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琴棋書畫(キンキショガ、君子の嗜み)

2009年06月30日 17:11

今日は子供囲碁指導が重なっている。
まずは慶應義塾普通部2年生クラス。今回は
氣賀先輩と囲碁部代表の足立君が手伝ってくれる。
教室に入ろうとすると似顔絵を渡された。周りを囲み
「似ている」「似ていない」半々で盛り上がる。
こんな怖い顔?と思い、見てみると線を丁寧に書いて
くれている。



4回目だがアタリの形がほとんど全員理解しているよう
なので、9路盤で本当の囲碁ルールで対局してもらう。
あちこちで「これで終わりですか?」の声が掛かる。
これなら2学期から19路盤での対局ができる。
次いで津田沼小学校棋道部の指導、今までは将棋の
方が多かったが今日は囲碁を打つ子が多くなっている。
会話の中で「院生」「テレビで有名に」とか出てくる。
大人は氣づいていないが「ヒカルの碁」アニメが子供
の世界では人気になっている感じがする。
ラストが津田沼小学童保育の囲碁指導である。
今日は囲碁を打つより子供たちの名前を丁寧な字で
書いてあげた。メモに書いたのだが大事そうに
仕舞っている。また連絡帳にも普通より長い文を
書いた。
今日は子供たちと「琴棋書畫」の棋書畫の交流日である。

五合枡より一升枡

2009年06月28日 17:12

船橋市つくば市市民親善囲碁大会は今日で15回目を
迎える。双方70名ずつ3j回打ち勝ち数の多いほうの
市が勝利する。
今年はつくば市カスミセンターで開催された。会場には
人形作家の佐藤尚子作成の対局風景と毎年審判を
務める鄒海石七段をモデルとした人形も飾られ、会場の
雰囲気を和らげた。



つくば市はノーベル賞受賞者が出て、市の勢いがあり、
船橋市は活発な子供の囲碁普及により多数の小中学
が参加した。
結果、つくば市の勢いが勝り102勝83敗1ジゴで
つくば市が10回目の勝利を収めた。
この親善大会の特色は大会終了後の懇親会にある。
毎回30名ほどの両市有志がカラオケ合戦となる。
懐メロ、最新曲、軍歌、演歌、ピンクレデイの振り、
2時間半の交歓が交わされる。
「五合枡より一升枡」かかる交歓には酒は多いほど
興が増す。

速いが勝ち

2009年06月24日 17:14

船橋市立薬円台小学校の囲碁部は昨年から
指導している。
第一回は峰台小の第一回とかちあったので、
玉木、椎名両氏に任せた。
今日が第二回目である。部員は24名で、昨年
から続けての部員は3名いるが、クラブ活動の
定員25名のほぼ満杯である。
前回はあまり時間がなかったので、ルール説明
に終わったようだが、アタリの問題を出すと全員が
正解である。
机には19路盤8面と13路盤2面が向かい合った
生徒の前に置いてある。いささか乱暴だが9路磁石盤
で地取りの模範試合を行った後19路盤で10組、
13路盤で2組で打たせた。
これまで、子供の指導では幼稚舎6年生を3回目で
全員19路盤で打たせたのが最短記録である。
今回は時間きれで終局まで打てなかったが、子供
たちに19路が広いとの抵抗感はなかったようである。
7月の3回目には19路盤12面揃えて何組終局まで
打てるか見ものである。
「さあ善は急げ、速いが勝ちだ」


船橋幼稚園2

2009年06月16日 17:17

船橋幼稚園年長組2回目の囲碁指導。
3クラス共に「お家で囲碁をやった」と聞くと
「ハーイ」とほとんどの子が手を挙げる。
「お父さんとやって勝った」という子が一番多い。
幼稚園児は誰かが元気よく手を挙げると皆
ワッと一斉に手を上げる。
問題を出しても同じである。手を挙げたから
分かっていると思うとわかっていない。
手をあげていない子が存外分かっている。
問題を出して一番困るのは前に出てきて
固まってしまう子である。せかせるのも
嫌だから「囲碁って考えるから待っててね」
というが3分もすると騒ぎ出す。そんな時は
ほかの子を出して二人で考えてもらう。
二回目の指導になると個人差が出てくる。
特に家でやっている子は込み入った形の
アタリでも分かっている。



教室を出る時「面白かった」という子がいると
ホッとする。
今日たまたま船橋幼稚園の送迎バスが止まった
時に、通り過ぎたら「ママ囲碁の先生」と指さす
子がいた。
振り返り、手を振る。足取りが軽くなった。

ガッツポーズ

2009年06月10日 17:19

峰台小囲碁部の初囲碁指導。サポーターは宮本公民館
囲碁サークルの鈴木、大塚の両氏。
囲碁部にと呼びかけて18名も集まったのは嬉しい。担当
の大宅先生の熱意による。
4年生6人5年生10人6年生2人である。
次回の予定は10月なので45分間で9路盤で打てるよう
に講義をする。まずはマナーから入る。それからルールに
入り鈴木氏と模範試合を見せる。生徒とも模範試合をして
から全員で打たせる。二組ほど終局できた。
少し,はしょり気味に講義して打たせるほうが理解が速い。
野球と同じようにまずはボールを投げ、バットで打たせる
ことに因って面白がらせるほうが速いの同じである。
ただこの囲碁部にひとりニュージーランドからのP君がいる。
いつも子供に対して「どんな悔しい負けかたをしてもありがとう
ございますと言い、勝ってはガッツホースをしない、それは
負けた相手を慮る日本の文化であり伝統だ」と話している。
P君勝ったら、声を上げて大きくガッツポーズをしている。
この囲碁部にガッツポーズはどう指導すれば良いのだろうか。


