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負け惜しみ

2009年08月04日 16:48

夏休みだと学童保育の子供たちは少なくなる。
それだけに余計来ている子供たちの顔を見たくなる。
囲碁指導のYさん、U君も同じ気持ちである。囲碁の
先生が3人いると40分過ぎた頃にはせんせいの手が
余るようになる。いつもは誰かが時間過ぎても打ち
たがるので、30分くらいオーバーする。
今日は時間通り終わり、U君と一緒に碁楽教室に
向う。
この教室のMさんはK大の工学部出身だが文系の
雰囲気をもった人物である。私には大変馴染んで
くれている。
桜の時期には女房ともども自宅に満開の桜を愛で
ながらの手料理をふるまってくれた。
「山下の頼みは自分にとり命令です」などと言って
くれ、大抵のことは聞きとどけてくれる。
今日の指導碁で形勢が悪くなると「先生に勝っては
先生の立つ瀬がないから弛めた」と負け惜しみを言う。
終局後、真顔で「先生に失礼なことを言いました」
などと言うところは可愛げである。
囲碁を通じて友情を育めるのはありがたい。


長幼の序

2009年08月03日 16:50

船橋市いきいき同窓会第35回親善囲碁大会で祝辞を
述べた。
いきいき同窓会とは市民大学の卒業生の同窓会である。
船橋市では昭和58年に老人大学校を設立し、平成16年に
組織替えと名称を市民大学校として、市民に仲間つくりと
地域活動の参加を促している。
老人大学校とはいかにもネーミングが悪い、市民大学校
の方がなじみやすい。
入学資格は60歳以上であるから、老人には違いない。
ただ最近の平均寿命は男79歳、女性86歳であるから60歳
はまだ元気盛りではある。
囲碁大会は年に二回開催しているから18年続いている。
今日の参加者はこのところ増えて50数名である。級位者も
参加できるように3クラスに分けてある。
4局対局してスイス方式で順位を決める。最近の囲碁将棋の
大会は組み合わせ、順位の決め方が楽なのでほとんど
スイス方式で行われている。
この親善大会でユニークなのはスイス方式で同点の場合の
最後の決め方が年上を上位とする点である。
以前、年も同じことがあり、誕生月で決めたこともあるという。
長幼の序が生きている嬉しい会である。


泣いた烏がもう笑う

2009年08月02日 16:51

今日第8回ふなばし囲碁フェスタを開催した。主催は
ふなばし囲碁協会、後援は船橋市役所・船橋教育委員会、
スポンサーは囲碁将棋チャンネル・JCN船橋習志野。
幼稚園児から80歳超までの市内囲碁ファンの集いである。
この大会はスポンサーが付いているので賞品・参加賞が
豪華で人気を博している。
ケーブルテレビ代表選抜戦、一般戦6組、子供3クラスの
総勢100名の大会である。
最年少6級の幼稚園児が第一局で形勢が悪くなったら
涙が止まらなくなり、ぼろぼろ涙をこぼしながら打っている。
何ともいじらしいが、この悔しがりは次のステップアップの
バネになる。頼もしく感じる。
ほかに同率になり抽選で4位になって入賞を逸し、悔し涙
が止まらない子もいる。
勝ち負けの出る勝負事での体験は勝つにせよ負けるに
せよ、それぞれ意味がある。
もっともいつまでも涙が出ているわけではなく、けろっと
明るい顔になるので微笑ましい。
泣いた烏がもう笑う。


日に新たなり

2009年08月01日 16:52

千葉県少年少女囲碁連盟は県内の子供囲碁大会を
年に8つほど催している団体である。大会運営の
実行部隊であるだけに、いつも新たなことに取り組む
意欲がある。
今年の役員研修会は何と伊勢神宮参拝である。
これまで研修会は県内にとどまっていたが、今春の台湾
子供囲碁事情視察から県内を飛び出し各地を訪問する
ことになった。
ピアニストの中村紘子さんが「伊勢神宮にある静けさは
誰にとっても必ず戻っていく場所、よりどころとしてある」
とおっしゃっていることに同調するわけではないが、参拝
することになった。
次いで、囲碁を取り入れる小学校は多くなったが、中学校
になると激減する状況をどうするか、囲碁導入に必要と
する贈呈用の碁盤石はどんなものが適しているか、
役員全員で考え、行動している。
囲碁を取り巻く環境は30年の間でずいぶん変化している。
その変化に対応すべく当連盟も歩みを止めてはいない。


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