のように隆盛にするには囲碁の認識を高めなければと常に考えている。
先週の東邦祭の子供囲碁大会について地元のケーブルテレビに取材を依頼した。
幸い小学校での囲碁指導を取材してくれたカメラマンの方が来てくれ、ニュースの枠で4回放映された。
船橋市では広報紙を月に2回発行している。今号一面のテーマは西安市と船橋市友好都市15周年である。
市民レベルでの交流として囲碁交流を取り上げている。その記事に8歳の女の子が国際親善囲碁大会で対局している写真を掲載してくれた。
船橋市人口は60万人を超えた。広報紙は市民によく読まれている。
可愛いい女の子が囲碁を打つ姿が載っている。
この一枚の写真がどれほど囲碁の認識を上げるのに役だったことか。


藤崎児童会

2009年11月12日 16:07

藤崎児童会の囲碁指導に行ったら「児童会の相談員です」と自己紹介されたF氏に会った。
子供たちは先生、先生と呼んでいる。聞くと前の校長先生だった。
囲碁だけを教えているのでなく、礼儀も教えていることを知ってもらおうと、打ち始める時の挨拶、終わってからの挨拶、中座するときの挨拶を話し、「囲碁って勝ってもガッツホースしないんだ、なぜだと思う」と子供たちに聞いてみた。
パッと「相手に悪いじゃ」と答えたのはなんといつも先生を手こずらせているK君であった。
つい「いつも叱られているK君すごいね正解!」と褒めてあげた。
児童会の先生は来月のクリスマスの時、囲碁大会をやりましょうと提案している。
初心者から15級までの囲碁大会を皆に楽しんでもらうにはどんな仕掛けが良いか?
これを考えるのも楽しみなことである。


ガッツポーズ3

2009年11月11日 16:08

神明幼稚園の囲碁指導が新型インフルエンザの影響で2週間延びた。
今日はいつも一緒に指導する園長が来客のため参加できなかった。
前回の指導の時、「囲碁って勝ってもガッツポーズしないんだよ。どうしてだと思う?」との質問を園児にしましょうと園長と話していた。
今日二クラスで始める前に「お願いします」終わったら「ありがとうございます」席をはずすときは「失礼します」がマナーと話したあと、「昔からガッツポーズしないんだ、何故だと思う」と質問したらすぐAちゃんが「負けた人が前にいるから」他のクラスではEちゃんが「負けた人に悪いから」と答えた。
「そうです、日本人は昔から負けた人の気持ちを考えるんだよ」と説明した。
この話を午後峰台小学校囲碁部に話したら「やはり「負けた人に悪いじゃ」の答えが返ってきた。
このクラスのニュージーランドからのP君は?
これらのことから日本人には今でも惻隠の情が伝わっていると考えるのは楽天にすぎるか?
それにしても園児の答えは嬉しかった。




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