縁と月日は巡り合う

2009年06月09日 17:21

若松幼稚園4クラス、サポーター海野、玉木、菊池各氏。
今回は尾木理事長も一緒に囲碁遊び。



習志野市立屋敷小学校、サポーター八巻さん。
囲碁将棋部13名初指導で新校長先生に挨拶する。
「おやっどこかでお会いした」3年前習志野市教育委員会
に囲碁指導を申し込んだら、学童保育の先生の会議に
囲碁の効用を説明する場を与えられ、その時の担当者
が麻生博子新校長先生であった。そして麻生先生は
旧知の女性経営者で有名な囲碁愛好家Sさんの
姪御さんであるという。
「縁と月日は巡り合う」か。
津田沼小棋道部と学童保育は海野、山田両氏にお任せ
する。
夜は公民館囲碁サークル碁楽教室での指導。今日一日で
何局打ったことやら、頭を使ったから頭が良くなったかな?

八千代市立大和田西小学校囲碁指導

2009年06月08日 17:22

毎年八千代市教育委員会に「ふれあい教室」囲碁
指導でエントリーしている。これまで学童保育所で
の囲碁指導は何カ所が続いている。
今回八千代市で小学校クラブ活動での指導を依頼
されたのは初めてである。サポート役はNPO仲間の
宮崎祐治と加納文夫両君である。
サプライ1、
クラブ活動の教室に入るとなんと山下塾塾生の
佐々木海君(3段)がいる。総勢32名に三つのマナー
(お願いします・ありがとうございます・マッタしない)
とルールを教え9路盤でゲームを始める。
このクラブは囲碁将棋部であったが、全員に囲碁を
教えたところ将棋に入った子も囲碁を面白がってくれた。
サプライ2
大熊正雄校長先生は囲碁4段の腕前という。昔は
学校の先生には当直があり、それで囲碁を打つように
なった方が多かった。
今教員で囲碁を打つ方はほとんどいない。
冗談半分に私は街の十段ですと言ったら次回の
クラブ活動の指導後、校長先生と烏鷺を戦わせる
約束になった。
こんなサプライは滅多にないことで、大和田西小を
八千代市立小学校の囲碁メッカにできると思った。

しらみつぶし

2009年06月06日 17:23

プレシア囲碁教室(山下塾ジュニア組)の定例会。
1週間前に出した宿題60題を半分くらいの子が
解答を持ってきた。
1問だけ盲点があるのか、みな間違えている。
代表選手が前に出て、磁石碁盤で5通りあった手を
一手一手打っていき、正解に達した。
このように「囲碁はしらみつぶしに手を調べて考える
ゲームだよ」と考え方の初歩を指導した。
「しらみつぶしって何ですか」「えっ」そうか、今の子供は
虱を見たこともない。まして衣服に、髪の毛にたかった
虱なんかしらない。
今の子供に「しらみつぶし」(かたはしから残らず調べたり、
処理すること)に変わる言葉は何でしょうか、
どなたか教えてください。



終わり際にイオ君が「今日が僕の誕生日」という。
急遽お母さんに白板にケーキを書いてもらい、皆で
「ハピーバースデイ」を大合唱し、気持のプレゼントを
贈った。

縁無止境

2009年06月04日 17:24

船橋市立峰台小学校の大矢先生から囲碁部を
作ったので今年から指導してほしいとの依頼が
あった。希望者を募ったところ18名が集まった.
大矢先生とこれからの指導について説明して
いたところ、なんと先生は囲碁私塾山下塾の
塾生菊池姉妹の学校である船橋小学校から
転任してきたばかりという。
菊池姉妹についてはよくご存じであった。
世の中広いようで狭い,いや同じ船橋市内で
あるから狭いようで狭いというべきか。
船橋小は昨年の千葉県大会で準優勝して
全国大会に出場した学校である。
なザその学校に囲碁部ができないか聞いて
みた。
学校によりクラブ発足の決まりがあり、
峰台小は先生が作ろうと思えばクラブはできる、
一方船橋小は生徒が10人集まればクラブが
できるとの説明であった。大矢先生は船橋小
の囲碁での活躍を知り,生徒とともに囲碁を
覚えようと思っているとおっしゃる。
塾生から広がりであるこの縁を大切に育てて
みたい。
「縁無止境」エンムシキョウ。縁ハ止マル境ナシ。
私の勝手な造語。どの4字熟語にも載っていない。
碁の縁には境がないのは実感である。

津田沼小囲碁指導

2009年06月03日 17:25

習志野市立津田沼小学校の学童保育の場と
(毎週火曜日)、棋道部(年間10回)を数年間、
囲碁指導を行っている。
このところ毎回ゆけないので、NPO法人囲碁
文化継承の会の仲間、山田勝彦さんと海野油造
さんに任せてある。
久々行くと棋道部のリーダーにS君がなっている。
彼とは学童保育の囲碁指導で2年ほど付き合いが
あった。どちらかというとナヨナヨ系で目立た
ない子であった。
ところが彼を見てびっくりした。きびきびと部を
まとめている。「エツあの子が」というほどの
成長ぶりであった。久しぶりの囲碁指導対局でも
自信にあふれた打ちっぷりである。
彼は小学生の頃の一番大切な「知恵」を身に
つけつつあるようだ。
楽しみなことだ。



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